「s-fate」さんのページ

総レビュー数: 880レビュー(全て表示) 最終投稿: 2009年12月08日

自分の指向する音楽の極北にあるジャンルで神格化されるまでに至るがそのジレンマに悩む主人公が面白い。最初はその設定が生きているので7〜8点くらいだが、そのあとはループと自己模倣で最後はフェードアウト、という感じです。これももう少しするとネタとして読んでおいたほうがいいマンガになるかも。

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[投稿:2010-02-14 23:06:32] [修正:2010-08-01 15:43:06] [このレビューのURL]

これは上條さんファン向けの作品集です。それもかなり初期の頃からのファン対象です。極初期の頃の作品は80年代マイナー系丸出しな感じです。TO-Y以降の作品もありますが、巻末インタビューで作家本人が例に出している「5時間かかるところを1時間で上げた」みたいな急ぎ仕事の産物がほとんどです。表紙のクオリティの絵は中表紙と巻末の3枚のイラストのみです。
したがってこの作品はリアルタイムに雑誌で読んでいた人が懐かしんで読むものかと思います。
しかし残念ながら私が雑誌で読んでいたのはTO-Yの途中からなので、肝心の絵が後の作品と違いすぎる、もしくは荒れているので個人的に3点とします。

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[投稿:2010-08-01 13:54:24] [修正:2010-08-01 13:54:24] [このレビューのURL]

おそらく「がきデカ」を知っている世代以外には、理解不能なマンガだと思います。したがって「がきデカ」を知っているという前提でレビューします。
話自体は昼メロ的なものを土台にして「がきデカ」の世界観と山上さんの芸風を青年誌向けにしながら、見事に再構築されていると思います。「がきデカ」は、リアルな背景の中でギャグをやる、というのが当時斬新といわれていたかと思いますが、今はリアルな背景のマンガは山のようにあるので目新しさは無いものの、同じスタンスを保っているのは、嬉しいところです。また、こまわり君が「がきデカ」時代からのおなじみのキャラの中では、比較的幸せな人生を送っているというのが意外です。というか、ひどいことになっているキャラが主に二人ほど(見方によってはもっと)います。ただ、山上さんのマンガに耐性のある人なら、まぁこういう展開もありかな、という範囲だと思います。個人的には久しぶりに山上さんのあまり知られていない地方をそれとなく取り入れる作風や、こまわり君が天然系の人にいじられてズッコケる姿が見られて、面白かったと思います。
しかし帯にアシスタントとして参加したとある江口寿史、泉晴紀、田村信という顔ぶれも、ある世代には懐かしい面子だと思います。作中に参加を感じさせるところは見当たりませんでしたが。

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[投稿:2010-08-01 10:58:32] [修正:2010-08-01 10:58:32] [このレビューのURL]

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