「鋼鉄くらげ」さんのページ

ある一人の新任教師が南端に存在する島の学校に赴任し、そこで学校の先生として島の子供たちとの交流を深めていく、という超有名小説そっくりな初期設定です。

まぁ確かに取材をしただけあって南国の島独特の空気感みたいなものはよく出ているんですが、はっきり言ってしまえばそれだけの漫画です。悪い作品ではないのですが、「漫画」としての面白さが全然ありません。絵が巧いとか、ストーリーが秀逸であるとか、あるいは構成が卓越であるとか、発想が斬新かつ奇抜であるとか、そういった漫画を読むときに楽しみとなる、作品としての妙味がことごとく欠けています。

表紙絵のパッと見の印象が良かっただけに、実に残念な作品でした。

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[投稿:2010-12-29 10:22:42] [修正:2010-12-29 10:30:20]

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