「臼井健士」さんのページ

総レビュー数: 439レビュー(全て表示) 最終投稿: 2010年06月18日

人気ゲーム「ドラゴンクエスト」の初作が誕生するまでの秘話。
ファミコン黎明期に初のRPG作品として発売されたドラクエは後のRPG作品に絶大な影響を与えた。

発売元のエニックスに「堀井ゆうじ」「中村光一」「すぎやまこういち」らの才能が結集され、多くの試行錯誤の末にシリーズ化される大ヒットに繋がっていくのだった。

伊豆大島への旅行がドラクエの世界観の構築に繋がったりだとか、
ゲーム音楽に作曲家のすぎやまこういち先生を起用するのは当初は反対意見が多かったとか、後半の展開が単調なので、完成間近の段階でモンスタープログラミングを全部組み直したとか、制作側の苦労が語られている。

「面白いゲームを世に送り出したい」という志がゲーム史上に大きな金字塔を打ち立てたのだと知れます。

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[投稿:2010-12-11 18:41:33] [修正:2010-12-11 18:41:33] [このレビューのURL]

アトランティスをテーマに考古学を絡めた漫画として、このサイトでも高評価の「MASTERキートン」の後釜のような作品になるかと期待していた。
連載開始時には確かに。

でも完結した今では、その期待は「肩透かし」に終わったと言わざろう得ない。

「家栽の人」のヒットで知られる作者だが、絵柄で人物が「ずんぐりむっくりした印象」が強く、どうにも滑らかではない点。

そして戦闘もこなせるキートンに比して、体力的には弱い主人公はトラブルに巻き込まれるであろう展開が判っているのに、非常に弱い。

他の方も言う様にラストシーンも問題があり、上手くまとめたとは言い難い。

「キートン」とテーマは似ても比較するのは無理だった。残念。

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[投稿:2010-12-11 18:17:18] [修正:2010-12-11 18:17:18] [このレビューのURL]

評価するのが一番難しい漫画だ。

良い点は医療の現場に潜む「暗部」を白日の下に晒したという点。それまでは「医療漫画」と言うと、天才的な医師による痛快な活躍を描いた感動ストーリー・・・・ばっかりだったのだから。
逆に悪いのは主人公が「見習い医師」のため、広く問題提起はするのだけれど「根本的な解決策」が提示されず、結論は「それは、これからの我々が考えていかなければならないのだ・・・・・・・」(完)、で終わってしまう点だ。
確かに「現実の問題」を題材にしている以上、そんなに簡単に解決策が出るわけ無いということは百も承知なのだが。

タイトルに「ブラックジャック」を出したのは「哲学的なテーマ」を盛り込んで、光の部分も闇の部分も含めて「人間賛美を謳い上げた」手塚先生の作品に相対するという意味を持たせたかったからだと私は捉えているのだが。
ただ・・・このタイトル故に「医療漫画中では最もメジャー化」したと言えなくもないので、そこは賛否両論あるところだろう。
私はより多くの人間に対して「問題提起」を促すために役立ったのでOKと許容。

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[投稿:2010-12-11 18:08:09] [修正:2010-12-11 18:08:09] [このレビューのURL]

確かにグルメ漫画・料理漫画に新風を起こした作品だと思う。
綿密な取材・確かな説得力がある。
けれど、キャラと展開には明らかに問題があるのでは?
とにかく、仕事上のトラブルから同僚の人生相談、さらには国際社会の問題まで最終的に「食」が解決してくれるという展開が我慢できない。
それなのに山岡と海原雄山の親子の対立はいつまで経っても解決できないという矛盾。
連載中の時間の経過によって栗田は年をとったが、山岡はなんと若返った(笑)
富井部長のダメぶりも見るに耐えなかった。社主もだが、無能な上司が多すぎ。リストラされないの?

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[投稿:2010-12-11 18:01:56] [修正:2010-12-11 18:01:56] [このレビューのURL]

ドラゴンクエストシリーズ中、最もストーリーが重視されている作品の漫画なのに、完全に失敗作。

何が間違いかって描いている作家自体からして間違い。こんな絵じゃ戦闘シーン描けませんよ。さらにデザインからして狂っていませんか?第1話でテンがソラに手を差し出すコマなんて明らかに手の描写がおかしいでしょ。
仲間のモンスターはホイミスライムが変なディフォルメが入っていて不快だ。
それと・・・主人公がビアンカを助けるためにデモンズタワーに行ったとき仲間モンスターは一緒に連れて行ってるでしょ(汗)
1人だけで行くなんて有りえないって。

さらにテンが主人公とビアンカの息子にしてはアホ過ぎる。
作中で1回だけソラがテンのことを「お兄ちゃん」と呼んでいたが、兄と妹と正式に決定されたのはプレステ2に移植されたときなのだから、連載開始はそれ以前と来れば「兄と妹」ではなく「姉と弟」にしても良かったのでは?
そうすれば「気が強くて勇敢だが、勇者である弟に対して劣等感のある姉」と「勇者だが優しく、姉に対しては頭が上がらない、戦いには決して向かない弟」という性格付けもありで、2人の内面の描写が掘り下げられたと思うのだが。
かつての主人公とビアンカの関係ともダブルし。
「勇者としての男の子」の他者には決して分からない孤独と使命の重さを理解して、包み込むように守ってあげる存在という意味では「妹」ではなく、「姉」でなければならない。絶対に。

ただそれとしても作家を別の人にすることが大前提だが。

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[投稿:2010-12-11 17:57:18] [修正:2010-12-11 17:57:18] [このレビューのURL]

