「s-fate」さんのページ

総レビュー数: 878レビュー(全て表示) 最終投稿: 2009年12月08日

「強さ」の表現に挑戦、が主軸になっているというか、なってしまっていると思います。バキシリーズだけで100巻近くも殴り合い続けている(それはそれですごい)ので、表現の袋小路にはまった作品と見ています。そういった作者の葛藤?も含め楽しめる人ならどうぞ。時間つぶしにはなりますので3点。

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[投稿:2010-05-20 23:31:43] [修正:2010-05-20 23:31:43] [このレビューのURL]

少年チャンピオン時代に抜作先生と同じ顔(ただし鼻があってもう少し頭身が大きめ)のキャラを使っていたことを知っていたので、それほどインパクトがありませんでした。内容的には、コロコロコミックと少年誌の間くらいの年齢層向けだと思います。
絵は80年代でも独特な部類に入ると思いますし今となってはフォロワーも見たことないタイプですので、許容できる人と出来ない人が出ると思います。
当時は途中までは読んでいたけどいつの間にか読まなくなっていました。18巻も出ていたとは。今読み返すと懐かしさ以上のものは感じないので、4点。

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[投稿:2010-05-16 12:47:27] [修正:2010-05-16 12:47:27] [このレビューのURL]

たぶん今から読むとなると、車が好きで、ある世代じゃないと刺さらないと思います。例えばモモステといって何だかわかる世代。古いマンガですので、出てくる車も古いので何この車?となっちゃうかもしれません。いすゞなんて乗用車から撤退してずいぶん経過していますけど改造してエンジン二つ積んで登場してきますから。たしかこの作品アニメもあったと思います。基本は車でのバトルが主体で友情努力勝利の三原則にのっとって話は進みます。今の車マンガよりも子供でもわかりやすい違いが車にあって当時は単純にバトルマンガ的に面白かったし何度も読んだので8点としたいですが、こういった速さ方向に過剰な車に価値を見いだす人が桁違いに減った今となっては、ひいき目に見ても4点が良いところかと思うので、間をとって6点。

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[投稿:2010-05-16 11:52:34] [修正:2010-05-16 11:52:34] [このレビューのURL]

菌マンガというのは青年誌では斬新だと思います。ウンチクも面白い。メイン舞台の大学もありそうでない、良いところをついた設定になっていて好きですね。学生時代の乱暴な共同作業場面も懐かしい。謎の地下施設とかも出てくるし。フランス編もワイン事情が珍しい切り口で描かれていて面白いです。ただ、サラッと読む感じの作品ではないので一気読みは大変です。主に教授の持ちネタの大ゴマの9割は文字で占められるんじゃないかという長話はさすがに何度も繰り返されると連続して読む気が起きません。またディフォルメした菌だけが出てきて自分たちの身の上を話して話が終わってしまう回もあります。さらに枠外にも何かいろいろ書いてありますので、全部読もうとすると結構時間のかかる作品です。面白いのでそこはマイナスにはなりません。
 後半醸すものが酒が主体になってきますが、味噌と醤油と酒作って、味噌の話とか延々としてもなかなか読者もついてこないでしょうから、個人的にはしょうがないかな、と思います。主人公(なのか?)の幼馴染の途中から女装している青年も酒蔵の息子だし。8点としたいところですがちょっと文字関連の情報がクドいので全部読み返す気がなかなか起きないので−2点で6点。とはいえ装丁、タイトル、設定、ともに良い作品だと思います。

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[投稿:2010-05-16 01:32:47] [修正:2010-05-16 01:32:47] [このレビューのURL]

導入部が終わってからは、客が来ては何か起きる、というとってもドラマにしやすそうな内容です。天賦の味覚の才能と明るい性格で傾いた旅館を立て直せる、か?みたいな感じです。サラッと読めますので6点。

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[投稿:2010-05-15 23:58:01] [修正:2010-05-15 23:58:01] [このレビューのURL]

5点 ちょく!

独特な基準でかわいいものに過剰反応する(親に性格破綻者呼ばわりされるほど)エキセントリックで変に積極的な女の子のストライクゾーンにはまってしまった受動的な男の子が振り回される設定です。基本は一話完結で単発の笑いを積み上げていって話が出来上がっています。
女の子のエキセントリックさがかなり独特なので「鼻血噴出し防止マスク」とか「アザラシみたいなサイドカー付バイク」とか、笑うか受け付けないか極端に分かれる部分もあると思います。
個人的には絵も背景とか人間とかに偏ってない線の細いバランスの取れた絵が新人さんとは思えないところと、ところどころ笑える部分があるので今のところ5点。
「かりん」のほかに鼻血マンガが出てくるとは思いませんでした。

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[投稿:2010-05-08 12:07:50] [修正:2010-05-08 12:07:50] [このレビューのURL]

西遊記が設定の根幹にほんのちょっとありますが、やっぱりいつもの古賀マンガです。ただし手の込んだ新しいネタも取り入れてきたりして新味を出そうとしています。
発行ピッチの長さと新ネタの内容からして、作風が以前の勢いにまかせた感じから考えて作りこんでいる印象のほうがより強くなってきてると思います。個人的には作者の転換期に来ている作品でここから次のステップにどういくかで評価は変わると思います。
今のところは迷いは感じられるものの、ほかのギャグマンガでも滅多に見ない「オリジナルなネタ」を捻り出しているところは評価すべきところですので、5点。
古賀さんのマンガが始めての人は「ニニンがシノブ伝」あたりから入ったほうがわかりやすいと思います。

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[投稿:2010-05-08 11:14:13] [修正:2010-05-08 11:14:13] [このレビューのURL]

江戸川乱歩の作品のマンガ化はいくつかありますが、これは絵で視点を変えてみせる手法に出た面白い作品です。
 怪人二十面相というと江戸川乱歩が子供向けに描いたものだったと思います。だから作品内で読者と同じ年齢層の子供を登場させて大活躍させ、作品との一体感を味あわせて本に夢中になってもらおうとするために少年探偵団という設定を作ったのだと思います。
 しかしこの作者は明智小五郎と小林少年の関係を客観的に見てなんとなく妖しいものととらえています。確かに、探偵を業としている限り奥さんに火の粉が降り掛からぬようベッタリは出来ない。仲は良いけどあまり一緒にはいなかった設定だったと思います。でも結果として奥さんの目の届かないところで少年を沢山職場にはべらせていることになる。なるほど明智は妖しい趣味を持ってそうなオッサンだ・・・。と、小林少年をやたらかわいく描いてみせるだけで名作をあらぬ方向へ解釈させることに成功してしまっています。
作品自体は真面目に時代背景を考慮に入れて描かれており感心するほどですが、だからこそ余計そのギャップが面白い。
絵は背景は素晴らしく、人間はイマイチ(特にオッサンたち)だと思いますが、明智ショタコン疑惑を言葉を使わず表現したところに不覚にもウケてしまったので6点。この作品にはマンガならではの面白さがあります。

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[投稿:2010-05-06 21:33:07] [修正:2010-05-06 21:33:07] [このレビューのURL]

6点 芋虫

前作「パノラマ島奇譚」に比べると、一冊のマンガとして読み応えがない、夢中になるまでに至らなかったので−1点で6点とします。丸尾さんには是非その他の江戸川乱歩の猟奇系作品も漫画化してほしいとは思いますが、これ一話で一冊はないんじゃないでしょうか。待ちますから一冊のボリュームとして充分な話数を描きためてから出版してほしいです。

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[投稿:2010-05-05 18:55:54] [修正:2010-05-05 18:55:54] [このレビューのURL]

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