「鋼鉄くらげ」さんのページ

総レビュー数: 292レビュー(全て表示) 最終投稿: 2007年10月28日

これは失敗しました。今自分の中で好きな漫画の一つである「ヤンデレ彼女」を描いている忍先生の新作ということで、結構期待して読んでみたんですが、もんっっっっっっの凄くつまらない作品でした。それはもう、三十ページくらい読んで即古本屋に売り飛ばすか、本の中央から引き裂いてビリビリに破きたくなるほどの。

キャラクターに魅力が無く、絵柄がいい加減で、ストーリーもいい加減。加えて、ギャグもつまらない。

言葉にするとごくありふれた欠点の羅列になってしまいますが、実際に具体例を挙げて提示させられると、ここまでつまらない漫画になるのかと逆に感心します。

唯一の救いは、被害額がワンコインの499円で済んだことくらいです。
気になる人は、古本屋かどこかで試しに読んでみて、それから購入することをおすすめします。

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[投稿:2012-08-24 22:41:52] [修正:2012-08-24 22:41:52] [このレビューのURL]

パッと見、大判コミックとかで見かけそうな内容のこの作品ですが、個人的にはそんなに面白いとは思えません。

その最大の理由は、登場人物たちの個性の無さにあります。

確かに、キャラクターとしての見た目だけを見てみたら、みんなそれなりに見た目の違いがあり、「登場人物」としての区別はそれなりについています。しかし、その奥にあるキャラクターごとの性格や個性といった人間性としての部分に着目して見てみた場合、そこの違いがまるでありません。例えて言うなら、赤い色素で着色したバニラアイスと、青い色素で着色したバニラアイスと、黄色い色素で着色したバニラアイスを三つ並べて、「三種類のバニラアイスを作りました」と言っているようなものです。それは「作った」とは言いません。見た目だけ変えて、数を増やしただけです。

まぁ、作者本人としては登場人物一人ひとりに詳細な人物設定を設けているんだと思いますが、いかんせん作品内でそれを表現できていません。そして、それを正しく読者に伝えられていません。にも関わらず、登場人物がどんどんと増えていき、物語もそれに付随してどんどんと進んでいきます。そんな現象を、一般的には自己満足と言うんですけどね。

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[投稿:2012-08-10 23:48:46] [修正:2012-08-11 00:03:03] [このレビューのURL]

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