「鋼鉄くらげ」さんのページ

つまるところアニメから生み出される「面白さ」というのは、生のままでも充分美味しい食材(原作)が目の前にあったとして、その食材を捌く料理人(製作スタッフ)がいかに上手く、その食材を調理できるかどうかに懸かっている、ということと同じことなのかもしれません。

そういった意味ではこの作品は良い料理人に恵まれた幸せな作品だったのですが、勿論原作の方も充分面白いです。

「少女漫画家あるある」ネタをギャグにして繰り出すボケは、華やかで煌びやかな印象を与える少女漫画の世界も、一歩裏口に入り、その舞台裏を覗いてみれば実にリアルで生々しい、人間臭い世界に満ち溢れているという至極当たり前な姿を、ギャグの力を借りて読者に見せつけてくれます。

現行の巻数もそれほど多くないのでぜひ多くの人に読んでもらいたい作品です。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2014-10-03 22:12:13] [修正:2014-10-03 22:12:13]

月別のレビュー表示