「鋼鉄くらげ」さんのページ

例えて言うなら、小さな町の喫茶店で出されるブレンドコーヒーのような、独特のクセを持った作品です。

正直、この作品を昔、本誌で読んだ時は、とても気持ちの悪い作品か、とてもいやらしい作品といった印象しかありませんでした。しかし、十年以上経って改めて読んでみると、各話ごとに作者が伝えたかった事が何だったのか、改めて伝わってくるような感じがします。

ただ、後半は少しネタ切れの印象が強いので、その辺りが少し残念な所です。しかし、ストーリーそのものの厚みという点では、近年の漫画達に比べれば、よほど優れていると思います。久し振りにこの作品を読んでみて、本当にタイムカプセルを開けたかのような懐かしさを覚えました。

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[投稿:2008-02-24 20:28:41] [修正:2008-02-24 20:28:41]

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