「鋼鉄くらげ」さんのページ

総レビュー数: 292レビュー(全て表示) 最終投稿: 2007年10月28日

正統派推理コミックです。当時、推理コミックとして、パイオニア的役割を担った作品ですが、おそらくこの作品がなければ後続の推理漫画もその成功を収めることが出来ず、また漫画界にも推理漫画というジャンルが浸透することはなかったのではないでしょうか。そういった意味では非常に革新的な作品だったと言えます。

その後ドラマや映画、アニメなど様々なジャンルへ進出したこの作品ですが、実際作品として持っている本質は実にシンプルなものです。正義感の強い高校生が、その類稀なる推理力をもって、様々な難事件を解決していく、文章にしてみると当たり前過ぎて何のことはない印象を受けますが、だからこそこの作品は多くの人々に受け入れられ、こんにちまで愛され続けているのではないでしょうか。

「万人受けする」というのは、時に非個性的で、保守的といった印象を受けます。しかしそれは裏を返せば基本に忠実であるとも言えることが出来ます。そうした基本を忠実に守り、今もなおオーソドックスな作品作りを続けるこの作品は、実に職人気質な気風を持つ作品であると感じます。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2008-07-28 20:27:25] [修正:2008-07-28 20:27:25] [このレビューのURL]

自分にとって、ただ単に相性が悪いだけなのかは分かりませんが、サンデーで今推されているのが全く理解できない程、好きにはなれない作品です。

こういう、何万人もの人間が、何万回も使い古したような設定を、いい歳した大人が描いていて恥ずかしくないのかと問いただしたくなる位、オリジナリティのカケラも無い、しょうもない作品です。

プロとして名乗るには、あまりに恥ずかしい作品だと思います。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2008-07-28 20:05:44] [修正:2008-07-28 20:05:44] [このレビューのURL]

勢い任せに突っ走っているだけ、という印象の作品です。面白くない訳ではないんですけど、何と言うか、「オール3の通知表の良い所を見つけて下さい」と要求されているかのような、レビュー泣かせの作品です。

ただ、この作品の抱える一つの大きな問題点は、「負けられない事」にあるのではないかと思っています。つまり、「負ける」という選択肢が、話の展開の中で見えて来ない以上、今が例えどんなにピンチな状況になったとしても、「どうせ何だかんだで勝つんだろ?」と話の展開が読めてしまい、結果、物語に対して熱く感情移入出来ない事に、この作品の大きな問題点があるのではないかと思っています。

いい意味で読者を裏切れるような、そんな展開を期待したいです。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2008-07-25 20:30:48] [修正:2008-07-25 20:30:48] [このレビューのURL]

5点 LOST+BRAIN

進学校に通う高校生の妄想の様な作品でした。

序盤はそこそこ面白かったですし、全体的にも緊張感があって割と面白かったんですけどね。終盤、もっと色々破壊的に出来るはずだったのに、あまりに現実に近すぎて、一歩引いた形の終わり方になってしまった、というのが率直な感想です。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2008-07-03 20:35:49] [修正:2008-07-03 20:35:49] [このレビューのURL]

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