「鋼鉄くらげ」さんのページ

総レビュー数: 292レビュー(全て表示) 最終投稿: 2007年10月28日

面白いのは表紙絵のパクリネタだけで、それ以外は面白いところが何一つ無いという、見事なまでのダメ漫画です。

1巻では「ハルヒ」っぽく、2巻では「バカテス」っぽく、3巻では「エヴァ」っぽく表紙の装丁を整えて、表紙絵のインパクトだけで中身が素人同然のつまらないコミックスを売りさばくというそのスタンスは、実に売る側の悪意に満ち溢れています。

カニで言えば、ある日、通販の広告に載っていたカニに魅かれてカニを注文したとします。しかし、実際家に届いたカニはそれよりもずっと小柄で、重さも広告の表示グラム数よりもずっと軽かったという、そんな、ありがちな失敗さながらのこの作品です。

何度も言いますが、面白いのは表紙絵だけです。その他は無意味かつ無価値で、心の琴線に触れるようなものは何もありません。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2012-02-24 23:06:10] [修正:2012-02-24 23:34:12] [このレビューのURL]

7点 AQUA

「ARIA」と「AQUA」に興味があるのだけれど、この二つの関係性がよく分からないという人のために説明します。

「AQUA」は言ってみれば「ARIA」の「第0巻」。

つまり内容的には、この「AQUA」の方が「先」の内容になります。なので、「ARIA」を読んでみたいという人は、まずこの「AQUA」全2巻を読んだほうがいいと思います。
(自分はそれを知らずに「ARIA」から読み始めてしまったため、最初は何が何やらさっぱりでした。)

話の内容としては、おおよそ「ARIA」に至るまでの、主要人物との出会いが主となっています。(まぁ中にはフライングして登場している人物もいますが。)
話の深みとしては、評価点が7点であるように、それほど深みのあるものではありませんが、「天野こずえ」という作家が生み出す「世界観の透明性」を、一人でも多くの人に伝えたいと思えるような、心の澄み渡る作品となっています。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2012-02-10 22:27:17] [修正:2012-02-10 22:28:51] [このレビューのURL]

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