「s-fate」さんのページ

総レビュー数: 878レビュー(全て表示) 最終投稿: 2009年12月08日

ファーストガンダム縛りの作品ですので、そこはある程度押さえてある人が読むものだと思います。構成はいろんな意味でカオスです。4コマ、中編、長編が一つの巻に載っていて、次巻へネタを引っ張る。内容も例えばキャラ崩し系ギャグ、しゃべるモビルスーツ、長屋暮らしのザビ家、シャアとガルマがお笑いコンビを組んでサイド6へ逃避行。これだけでもう何が何だか。
 4コマはキャラ崩しに徹しています。例えばシャアは完全にアレだし、ハヤトなんか7年後にあんな立場に立つとは思えないし、ハロには中の人がいるし、セイラはドS街道まっしぐらだし。
 しかし中編はふざけてるとしか思えねぇ、と思って読んでいると意外な展開でスルリと原作の一シーンにつなげてしまったりして、おおっ?と思わせるところもあります。
 また長編である創世の章は、たぶんファーストガンダム直撃世代は自分が体験した時系列を整理しながら読むと面白いと思います。個人的には成り上がりヤクザストーリーみたいで面白いです。
 このマンガは順番に話が進まないと気がすまない人には向かないかもしれませんが、4コマあたりに若干ネタ切れ感がでてきたものの、作者のガンダム好きが伝わってくる良い作品だと思います。

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[投稿:2012-10-28 00:53:44] [修正:2012-10-28 00:53:44] [このレビューのURL]

 コレはある意味すごいマンガだと思います。不必要なものを冷酷なまでに削ぎ落とした設定。適当に大人出すくらいなら家族構成から親ですら省く。しかし学校だけでは話に広がりがないので家のことは描く。というか家にあるアイテム、家に関わるイベントをネタに使いたいため家がある。結構いろんなキャラが出てきているが皆さんのいう通り、描き分けていない。できないのではなく不必要と判断しているように思えます。もちろん背景も。ここまでやってそこそこ読めるんだから大したもんだと思います。
 ただし読む側としてはそこそこ読める、という部分しか評価対象にならないので5点がいいとこだと思います。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2012-10-25 00:44:22] [修正:2012-10-25 00:44:22] [このレビューのURL]

これは車好きにはうらやましい話だと思います。紆余曲折はあるにせよ、ありえないような最高の個体に最高のメンテ体制で乗れる。そして振り回せる度胸も持っている。しかもカウンタック。リアルで考えるとタイヤも含め部品がない車なのに。まさに夢の話。
車好きでなくても、梅澤さんのマンガが好きなら、楽しめると思います。特有の濃いキャラが出てきます。

 ・・・と思いましたが、オリジナルカーに手を染めてしまいましたね。当て馬的な役割で早々に退場するのであれば良いのですが。いくらなんでもアレが試作の段階から今まで数々のヒストリックを持った希代の名車であるカウンタックの魅力に代われるものとは作者も本気で思っていない、と思いたい。
とりあえず−1点。

追記:ラストは多分かなり早い時期に決まっていたのでしょう。あまり知られていないスーパーカーはたくさんあるし、パトロンさえいればありうる話ではあるのでオチとしては「ああなるほど」と思うところもあります。
 が、どう見てもこのオリジナルカーが成功するとは思えません。例えばチゼータやEB110時代のブガッティのようなことになりそうな気がします。

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[投稿:2010-02-10 22:57:21] [修正:2012-10-20 20:54:10] [このレビューのURL]

 タイトルからなんかメンタルな面で重いモノを予想して敬遠していましたが、全然違ってました。主人公がアグレッシブ、80年代をそこそこ丁寧に描いている、毒々しいものは一切なし。懐かしくもやさしい世界を愛でることに気を取られているうちに読み終わってしまいます。
 友達100人に一気に持っていく方法は途中でなんとなく読めましたが、それでも面白く最後まで読めました。
 

