「鋼鉄くらげ」さんのページ

総レビュー数: 292レビュー(全て表示) 最終投稿: 2007年10月28日

編集部の言いなり漫画。

自身の誇りも尊厳も無く、ただ周りの人間に媚び諂い続けているだけの漫画。

その姿は正に道化師(ピエロ)。そう、道化師と呼ぶに相応しい、実に哀れな姿です。

「黙って俺達の言う通りにしていればいい。」

どこからか、そんな恐ろしい声が聞こえてきそうな、週刊少年ジャンプの暗部を実に如実に表した作品です。

ナイスレビュー: 2

[投稿:2009-05-23 20:16:19] [修正:2009-05-23 20:16:19] [このレビューのURL]

序盤、新キャラの見せ方を掴めず、多少低空飛行を続けていた部分もありましたが、中盤以降、何とか上昇気流を上手く掴み、再び軌道に乗った作品です。

私は基本的に続編という物は、前作と比べて上手くいかない物だと思っているのですが、この作品はあくまで自分のスタンスを守る事で、そのジンクスを克服した様に思います。

まぁ、ホントは7点位が妥当かな?とは思うんですが、出会えた事への感謝の意も込めて、1点プラスして8点にしました。

ここから先は作品自体のレビューとは、少し逸れてしまうんですが、終わりがあるから始まりがある。という言葉をよく耳にします。しかし、それでもやはり別れの際には、寂しさというものが心の周りに付きまといます。そんな寂しい気持ちの中でも心を救ってくれるモノというのは、やはり出会えて良かったという「記憶」なのではないかと私は思っています。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2009-05-09 20:43:03] [修正:2009-05-09 20:43:03] [このレビューのURL]

前々から本屋で見かけていて気になっていた作品。その感想をまず一言で言うと、実に破天荒で、ハチャメチャかつ賑やかな作品です。

基本的に一話完結で、ドタバタ騒いで終わるこの作品ですが、それでいて読んでいて飽きません。その理由を鑑みるに、おそらく一話毎のストーリーの起承転結がきちんと出来ているからだと私は考えています。一見するとこの漫画、ただ騒いで暴れているだけの作品ですが、一話一話の話の流れを注視して見ていると、実に話の起承転結がしっかりと構成されています。毎週毎週、これだけしっかりとしたストーリー構成を行ない、物語を作っていたという作者の物語に対する隠れた情熱には、ただただ賞賛するしかありません。

惜しむらくはこの作品。もっと日の目を浴びさせてあげたかったという事でしょうか。ですが、掲載誌が違っていたら、巻末の嘘予告にあるような、日本一の看板娘決定戦みたいな事を本気でやらされていた様な気もするので、これはこれで良かったかな?とも思います。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2009-05-09 20:36:46] [修正:2009-05-09 20:36:46] [このレビューのURL]

とても直球な漫画。最初こそ少し意外な展開で「おやっ?」と思ったのですが、それ以降は割と平凡に、淡々と物語が進んで行きました。

何と言ってもこの作品。非常に直球で、思っている事、考えている事、そして伝えようとしている事が物凄くストレートで、実に分かりやすい。しかもキャラクターがいい人達ばかりで、表情や感情に裏表が無い。とても素直な作品です。

一方ストーリーとしては、序盤こそ料理マンガらしい切り口もあったりして、新鮮味のある面白さだったのですが、中盤辺りから物語の内容が恋愛関係中心になってしまったので、その辺りが読んでいて少し残念な部分でした。まぁ、多少終盤で盛り返しましたが。

しかし、平凡ながらも読後感は実に爽やかで、清々しい気持ちにさせてくれる作品です。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2009-05-07 19:48:14] [修正:2009-05-07 19:48:14] [このレビューのURL]

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