「鋼鉄くらげ」さんのページ

総レビュー数: 292レビュー(全て表示) 最終投稿: 2007年10月28日

アニメだと思って録り間違えた番組が何やら面白そうなテーマだったので原作を2巻まで読んでみたのですが、これは面白くないですね。

具体的に何が面白くないかと言われれば、一言でいえば「ご都合が過ぎる」ということで、まず初めの全員が集合した時点で犯人が「もう一人いる」といって教室後ろにある段ボール箱を指さして段ボール箱を開けると、体をバラバラに切断されたクラスメイトが発見されるシーン。

この展開ははっきり言って無理があるというか、まず想像してみてほしいのが、誰もいない教室で一番初めにやってきたクラスメイト。その人が誰もいない教室の後ろに置かれている段ボール箱に何の興味や関心を示さないことがあり得るのか。最初の人が示さなかったとしても少なくとも全員が揃うまでの間に必ず誰かが興味を示し、箱の中身を確認しようとするのではないか。そうなれば、確認された時点で大騒ぎとなり、そこまで集まったクラスメイトたちも教室を逃げ出して、犯人の計画も終了してしまうのではないか。

これはあくまで一例ですが、この作品はそうした「現実に落とし込んだ場合に違和感がある」シーンが多すぎることが問題で、多分作者本人の頭の中で「描きたい流れのイメージ」の方が先にあって、それに合わせて物語を描いているので、その内容に整合性が取れているのかとか、現実に落とし込んだ場合に何か不具合は無いかとか、そういう検証作業が充分に出来ていないような気がします。

あとは、誰も犯人を抑え込もうとしないことも問題で、たとえ相手がピストルと持っていたとしても結局は多勢に無勢で、2巻までに描かれた描写の中でもいくらでも犯人を抑え込む手段はあるはず(調理実習室のカーテン、椅子、コップ、皿、他の教室にある掃除道具など)だと思うのですが、誰もそれをしようとせずただ犯人の言いなりになっているのも理解できないですし、結局は「物語の都合のために動かされている」感が半端ない作品です。

他にもつっこみどころは無数にあるのですが、せめてもう少し論理の穴を埋めてほしかったというか、隙だらけのストーリー展開をなんとかしてほしかった印象です。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2023-10-14 21:10:08] [修正:2023-10-14 21:10:08] [このレビューのURL]

頭の中で思い描いた初期設定を、よく練りもせずにそのまま原稿に落とし込んだかのような支離滅裂な内容の作品でした。

とりあえず2巻まで読んだのですが、とにかく色々ひどいというか、素人目に見ても設定上の矛盾点や整合性の欠如みたいなものが次から次へと目についてきて、とても続きを読みたいとは思えませんでした。

「以前に大ヒット作を生み出した作家」という肩書が無ければ十週打ち切りレベルの作品だと思います。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2022-02-04 20:37:45] [修正:2022-02-04 20:49:28] [このレビューのURL]

最初の頃は割と面白かったんですが、4巻くらいからつまらなくなってきて、6巻で読むのをやめてしまいました。

読んでいて気持ちが離れていってしまったというのもあるんですが、ストーリーが進んでいるのに話の広がりを感じられなかったことが、自分がつまらないと感じてしまった理由の一つで、もう少し、読んでいて続きが気になるような引きを作っていたら、もっと面白くなったんじゃないかと思います。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2019-11-01 19:44:10] [修正:2019-11-01 19:44:10] [このレビューのURL]

正直こういう作品はあまり好きではなく、その理由を簡単に説明すると「そういうシーンばかりを売りにしている作品は、読者が話そのものの面白さよりも、そういうシーンが見られるかどうかだけで話の良し悪しだけを判断するようになってしまい、結果として、作品そのものの面白さよりもそういうシーンだけを読者が求めるようになってしまうから」です。

つまり、そういうシーンで読者の気を引こうとするのは構いませんが、肝心の物語はきちんと作って欲しいということです。

で、それを踏まえてのこの作品なんですけど、アニメがあまりにもつまらなくて、実際のところ原作の方はどうなっているんだろうと試しに1巻だけ読んでみたのですが、これがまたびっくりするほどつまらない作品でした。

ただ、この「つまらなさ」は料理に例えると「美味しくない」のではなく、「安っぽい味」といった感じで、何かこう、全体的に読者に対して受け狙い見え見えな感じがして好きになれませんでした。

とりあえず、お薦めはしません。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2018-08-03 18:46:10] [修正:2018-08-03 18:46:10] [このレビューのURL]

どんなに好きなアーティストのアルバムでも、一曲ぐらいはどうしても好きになれない曲の一つや二つくらいはあると思いますが、この作品は、そうした「好きなアーティストなんだけどどうしても好きにはなれない曲」の一つのような作品です。