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[投稿:2012-10-13 23:00:38] [修正:2012-10-13 23:00:38] [このレビューのURL]

7点 FLIP-FLAP

 ピンボールのやり方知ってやってる人どれくらいいるんでしょうね。少なくとも周りにはいません。やるときもなんとなく、他のゲームが空いてない時とか。でもこのマンガ読むと熱気にあてられてピンボール目的でゲーセン行きたくなります。でも置いてあるかな。
 

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[投稿:2012-10-08 09:52:15] [修正:2012-10-08 09:52:41] [このレビューのURL]

前半のホモ柔術使いとか忍者?とか出てくるあたりは、お笑い格闘マンガだったが、だんだん普通の格闘マンガになってきた。それはそれでアリだと思う。発刊ペースもちょうど良く、「あ、出たんだ。読むか。」という格闘マンガだけどアッサリしたスタンスで読める。一読入魂で読むような人には、向かないかも。

追記:淡々と終わりました。びっくりするほど通常運転。まあ主催者が爆発したというのは驚きの爆発オチとも言えなくもないですが、そこで終わらず引っ張って、最終オチは最初の頃の大学のハッチャケ異種格闘による部室奪回だし。

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[投稿:2010-02-10 22:27:35] [修正:2012-10-08 09:12:17] [このレビューのURL]

自動車マンガは好きだし自動車雑誌も好きでした。だから自分は比較的この作品のターゲットに近いと思うんですけど、懐かしさ半分でなんとなく読んでいます、という感じです。メインで出てくる車たちがほとんど絶版車、というのが今の自動車事情の関係上仕方ないけど、悲しい。
この作品は車が盛り上がっていた時代を復活させようとオヤジたちがその意図を知らない若者を巻き込みながら企みを進めていくものだと思います。もしこの作品にオヤジたちの野望を叶える何らかの隠し玉が取っておいてあるのであれば大歓迎なのですが、特に打開策無しであれば、このままオヤジたちのつぶやきを延々と聞かされて、シャコタンブギみたく終わったんだか終わってないんだかわからない作品になりかねない不安がよぎります。
ということで車好きのバイアスをかけても、今のところ5点、というのがいいところだと思います。

追記:終わったら結局大人がよってたかって1人の車好きというか車で仕事ができそうな若者を仕立て上げた、というオチでした。
 また、最終巻はシャコタンブギが載っていたり、あとがきでマンガ家人生を振り返り、体がボロボロだと告白しています。作者のファンは読んでおいたほうがいいかもしれません。

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[投稿:2010-07-17 01:45:37] [修正:2012-10-08 09:01:13] [このレビューのURL]

今のところ導入部ですが、金田一さんのマンガの特徴がよく出ています。黒くないようで黒い人外、それに振り回される主人公と非日常な空間。金田一さんのマンガが好きな人なら読めると思います。金田一さんにしては、ちょっとおとなしめの気もしますが。
追記:終わってみれば打ち切りっぽいですが、そんなに違和感はないです。ただ続けて読むと違和感あるかな?ハッピーエンド?にしたせいで、旧来の作風よりだいぶ毒が薄れたように感じます。

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[投稿:2011-02-20 01:20:48] [修正:2012-10-08 01:46:33] [このレビューのURL]

 意外と長いキャリア持ってる人だったんですね。表題作「CATCH&THROW」が少年誌向け短編として、作者のいうところのラブコメ+マイナースポーツ+コミュニケーションが詰め込んであるものの、爽やかでわかりやすくスッキリ終わっています。久しぶりに抜群にいい短編だと思いました。
 他の短編は、どこの雑誌に載せるか、が難しそうな作風が気になりますがコミュニケーションを主題にした面白いマンガだと思います。
 表題作8点、他6点といったところです。

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[投稿:2012-10-03 19:53:48] [修正:2012-10-03 19:53:48] [このレビューのURL]

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