「鋼鉄くらげ」さんのページ

総レビュー数: 292レビュー(全て表示) 最終投稿: 2007年10月28日

「神様をギャグにする」という、無宗教を謳う日本人ならではの作品です。きっと他の国では下手したら発禁になるんじゃないかと思います。

ギャグ漫画としても割と面白いんですけど、釈迦やイエスに対してある程度の知識があった方が、この作品の繰り出してくるボケを理解しやすいですね。まぁ、無くても何となくどういうボケをしてるのかは分かるんですけど。

ただまぁ、宗教に関して厳しい人達は、この作品を罰当たりだと強く非難してしまう気がするので、あくまでギャグ漫画として許容できる人にだけ読んでほしいです。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2009-10-28 20:22:28] [修正:2009-10-28 20:22:28] [このレビューのURL]

2点 FAIRY TAIL

例えて言うなら、1パック98円で売られているレトルトカレーの様な、安っぽい作品です。

まぁ、面白くないという訳ではないんですが、この作品が持つ面白さと言うのは、「カレーを嫌う人はほとんどいない」と言うのと同じ理屈だと私は考えています。

つまり、カレーというのは誰からも程よく好感を持たれ、また、実際にカレーを作ったとしても、適切な調理方法と適切な分量を守っておけば、よっぽど失敗する事が無い、実に無難で安全な料理な訳です。

この作品にも同じ様な事が言え、程よい世界観と程よいキャラクター。差し障りの無いストーリー展開に、差し障りの無い画風。全てが無難で手堅い、実に保守的で模範的な作品です。しかし、だからこそ、この作品の裏に垣間見える「あざとさ」や「きな臭さ」が好きになれません。

この作品を好んでいる人達が、「騙されている」とまでは言いませんが、「上手く乗せられている」様な感じはします。一体、どれだけの人が自発的な意思を持ってこの作品を好きになる事が出来るのか、私にはそれが不可能な事のように思えます。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2009-10-14 19:49:25] [修正:2009-10-14 19:49:25] [このレビューのURL]

「ぬしよ。わっちはな、面白くないとは言っておらん。それは分かるな。」
「ああ。」
「うむ、じゃがな、物語には、やはりそれぞれに見合った表現方法があると思っておるのじゃ。」
「そうだな。」
「それにな、このペースでこのまま行ったら、わっちらの所まで追いつくには、一体どれだけの時間がかかるというのじゃ…、わっちは気が遠くなりんす。」
「そうだな。」
「これぬしよ、マジメに聞いておるのかや!?」

とまぁ、冗談はここまでにしておいて、正直な話、漫画よりも、原作の小説の方がずっと面白いです。漫画は、あくまで原作の補完という形で充分だと思います。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2009-10-04 20:26:34] [修正:2009-10-04 20:26:34] [このレビューのURL]

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