「臼井健士」さんのページ
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6点 武田信玄
劇画調の「武田信玄」伝です。天下を取っていないため「戦国最強武将」の呼び声も高いのに織田信長・豊臣秀吉・徳川家康の3人に比べて地味な扱いになっています。漫画はこれと「横山版」くらいではないでしょうか?不遇な扱い。
信玄が天下を取れなかったのは
1に京都からあまりにも遠い山国・甲斐に生まれたこと。
2に周囲を北条・上杉・今川という大国に囲まれていたこと。
3に信長・秀吉と年齢が離れすぎていたこと・・・・ではないかと思う。
特に2は今川・北条との三国同盟を結んでまでの越後を通過して北周りでの上洛作戦だったはずなのだが、上杉家の当主に迎えられた「謙信」はなんと三国中最も強敵であった!。
落ち目だった上杉家の武威は大きく回復し、謙信の威勢は遠く奥羽まで轟くことになる・・・・・・ここから信玄の計算は大きく狂い、歳の大きく離れた織田信長が京都に将軍・足利義昭を奉じて上洛するのに、川中島で上杉謙信と10年近くも消耗戦を余儀なくされ、「人生五十年」と詠われた時代に致命的な時間のロスを負うことになる。
焦った信玄に最後のチャンスが訪れる。同盟を結んでいた南の今川家が「桶狭間」で当主の義元を信長に討たれると、今川家の力は大きく失墜する。50歳間近の信玄にはこれが天から与えられたラストチャンスと映ったことであろう。
同盟を破棄し、侵攻に反対する嫡男を斬り捨ててまでの前進は結果として信玄の寿命を縮めるだけの結果に終わった。
後には主を失い途方に暮れるかつての「最強軍団」が死に場所を求めるだけになり、そのツケは後継者の勝頼に重い十字架となってのしかかるのであった。
最後に武田滅亡の原因をもうひとつ挙げておく。
それは・・・・信玄の無類の美女好きにあると思う。
敵将の息女すらも側室にしようとする分別の無さは何も勝頼の母親に限ったことではない。
その敵の怨念が「勝頼」に形を変えて武田を滅亡に導いたのだとしたならば、これも「自業自得」が最強武将の「玉にキズ」と後の世にまで語り継がれるべきことであろうか?。
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[投稿:2012-01-21 23:04:16] [修正:2013-08-15 14:00:47] [このレビューのURL]
6点 妻は、くノ一
時代劇の漫画。原作小説は江戸時代を舞台にしてシリーズ化しているようです。
シーボルトの名前が出てくるところから、19世紀の前半で黒船来航までまだ50年近く前のお話。
公儀隠密の凄腕女忍者が密命を帯びて、西国に潜伏する。だが、その際に夫婦の契を結んだ男と愛し合い、
愛情と使命との間で揺れ動くという流れらしい。
続巻なのですが、表紙に巻数の表示がないのはどうしてでしょうか?
原作との差異は未読につき不明ですが、ページ数が少ないのが惜しいです。
12歳の少女・おゆうちゃんが可愛いので、おゆうちゃん目的で読んでも全然可かと思いますね。
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[投稿:2013-08-15 13:56:29] [修正:2013-08-15 13:56:29] [このレビューのURL]
6点 赤パン先生!
小学校四年生の少女・伊倉きらは、10歳の夏に学校のプールの授業で臨時教員の通称・赤パン先生こと鮎川に対してかつて感じたことのないときめきを覚えた。
思春期の入口に立つきらが日々体験する出来事。
そして、きらの年の離れた姉・庸子は中学校の国語教師。妹に水泳を教える鮎川と書店で出会い惹かれていく。
年の離れた姉妹が同じ人を好きになっていることをお互いはまだ知らない。
看板作品の
「テルマエ・ロマエ」
「放浪息子」
が終了してしまった「月刊ビーム」で敢えて私がオススメするとしたらこの漫画だろう。
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[投稿:2013-08-14 12:18:00] [修正:2013-08-14 12:18:00] [このレビューのURL]
5点 銀のニーナ
27歳で会社をリストラされて新しい仕事も見付けられない失意の主人公・志摩崎修太郎が群馬県の万座・鹿沢口の実家に帰省。
そこで、フィンランド人と結婚していた姉の産んだ姪・ニーナとの出会いが待っていた。
外国での生活をしていたはずの姪と関わることはほとんどなかったのだが、暇なので夏の間は面倒を見ることになる。
異国育ちの銀髪碧眼の少女は日本の生活に慣れていないので、初めての経験が「事件」になることもある。
27歳の叔父と10歳の美少女は、ちゃんと血縁関係があるので「恋愛関係」には間違ってもならない。
あくまでも叔父と姪との触れ合いを描いていく路線。
ニーナが確かに可愛くて魅力があるのだが、修太郎の絵が逆に変というかクセがあるというか。
ニーナの可愛さにおんぶに抱っこというのが正直な感想。
決して悪いとは思わないが、長期連載に持っていけるかはまだ微妙。
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[投稿:2013-08-14 12:14:56] [修正:2013-08-14 12:14:56] [このレビューのURL]
5点 マンガ 日本の歴史
大人向けの日本史漫画。いや「萬画」か。
巻数は多いのだけれど、中高生が読むとちょっと分かりにくい。
単純に日本史を学びたいと思うなら小学生向けで出ている「漫画 日本の歴史」を読んだほうがいい。
内容的にもある意味、小学生向けのほうが優れているなと思う。
もっと詰め込めたはずなのに、巻数がある分、1冊1冊がスカスカした感がどうにも消せない。
秀吉を
「元々、血を見るのが嫌い」な「慈悲深い大将」
なんて作中で言わせているのは資料の読み込みと考察が甘いと思います。
石ノ森先生の生前にちゃんと完結できたことが今考えてみれば唯一の「誇れる点」かも。
