「臼井健士」さんのページ
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3点 耳をすませば
ジブリのアニメ版の原作だが・・・・宮崎さんも言っていたが「連載作品としては中途半端」。
話も映画とは全然違う。映画も特別起伏のある話では無かったが、こちらは雫が幼すぎる上に映画よりもさらに「何もない」・・。
だから実質、打ち切り扱いだし宮崎さんが拾ってくれなかったら、誰も知らないまま歴史の片隅に埋もれていった作品だと思う。
あおい先生は絵は上手いのだが、話の作り方がイマイチで総合的には並・もしくはそれ以下になってしまうのは惜しい。
続編が短編として後に描かれたのだが、それだって映画化が無かったら有り得なかったことだ。
もっとも、宮崎アニメの大ファンというあおい先生にしてみれば「棚からボタ餅」どころの話ではなかっただろう。
何度も言うが、映画化されてなければとっくの昔に絶版作品だと思う。
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[投稿:2010-07-16 06:34:05] [修正:2010-07-16 06:34:05] [このレビューのURL]
2点 新約「巨人の星」花形
マガジンは野球漫画を2本も連載させています。
「同じ題材」をわざわざひとつの雑誌でかぶらせる必要は・・・ないでしょ。
こちらは明らかに「巨人の星」の知名度を利用した売名・・とまでは言わないが、「話題作りだけ」のように思う。事実、そんなニオイがプンプンする作風だし。
連載開始時にヤフーのトップページに度々大きく「ニュース扱い」で登場したことを考えれば、確かに初動の狙いは成功と言えるかもしれないが・・・所詮、実力が伴わなければ「竜頭蛇尾」が関の山。
にしても・・・・・随分と大きな「竜の頭」を用意したものだよな・・・。
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[投稿:2010-07-16 06:32:35] [修正:2010-07-16 06:32:35] [このレビューのURL]
4点 星の瞳のシルエット
「250万の乙女の恋の教科書」なんてアオリが連載当時あったような気がします。
勿論、そこまでの作品ではありません。絵は中学生編は描きなれていない印象を受けましたが、高校生編に入ったら随分と安定するようになりました。
作者の初連載作品ということでストーリーも上手く消化しきれていない印象。
中学時代に香澄に告白した男が最後の最後でオマケみたいに登場したのには笑った。
真理子が日野と簡単にくっ付いてあれほど続いた問題がアッサリ解決って・・・・・。
そもそも久住がちゃんと香澄に最初から(昔、会った男だって)言っていたら、問題自体無かったはずだが。
中学時代は特に「乙女チック」路線が強すぎて読み辛いです。中学校の体育祭での香澄の久住に対する心情描写にそれが顕著。
高校に入ったら「年齢相応に」なって流石に乙女チック表現は抑えられましたが。
作者もわりかし早く「りぼん」を去りましたが、雑誌自体の幼児化の波を受けなかったのは幸いだったかも。
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[投稿:2010-07-16 06:31:05] [修正:2010-07-16 06:31:05] [このレビューのURL]
2点 賭博堕天録カイジ
ダメです。何と言っても敷居が高くなって理解出来ない。
麻雀のルールを知らないと何が面白いのかさえ判断出来ない。
シリーズの流れからして「ある程度以上」は面白いのかもしれません。
ただ、「黙示録」からずっと分かり易いギャンブルだったのがだんだんと複雑化して・・・とうとう読者からも脱落者が出ました。毎回毎回、楽に大勝できるわけがないのに周囲の馬鹿の妄想を真に受けて「借金地獄」の門を叩くカイジには・・・学習能力が欠落しているのかと疑いたくなります。まだ続けるんですか?
