「gundam22v」さんのページ

未読ながらタイトルは知っていた超有名な原作の漫画化(導入は同作者の別事件)。ただ登場人物、舞台も当時の日本というアレンジがあります。そしてアレンジしながらも原作の良さを十分に引き出して漫画化出来ていたのではないかと。

話には引き込まれて、劇場型事件の展開やミスリード含めたその謎解きと真相は素晴らしさがあり、古典ながら現代でも言われるだけはあるなと。日本人化と言いながら主人公「灰色の脳細胞」ポアロはほぼ原作的な容姿やキャラなのではないかと思えましたし、その魅力は満載でホームズに並ぶ世界的な名探偵(架空キャラで)だと伝わるものがありました。

女性の顔の描き方が男性チックな感じ、正直日本にあえてアレンジした意味があったのかどうか疑問が残る(原作既読者が違和感なく読めるのかは疑問)、など気になるところはありましたが、世界的原作を漫画化したと言える出来の作品でなかなかの秀作だと思います。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2016-07-09 07:36:10] [修正:2016-07-09 07:36:10]

月別のレビュー表示