「gundam22v」さんのページ

「くも漫。」作者による「くも漫。」前の物語。「くも漫。」では少し言及があった失踪がここまで酷いものだったとは。いつものノリでなんとか重くしないようにしていますが、隠し切れないほど重さが滲み出ます(絞り出しながら深い傷を語る的な)。エピソードインパクトとしては「くも漫。」に劣り、「僕友」に比べると曝け出す身勝手さ、失踪心理、本当に失踪するとどんなに苦しいかなど内容は深いですが、一方でこの重さが好みが割れるという位置づけかと。一作読むなら「くも漫。」だけで十分とは思いますが、「僕友」と一緒に読んで掘り下げられる感じはありました。仕方ないですが作者が本件を引きずったままで、体験談エッセイもネタ的に大変だろうなと感じて、今後が気になります。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2017-01-15 17:29:54] [修正:2017-01-15 17:29:54]

月別のレビュー表示