「鋼鉄くらげ」さんのページ

総レビュー数: 292レビュー(全て表示) 最終投稿: 2007年10月28日

マニアックな面白さを持つギャグ漫画の魅力を伝えるのは難しいです。

伝わらないことを承知で例えて言うなら、この漫画のギャグの仕掛け方はまるで「酔拳」です。予測不能の動きでこちらへ近づいてきて、予測不能のタイミングでギャグという拳法技を繰り出してくる。しかもそれは酔拳のようにふらついてるので、相手に上手く当たらないこともあるが、上手く当たった時の破壊力は抜群。と、そんな感じのギャグ漫画です。なので、ハマる人は超絶ハマると思いますし、ハマらない人はこれっぽちもハマらないと思います。まぁでもいいです。それがギャグ漫画だと思いますし。

後半、やたら物語がハーレム化していきますが、自分はそんなに気になりませんでした。ただ結局のところ、一番面白かったのは最初の1巻だけという、ギャグ漫画にありがちな結末にはなりました。

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[投稿:2013-09-27 23:11:44] [修正:2013-09-27 23:20:43] [このレビューのURL]

18禁ゲームの制作会社に勤める姉が、人手不足なのを理由に高校生の妹に18禁ゲームの声優を任せる、なんていう悪ふざけ以外の何物でもないような初期設定のこの漫画ですが、結構面白かったです。

面白かった理由を考えるなら、それはおそらく主人公と同じ目線で「知らない世界」を知ることができるから。つまりは、「18禁ゲーム業界の世界」という、「知らない世界」を知ることができる(知的好奇心が満たされる)からだと思います。

単純に、そういう描写が苦手だと言う人はどうしようもないかもしれませんが、そういう描写は極力抑えられていますし、それよりもむしろ「18禁ゲーム業界」の実態を知る上でとても興味深い、ノンフィクションの姿が分かりやすく描かれています。

なので、そういう描写は一旦置いておいて、「18禁ゲーム業界」の実情を知るという視点で物語を読んでみると結構面白いんじゃないかと思います。

ちなみに、終盤やけにあっさりと物語が終わりますが、高校生が18禁ゲームに出るとは何事だ、とかそういうややこしい展開になって話全体の空気が暗くなるよりは、こういうあっさりとした終わり方のほうが良かったんじゃないかと、自分は思っています。

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[投稿:2013-09-27 23:11:13] [修正:2013-09-27 23:19:06] [このレビューのURL]

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