これで未完だったら、出版社側も「大恥」かいたところだったでしょう。
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[投稿:2013-08-03 22:52:40] [修正:2013-08-03 22:52:40] [このレビューのURL]
8点 ハイスクール!奇面組
ギャグ漫画として私が他人に薦められる数少ない作品のひとつ。
とにかくギャグ漫画で、ある意味常識になっている「下手な下ネタに走って、(主に)小さな男の子に気に入られようとする」作風が全く見受けられない。これは作者様のポリシーだと信じているのだが、貫徹しているギャグ漫画がいくつあるのか?。
所謂、一般人とは少々毛色の違った「個性的な登場人物たち」を「属性」ごとにいくつかのチームに振り分けて登場させ、それぞれの集団同士もしくはその集団と一般人たちとの間に巻き起こる「騒動の顛末のおかしさ」を学園を舞台に展開させていくというスタイルがヒットの理由だったと思う。
問題に挙がっている「最終回」の実は・・・これまでのお話は全部、中学時代の唯ちゃんの空想だった・・・は誰も予想もしていなかったラスト。しかししかし、私はこのラストのコマは「奇面組」の登場へと続く布石だと考えます。つまり空想・・・だと思っていたけれど、廊下を曲がったら「空想と同じように」奇面組の面々と出会いました・・・・っていう明るい未来(楽しい未来)を暗示した終わり方だ。決して「あんな楽しい面々」も実は存在していなかったんです・・・・なんていう絶望的な雰囲気では有り得ない。
「ギャグ漫画の終わり方」ってストーリー漫画以上に難しいと思う。それを考えるとラストシーンもなかなかの締め方ではなかったかな、と。まあ奇面組は正確には「ストーリーギャグ漫画」でしたか。
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[投稿:2013-08-03 22:19:46] [修正:2013-08-03 22:19:46] [このレビューのURL]
久米田先生の初期の長期連載作品。
但し、今の作風からは想像も付かないような「下ネタ」&ダジャレのオンパレード作品。当初はスポーツ漫画として始まったはずだが、いつの間にやらシフトして最早競技はどうでも良くなった(大汗)
下ネタで売っているうちはどう考えても「三流漫画家」です。
でも、久米田先生の凄さはここから「改蔵」→「絶望先生」と大幅な進化を遂げたところ。
漫画界広しといえども、ここまでの進歩を目にすることはまずないだろう。
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[投稿:2013-07-30 05:23:36] [修正:2013-07-30 05:23:36] [このレビューのURL]
6点 信長のシェフ
記憶を失った現代人が過去へタイムスリップして、現代技術を駆使して活躍するという展開で、「料理版」とも言うべき作品。
戦国時代で織田信長に召抱えられるという流れのため、天下統一へ向けてのイベントの数々に主人公は立ち会うことになり、それぞれのイベント毎に料理を以て事件を解決していかなければならなくなるというわけだ。
「料理」自体は「駆け引きの手段」という位置付けで、所謂「ウンチク」の類を長々と披露し続けるような作品に非ず。
むしろ、秀吉・家康・信長は勿論の事、足利義昭・浅井長政といった戦国の世の著名人たちとの交流という大きな流れが話の肝。
主人公が何故記憶を失っているのか?
料理の技術はどこで学んだのか?
歴史オタクなのか?(笑)
という横軸の謎も「長期連載」のための必要事項である。
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[投稿:2013-07-27 02:58:14] [修正:2013-07-27 02:58:14] [このレビューのURL]
掲載誌であった「スーパージャンプ」の廃刊に伴い、連載作品の多くが打ち切り終了となった中で、掲載雑誌を移籍しての続編刊行となった。
その煽りで物語上、フリーの仕立て屋であった悠がマルコとセルジュの弟子2人を加えて工房を立ち上げて独立。
一国一城の主感が強くなってきました。
さらに物語に華を添えるのがジラソーレ社の面々。
この作品、初期のハードボイルド的な雰囲気から、ジラソーレ社の女性陣が多数登場するようになってから面白くなって長期連載に繋がった。
特にラウラの登場時のクールキャラ→いじられキャラへのチェンジはお見事!
悠との恋に目覚める・・・・のか?今後に期待!
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[投稿:2013-07-20 12:10:50] [修正:2013-07-20 12:10:50] [このレビューのURL]
スタイリッシュかつクールな男子高校生・坂本くんの日常を描く漫画。
何事にもキマル坂本くんと、周囲の人とのギャップが笑えるか笑えないかというところで評価は分かれることでしょう。
分類的には「ギャグ漫画」に属するのか?
但し、作品として「テルマエ・ロマエ」と似た匂いがします。
つまり、短編としてはそれなりだけど、長編連載するにはネタとしてツライのではないかという。
「一発屋」的な雰囲気ですね。
テルマエも映画化までして、連載が長期化したら本来の「お風呂漫画」の主旨が薄れてしまった。
書店でやたらとプッシュされているのは今後のメディア展開への布石なのか?
テルマエと同じ失敗を繰り返しそうで怖いです。
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[投稿:2013-07-20 11:43:20] [修正:2013-07-20 11:43:20] [このレビューのURL]
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