「鋼鉄くらげ」さんのページ

総レビュー数: 292レビュー(全て表示) 最終投稿: 2007年10月28日

そもそもこの漫画は「第1巻の最初の数ページ」が作品全体のキモであり、かつこの漫画の一番面白いところでもあります。なので、このレビューの続きは、その最初の数ページを読んだ前提で読んでください。

さて、そんな訳で読んでもらって分かった通り、この漫画はズバリ、どう見ても女の子にしか見えない「男の娘」の物語です。

最初の数ページで衝撃を受けたところ以外は別段面白いところも、話の山場などもありません。あとは日常系コメディにありがちな「僕たちの日常はまだまだこれからも続いていく」的な終わり方で物語は完結します。

・・・ただ、個人的には藍川は「本当は女だった」の方が良かったな、と思ってます。

男の子×男の娘

の組み合わせが、恋愛として成立するとはどうしても思えないので。

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[投稿:2013-08-23 22:57:29] [修正:2020-03-15 18:06:15] [このレビューのURL]

以前マガジンで連載されていた「神さまの言うとおり」の原作者、金城宗幸先生の別作品ということで一時期途中くらいまで読んでいたのですが、思った以上にすんなり終わらなくて、中盤以降そのまま読むのを放置していました。

しかし今回、ドラマ化され原作も無事に完結したということで、早速その続きを読んでみたのですが、正に青年漫画という感じの終わり方でした。少年漫画のようにご都合主義に頼ることもなく、奇跡も偶然もとことん排除する至って現実的な解決方法。まぁ、すっきりはしませんが、無難な終わり方だったかなという感じです。

なお、評価点の6点は正確には6.8点くらいの評価点で、7点台を付けなかった主な理由は「10年後のエピソードが無駄に長く感じたから」です。個人的には、10年後のエピソードはパイセンと蓮子の二人だけで、2・3話くらいの分量でパパッとまとめてほしかったです。

とは言え、道中は結構面白かったです。ただ、少年漫画と違って話の中身が色々と「青年漫画」なので、その辺はご注意いただければと思います。

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[投稿:2017-08-04 19:49:01] [修正:2020-03-15 18:03:50] [このレビューのURL]

もうすぐ「平成」が終わり、新たな元号になるのと同じように、おそらく歴史というのは、そうした一年ごとの小さな変化の積み重ねであり、また人々が生きてきた証そのものなのだろうと思うのと同時に、今この時代「平成」を生きてきた自分たちの時代が、何十年、何百年、何千年後の人類からしてみたら、果たして、一体どのような時代としてどのように記憶され、また記録されていくのだろう。

そんな、悠久の時の流れの壮大さと無常さを感じさせてくれるような、とても不思議で広大で、そして寂寥感の漂う作品です。

2017年秋季にアニメ化された作品で、人類文明崩壊後の世界を探索するという、その空気感というか世界観がとても自分好みな作品でした。絵の描写力に関しては確かに不十分な印象もありますが、それを上回る発想力というか構想力みたいなものがとても独特で魅力的な作品でした。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2017-12-23 18:30:00] [修正:2020-03-15 18:02:07] [このレビューのURL]

実際のところ、別冊少年マガジンでこの作品が連載されていた時は全く面白いと思えず、1話か2話くらいまで読んだだけで、あとはそのままスルーしていました。

しかし先日アニメ化されたということで試しにこの作品のアニメ版を観てみたのですが、これが予想以上に面白く、改めて原作を読みなおしてみると自分がこれまでこの作品に対して抱いていたマイナスイメージがまるでウソのように面白い作品だったという、自分でもびっくりな手のひら返しとなってしまいました。

たまにこういう、1巻1話の連載スタートの段階から爆発的な面白さを持った弾丸のような作品ではなく、じわりじわりと読者の心に根付いてくるような強かな面白さを持った作品が現れてくるので、物語ってのは油断できないなって思います。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2017-11-03 18:02:57] [修正:2020-03-15 18:01:42] [このレビューのURL]

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