「鋼鉄くらげ」さんのページ

総レビュー数: 292レビュー(全て表示) 最終投稿: 2007年10月28日

2点 WILD LIFE

本誌での結末が、あまりに尻切れトンボだったため、正直言って正当な評価が出来る作品ではありません。と言うよりも、この作品自体、正当な評価をする事が出来ません。

なぜなら、端的に言ってあまりにも勢いまかせな作風だからです。一般の獣医師では解決出来ない問題が発生→鉄生登場→鉄生の奇抜な発想で問題を解決→ハッピーエンド。この流れをベースにして5年余りそれなりに続けてきた訳ですが、結局ワンパターンで、本誌においても流れの途中でそのまま読むようなポジションにしか、なり得ない感じです。

おそらくこのまま、「あ〜そんな作品もあったな〜」と、歴史の闇に埋もれていく作品だと思います。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2008-01-26 22:22:27] [修正:2008-01-26 22:22:27] [このレビューのURL]

料理で例えて言うなら、見た目は奇抜でグロテスクな盛り合わせなんだけど、実際に食べてみると、今までに無いようなとびきりのおいしさを味わう事ができる料理のような、そんな作品です。

正直満点を付けるのは、あまり好きでは無いのですが、長編であるにも関わらず、話に一本のスジが通っていて、かつブレる事なく最後まで走り続けたこの作品は、本当に素晴らしい完成度を誇っていると思います。

単純なようで実はとても難しい「描きたいものを描く」という漫画作りの基本を見事に体現させた、漫画の規範とも言うべき作品です。

こういう、出版社側の事情に左右されずに最後まで走り続ける事の出来る作品が、近年では本当に少なくなっているとつくづく感じます。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2008-01-13 20:17:21] [修正:2008-01-13 20:17:21] [このレビューのURL]

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