自分は、この作者の前作「さよならトリガー」を結構楽しく読んでいて、先日、たまたまこの作者が新作を出したらしいという情報を耳にして、試しに読んでみたんですが、まぁ1巻の表紙絵からして既にドン引きするような内容でした。詳しい内容について書こうとすると即NGワードに引っかかってしまいそうな単語ばっかり物語の要素として並んでしまうので、どこか別のサイトなどでその詳しい内容について調べてもらえれば幸いです。

正直、全くお薦めはしません。1巻の表紙絵を見てみて、それでも興味が湧くのであれば、という感じです。

自分は1巻でリタイアしてしまいましたが、今なお連載が続いているのを見ると、ある程度そういう需要があるんだろうな、とそんなことを思いながら遠くからその行く末を見守ろうかと思います。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2018-04-06 18:49:53] [修正:2018-04-06 19:09:48] [このレビューのURL]

「藤村くんメイツ」の作者、敷誠一先生の新作です。

主人公が憧れる女子生徒の相沢さんが、ふとした出来事をきっかけに複数人に増殖してしまったというラブコメディーです。が、これはきっと面白くないでしょう。

「藤村くんメイツ」の時もそうだったのですが、ボケ役の彼女が大人しすぎるというか、ボケかたが控えめすぎるところが、ギャグ漫画としていまいち印象に残らない、あるいは読者にインパクトを残せない原因なんじゃないかと思います。

とりあえず、このままだとギャグなのかラブコメなのか良く分からないまま、ただ何となく話が進んでいって、ただ何となく登場人物が増えていって、ただ何となく物語が終わっていくだけなんじゃないかと思います。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2014-11-14 22:37:32] [修正:2014-11-14 22:43:23] [このレビューのURL]

一人の女子生徒が、近くで話をしている男子生徒二人組の会話を盗み聞きして、その二人の会話に対し心の中でツッコんでいくというスタンスのギャグ漫画なのですが、肝心の男子生徒二人組の会話の中で生じるボケも、それに対する女子生徒の心のツッコミも正直、全然面白くありません。

まぁ、合う人には合うのかもしれませんが、自分は全く合いませんでした。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2014-10-03 22:12:46] [修正:2014-10-03 22:14:11] [このレビューのURL]

AKBにしろ、金環日食の日食眼鏡にしろ、一時的なブームに着目した便乗商法の何もかも全てが悪だと断定することは、火災現場にやってきた野次馬の全てが放火犯だと判断するくらいに早計で、偏った固定観念によって導き出された結論だと言わざるを得ません。

しかし一方で、一時的なブームに便乗して商品レベルとして充分な水準に達していない「粗悪品」を世にばら撒くことで、生産者のみが利益を得ようとする生産者側のスタンスは、いわゆる「社会悪」として判断されて然るべき行動なのではないか、と、そんなことを考えさせられます。

で、この作品。正直言って「AKB」という冠詞が無かったら、単なるご都合主義のSFファンタジー漫画として記憶にも印象にも残らないまま、あっという間に打ち切りになってしまいそうなほど、ヒドい作品です。色んな意味で。

まぁ、結局は一時の流行に合わせて作られた「企画漫画」です。多分、それ以上でもそれ以下でもありません。今後、この作品が別冊少年マガジンでどれだけ続くのかは分かりませんが、おそらく、AKB人気の終焉と共にこの作品もひっそりと終わりを迎えるのだと思います。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2012-06-22 23:15:53] [修正:2012-06-22 23:53:17] [このレビューのURL]

よくある作者の趣味漫画です。

絵柄も薄っぺらいですし、話の中身もスカッスカですし、きっとこの作品をジュースにしたら、明らかに砂糖の配分が少ない、ほとんど水のような砂糖水のジュースが出来たことでしょう。せめてほんの少しでも炭酸が入っていればもう少し刺激のある作品になったんじゃないかと思います。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2012-04-27 23:27:44] [修正:2012-04-27 23:27:44] [このレビューのURL]

面白いのは表紙絵のパクリネタだけで、それ以外は面白いところが何一つ無いという、見事なまでのダメ漫画です。

1巻では「ハルヒ」っぽく、2巻では「バカテス」っぽく、3巻では「エヴァ」っぽく表紙の装丁を整えて、表紙絵のインパクトだけで中身が素人同然のつまらないコミックスを売りさばくというそのスタンスは、実に売る側の悪意に満ち溢れています。

カニで言えば、ある日、通販の広告に載っていたカニに魅かれてカニを注文したとします。しかし、実際家に届いたカニはそれよりもずっと小柄で、重さも広告の表示グラム数よりもずっと軽かったという、そんな、ありがちな失敗さながらのこの作品です。

何度も言いますが、面白いのは表紙絵だけです。その他は無意味かつ無価値で、心の琴線に触れるようなものは何もありません。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2012-02-24 23:06:10] [修正:2012-02-24 23:34:12] [このレビューのURL]

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