原作小説の漫画版らしいですが、原作は未読です。

高校生の小鳩くんと小佐内さんは「小市民」を目標にしている同志。
日々、平凡に暮らしたい2人の周囲では何の因果か変な事件ばかりが起きて・・・・。

探偵系漫画に一応は属して良いのか?
ただ、主人公カップル(?)の関係は謎!のひとこと。

別に「金田一」や「コナン」みたいに偶然に殺人事件に巻き込まれていく
なんていうことは全くなく、極めて小市民的な日常的事件ですのでご安心を。

作画担当の方の絵の上手さで、ジャケ買いしてしまった身ですが、
意外にも損はしませんでした。

巻末にお菓子のレシピでも掲載する遊び心が欲しいところです。

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[投稿:2010-12-05 17:20:41] [修正:2010-12-05 17:20:41] [このレビューのURL]

8点 一平

警官・刑事漫画のヒューマンストーリーとしてはこれが頂点ではないかと思う。
ジャンプの某警察官漫画とは比較対象にすらならないシリアスな展開と完成度。
連載雑誌がメジャーでなかった関係からか現在は絶版か・・・・?
絵も巻を重ねるほどに上手くなっていったのだが、登場人物の顔が縦に長く伸びたのが唯一の不満点。
刑事になってからはヒューマンドラマにより一層の磨きがかかり、特に最初に一平が経験した殺人事件は印象的な話だった。
しかし・・・最後のマフィアとの国内での銃撃戦はちょっと無理のある展開だったか。

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[投稿:2010-12-05 17:17:25] [修正:2010-12-05 17:17:25] [このレビューのURL]

作者の出世作にしてジャンプ黄金時代のバトル漫画の代表作。

当初はハートフルストーリーだったはずだが、3巻以降は妖怪バトル路線にシフトチャンジ。さらに「暗黒武術大会」でトーナメント路線になり、ジャンプでも最大級のヒット作へと変貌していった。

但し、少年誌にありがちなお決まりの「勧善懲悪」路線ではなく、人間の暗部などをしっかりと描いた点は評価に値すると思う。
「仙水編」の能力者の存在は後の「ハンター×ハンター」での念能力の原型になったと思われる設定だ。

その後の「魔界統一トーナメント編」で長期化によるバトルのインフレが顕著になり、作者も続けるのがイヤになったのか唐突に終了した。

飛影が妹の雪菜とは母親が違うと話していたはずが、いつの間にか「同じ母親から生まれた双子」ということになっていたり、幽助が魔族だったりなど設定の後付による矛盾が顕著。

但し、トーナメントでの蔵馬VS鴉でのセリフ回し
鴉「さ、お祈りの時間だよ・・せめて楽に死ねますように・・・」(蔵馬にトドメを刺そうとして)
などにセンス感じられ、人気作家になったのも納得です。

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[投稿:2010-12-05 09:57:10] [修正:2010-12-05 09:57:10] [このレビューのURL]

「こどものおもちゃ」に似ているというのは、確かにあるかもしれませんね。
作者が読んでて影響を受けた可能性はあります。ま、完全なオリジナルなんて有り得ないんだから
「既存のもの同士のいいとこ取り」とか「設定を変更すること」で別作品として成立させるというのもありだと私は思っています。面白ければ。
勿論「あからさまなパクリ」は問題ですよ。

親友である女子を追って超能力者ばかりを集めて構成している学園に侵入した少女・蜜柑。
傍から見たら羨ましがられるような能力を持った人たちも、決して「望んで能力を得たわけ」ではなく、むしろ隔離されて生活を送っているに等しい立場に精神を病む人間も出てくる。
蔓延るイジメや、能力を使った嫌がらせ、仲間外れ・・・といった「お約束の洗礼」が蜜柑を襲うが、親友の傍にいたいという気持ちと天性の前向きさで徐々にクラスメートたちに認められていき、学園内に自分の居場所を形成していく・・・っていう、ある意味「王道って言えば王道の物語」。

「実は何気にスゴイ能力を持っている」「出生に秘密がある」「主人公の魅力でバラバラのクラスをひとつに結び付けていく」という設定も最早「お約束」で、特筆すべきようなものでもない。
舞台が「超能力者の学園」で「個性的な能力者が続々と登場する」っていう点で差別化を図っている以外は王道的な漫画と思います。

ただ絵的に「シリアス」よりも「ギャグ」「コミカル」のほうが似合います。
なのでこの絵で「シリアスな話」をされてもちょっと浮いているような気配が消し切れないのが難点。

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[投稿:2010-12-05 00:27:08] [修正:2010-12-05 00:27:08] [このレビューのURL]

この作者・・・・もう漫画家を廃業されたほうがいいと思います。作家としての実力が無さ過ぎる。
これも、とにかく商業誌に堂々と載っていていいレヴェルの作品ではない。只管に「つまらない」のひとこと。
もう新連載を始めても、掲載誌を移籍しても結果は同じでしょう。「テンテン」の長期連載からして何かの間違いだったのですから。

「次回作にご期待ください」って・・・読者の大半が期待しているのは多分
「一体、今回は何週(何回)で打ち切りになるんだろう?」
ってことだけだと思います。
ただ、下手にデビューさせてしまったジャンプ編集部の犠牲者という点では同情の余地は多少はあると思うのですがね。
このまま惰性で漫画家を続けていても仕方ないでしょう。

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[投稿:2010-12-05 00:25:42] [修正:2010-12-05 00:25:42] [このレビューのURL]