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[投稿:2010-07-16 06:26:44] [修正:2010-07-16 06:26:44] [このレビューのURL]
6点 賭博破戒録カイジ
前作の最後で会長に大敗北を喫し、耳と指を失ったカイジ。耳と指はくっ付いたものの、借金の額はさらに膨らみ、とうとう金融組織の手に落ちて(・・・つうか、自分から捕まりにいった・・・)、地下の強制収容所にて強制労働の日々となります。
期間は15年以上。劣悪な衛生環境とキツイ労働は死を招き、倒れていく亡者仲間を見て脱出のためにギャンブル勝負に身を投じていくのですが、プチ権力者の「班長」のイカサマでさらなる底辺に追い込まれてしまう。その班長のイカサマを逆手に取っての「大逆襲作戦」が前半。
そして・・・1人脱出してから自分と仲間たちの借金を完済するために裏カジノで「沼」と呼ばれる高額パチンコ台を攻略するのが後半です。
前半の「チンチロ」はまだ何とか読めましたが・・・・後半はかなりテンポが悪くなったという印象。
パチンコで引っ張りすぎです。後、これは自分がパチンコをやらないせいというのもありますが、ルールが良く判らなくなったのが楽しめなかった一番の原因。「黙示録」のジャンケンは誰でも理解出来たのが素晴らしかったのですがね・・・・。
あれだけの大勝をしながら、手に入れたのは「自由」のみ。お金はカイジの元には全く残らず・・・・で、最後には敵であるはずの金融機関の「手下の男」からも情けを掛けられる始末。ホント「大物」なのか「根本的にダメ人間」なのか判断に困る男ですね。
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[投稿:2010-07-16 06:25:06] [修正:2010-07-16 06:25:06] [このレビューのURL]
5点 魔法陣グルグル
ガンガン草創期から「ロト紋」「パプア」「ハーメルン」とこれで4大看板だった・・・と思うのですが、完結は一番最後まで残りました。
それというのも、展開が遅いのと毎号のページ数の少なさに原因があると思うのです。
一応、魔王を勇者が討伐するというRPG漫画の形式は取っていますが、そこに今までの「勇者もの」では有り得なかった「強烈な(奇妙キテレツな?)キャラ」を多数配置しての笑いを入れた何とも奇妙な間が魅力の漫画になった。
連載を続けていくにつれて、最初はこなれていなかった画も上手くなっていったものの、画が丸っこくなった影響で主役キャラが幼児化した。
ギャグも前半のほうが好きなので、バランスの悪さも気になる。
最初はキャラにも魔法にも「レベル」があったはずだが・・・・最終的には「無視」ですか・・・。
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[投稿:2010-07-16 06:23:12] [修正:2010-07-16 06:23:12] [このレビューのURL]
7点 あさりちゃん
小学館発行の「てんとうむしコミックス」の裏番長と呼びたい。しかもスケ番(笑)。
(表の番長は勿論「ドラえもん」である)
昔はドラえもんよりも巻数が少なかったのに、藤子先生よりも若かったためか、はたまた2人で描いていたためか、あるいは単に創作ペースが速かったからなのかいつの間にやら追い抜いて、作者自身が50巻を突破した辺りで「100巻なんてとても無理」と言っていたのにそれすらも夢ではなくなってきた。
登場人物もレギュラーは浜野一家だけだったのに、いつの間にか担任の先生・学校の校長先生・飼い犬・あさりとタタミの同級生の友達などが追加されて話の世界が拡大した。話のネタもファミコンが出てきたり、家族で「つくば万博」?に行ったりと時事ネタも上手く散りばめられている。「こち亀」みたいな長く続けていくことによる質の低下も見られず、安定した面白さが小・中学生の女子に抜群の人気と思われる。勿論、男子でも普通に読めるのは大きな強み。女の子が主人公とはいえ、少女漫画っぽくはないのだ。
昔、アニメも確かあったはずだ。もう1回作り直せば視聴率を結構取れると思うのだが。
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[投稿:2010-07-16 06:21:12] [修正:2010-07-16 06:21:12] [このレビューのURL]
10点 ジョジョの奇妙な冒険
「作品全体のテーマは「人間讃歌」。登場人物は敵も味方も全員が「前向き」である。生きる事に疑問を持つ人間はたぶんひとりも出て来てないはずである。主人公たちはそういうヤツらを相手に乗り越えて行かねばならない。そして読者のみなさんも。絶対に必要なものは"勇気"だ。(文庫版第1巻のあとがきより)
