「gundam22v」さんのページ

総レビュー数: 644レビュー(全て表示) 最終投稿: 2010年12月06日

7点 蟻地獄

同じ原作者の「トリガー」は個人的に期待外れなところがありましたが、こちらは面白かったです(「トリガー」よりも話題になっていない感じですが)。

アウトローサスペンス作品です。続きが気になって引きつけられて、多少強引なところもありましたが、スピード感があり、二転・三転する展開やどんでん返しは驚かされました。最後にたどり着いたまとめ方と読後感も良かったです。絵もとても上手いですが、「我が名は海師」の時が一番良かったと思います。「トリガー」でも窺えた「北斗の拳」風の濃すぎる感じがしました。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2017-07-15 05:07:49] [修正:2017-07-15 05:07:49] [このレビューのURL]

小学生を舞台としているかわいい絵柄のコメディ漫画ですが、大人向けにギャグが下ネタを徹底していますから、かなり人を選ぶ作品かと。自分は駄目でした。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2017-07-15 04:52:50] [修正:2017-07-15 04:52:50] [このレビューのURL]

1988年の近未来SFロボット漫画。電話関係の所などには今読んで古さを感じますが(現在が飛躍的過ぎか)、概ね古さを感じないのが素晴らしいです。取り扱われた警察の現実、企業の闇、外国人就労問題、環境テロ、人身売買などは現在にも通じる普遍性があります。動きがゆったりではありますが、ロボットであるレイバーの格好良さと格闘は引きつけられます。

大ヒットドラマである「踊る大捜査線」にも影響を与えた警察組織を扱いながらの、コミカルとシリアスのバランスは見事です。主人公泉野明の普段不真面目なのに、いざという時頼れる上司後藤隊長とトリックスター的で今でいえばサイコパス愉快犯である内海の存在は印象的。

欠点としては特に熱があるというようなシーンがある訳でもなく、展開としても後半に行くにつれてグダグダしたかなとは思います。主人公の警察志願理由、遊馬と父親の確執問題、裏金疑惑、内海以外の極東マネージャーや黒崎らの報い、伝聞で終わったおタケさんのその後など放置されて終わったような部分も散見しました(廃棄13号事件での女科学者の父親と博士の間には何があったのか、途中の札束問題でも強盗じゃないという以外には語られなかったり、本作はもともとそっけない部分がある)。

しかし、本筋で争った内海との決着はついてますし、主人公視点の成長物語としても一区切りはしています。第一話と最終話のタイトルを対比させる演出にはグッと来るものがありました。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2017-07-12 21:03:44] [修正:2017-07-12 21:03:44] [このレビューのURL]

女子力をテーマにしたコメディ漫画。「漫画アシスタントの日常」での絵が好みだったので、設定上は美人じゃないのに可愛い女の子達は良かったですけど(サービスシーンもあり)、全体的に可もなく不可もなくですかね。「漫画アシスタントの日常」でも見られた暗いリアル思考的な部分はコメディ漫画ながら漂っています。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2017-07-12 20:30:06] [修正:2017-07-12 20:30:06] [このレビューのURL]

最近完結した作品ですが面白かったですね。吸血鬼(といっても伝承が盛っているという設定で危険性は大したことない)と人間の共存が軋轢を抱えつつなされている現代世界観ですが、違和感なくそれが受け入れられるような設定と空気感、内包する差別や対応する行政の実態などは現実感があります。加えて猟奇殺人を軸としたミステリー作品なのにどことないユルさやキャラ達のやりとりが個性的で流石ベテラン漫画家だと感心しました。

熱さや緊張感には乏しく地味と言われたら否定出来ない面はありますが、それも持ち味なのかなと。毎巻ごとに区切りはありつつも、ゆっくり核心へと迫って綺麗に畳んだ作品なので、完結した今こそ一気読みが薦められる作品です。

ナイスレビュー: 3

[投稿:2017-07-09 07:15:14] [修正:2017-07-09 07:16:53] [このレビューのURL]

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