シリーズを通した荒木先生の訴ったえるテーマ(意志)が第1部から貫徹しているのがジョジョの魅力。
個性的な絵柄に最初は敬遠されがち・・・・・でも「それに気付いてしまった読者」はしっかりと付いてきてくれた。
第1部・・・副題はその名も「ファントム・ブラッド」でしたっけ。全てはここから始まったのですよね。
実はジョジョを読み始めたのは文庫版が刊行され始めてからです。よって第5部以降はまだ読んでいないのですが、理由は小さい頃は独特の「絵柄」に抵抗があったんですよね。
ただ、それは歳月とともに克服され(笑)、結局は自分の喰わず嫌いにすぎなかったと非は認めています。
荒木先生の絵は何というか絵画的とでも言おうか、他の漫画家とは完全に一線を画していますよね。
「絵」と言うよりは「芸術」=「アート」の類と言って差し支えないと思います。
「NANA」の作者である矢沢あい先生にも同じことが言えますが、独自の路線を開拓しています。
この第1部はホラー的なおどろおどろしさが他の部とは違った魅力を醸し出していると思いますが、連載当時のジャンプでも異色の存在だったはず。
打ち切りになっていたら2部以降を楽しむことも出来なかったので、最初から章を分けての長期連載を意識して描いていた荒木先生に脱帽。そんな先生に付いて行こうとする多くの読者もちゃんといた。
ジョナサンは天に召された後、子孫たちの活躍を見て喜んでいたでしょうか?
それとも自分の責任で子孫たちが苦しむことになったと自身を責めたでしょうか?
その辺を知りたい気持ちもありますが、2部のジョセフ以外の主人公たちはこの自分たちにとってのルーツとも言うべき「偉大な勇者」の活躍を知らないんですよね。
そこがジョナサンを見守り続けた側の読者としてはちょい不満・・・・・かな?
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[投稿:2010-07-11 23:26:05] [修正:2010-07-11 23:26:05] [このレビューのURL]
5点 アルペンローゼ
伯爵邸から激流に飛び込んで脱出したランディとジュディが身を寄せた下流の川岸の干草小屋。
ジュディが全裸になって人肌で凍えたランディの身体を温めるシーンがありますが、話の流れからするとここが
「2人が初めて結ばれるべきシーン」だったと思う。
目覚めてお互いの無事を喜んだその時こそ2人が初めて愛し合うに相応しい場面。
2人は勿論、ごく自然に結合して「一つになる」のです。
そうすれば2人の互いへの信頼・愛がひとつの成就という形になり、当然に避妊なしでの性行為はジュディのお腹の中に「2人の血を受けた生命が宿る」きっかけになる。
ジュディの実家到着後にジュディの妊娠発覚・・と繋がっていけば、2部で2人の子供が誕生して、明らかにドラマチックな展開になっただろう。
掲載誌が幼年誌故の制約か。残念な点だ。
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[投稿:2010-07-11 23:07:08] [修正:2010-07-11 23:07:08] [このレビューのURL]
7点 海獣の子供
自分の気持ちを上手く表現できない中学生の少女・琉花。
夏休みに出会った2人の不思議な少年「海」と「空」。
自分に似たものを感じて共感する琉花であったが、その頃世界各地の海で不可思議な現象が起きて・・・。
この独特の絵柄と圧倒的なまでの世界観を見よ!
ボールペンが平面の原稿上に描く軌跡は、白と黒の色だけで「海の青」を「空の青」を表現し、
海中に星の如ききらめきにも似た魚たちを、海獣たちを躍らせ、生命の誕生を内蔵する宇宙へと変貌させる。
原始、地球初の生命体は海から生まれたという。
そこから海は生命の「ゆりかご」と呼ばれるのである。
物語はゆっくりと着実なスピードで進行していく。
どこまでも広がる大海原のように、途方も無い深さを持った深海のように、
この作品も我々の想像を絶するような着地点を踏むのではないかと期待させる。
「漫画の神様」故・手塚治虫氏の名作「火の鳥」にも匹敵する圧倒的なまでの世界観でお届けする「海洋浪漫」!
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[投稿:2010-07-11 22:54:12] [修正:2010-07-11 22:54:12] [このレビューのURL]
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