「gundam22v」さんのページ

総レビュー数: 644レビュー(全て表示) 最終投稿: 2010年12月06日

他の漫画じゃ見られない「おっぱいリロード」と主人公琉朱菜のルックス(お色気美人主人公がガンアクションする)に尽きてしまうのが残念な作品です。力入れて描いた時にたまに良い画もあるのですが、不安定さが酷く琉朱菜さえ奇形みたいな体型になることが多いです。画力の不十分さが悪い意味で長所を奪って光ってしまった感じですね。ベタながら戦国要素を取り入れた西部劇風でそこそこの出だしだったストーリーをはじめ序盤はまだマシだったのですが、途中からその酷さが目立って読む気がどんどん失せました。

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[投稿:2014-12-28 04:44:45] [修正:2014-12-28 04:44:45] [このレビューのURL]

ポケットモンスターの妖怪版的なお話。
話題作で映画版まで空前のヒットのようだからとりあえず読んでみるかと思った映画のコミカライズ版です。原作ゲームもアニメ本編も何も知らない状態ですが、予備知識はほぼなくても読めました。ギャグをやる時に凄まじいキャラ達の顔芸には引き気味になりましたが、子供向けとはいえ王道を丁寧にやるストーリーは面白かったです。漫画1巻分で劇場版ドラえもん的に話をやり尽くしてちゃんと畳んだところも好印象。マスコットキャラ的なジバニャンはカワイイし、要所で大活躍するので人気が出るのも納得でした。割とシリアスなシーンが多かったのが意外かつ印象的。自分がリアルタイムで子供なら間違いなくハマったと思います。

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[投稿:2014-12-28 04:34:38] [修正:2014-12-28 04:34:38] [このレビューのURL]

打ち切りかつ作者本人が失敗作扱いしている作品なので読むのを避けていましたが、少年誌向きじゃない話だから打ち切られたとしか思えないほど話は面白いです。今ままで読んだ福本作品の中では後半に盛り上がって綺麗に終わったという多くない作品。確かに前半はややテンポ悪いなと思ったところはありましたが、一気読みだとそんな気にならず、主人公の生い立ち・考え方に厚みや説得力を持たせるために必要なパートでした。世論(というか主にマスコミに)で厳罰化ばかり求められている少年法の暗部(少年側にとって)にスポットを当てているところに重みがありましたし(それが人間学園のゾッとする正体に繋がる)、立ち向かう孤高の主人公には共感が持てました。ギャンブルなど一切ないですが心理描写の迫真さ、展開のスリリングさ、独特の福本節などは健在です。現在は大漫画家だけに「遅い?引き伸ばしている?」とも言われてもいる作者ですから、この漫画はこれから再評価されて欲しいと思ったりもします。

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[投稿:2014-12-27 16:26:37] [修正:2014-12-27 16:26:37] [このレビューのURL]

原作(アニメ)未読。原作は1年間やったわりに評判が今一つのようですが漫画版の作画は丁寧ですし、複雑な設定も分かりやすく説明してますし、たった2巻ですが伏線も回収して、少年漫画の王道として綺麗に纏めています。元素知識を豊富に盛り込んで、それをバトルに応用させるというのが独自性がありました。もっと子供向けかと思いきや意外に重い設定もあります。やや文字が多くテンポという意味では良くないところもありましたが、全2巻ものとしてはなかなかの佳作だと思います。

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[投稿:2014-12-26 06:46:34] [修正:2014-12-26 06:46:34] [このレビューのURL]

6点 電車男

本当かどうか別にして「電車で美女を救って交際が始まる」ネットで実話として公開され、社会的にも話題になった恋愛物語。恋愛ものとしては地味な内容ですが、ネット民衆の反応、応援が加わることが独特のスパイス(ネットの正部分が良く描けている)となって、面白く読めました。展開としては波乱など全くないですが、創作を銘打つ恋愛話の方が次々と困難連発なのがある意味不自然なのかもしれません。全3巻でまとまっています。噂で前から知っていた作品ですが、女性本人を直接助けたのかと思いきや少しズレてたりして、作品には直接触れなきゃ分からないところもあるなと再確認しました。

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[投稿:2014-12-21 12:22:56] [修正:2014-12-21 12:22:56] [このレビューのURL]

ゲーム未プレイですがゲーム原作RPGとしてはかなりの良作漫画だと思います。ゲーム未プレイで細部がやや分からない箇所は正直ありますが、おおまかには理解出来ますし、画力の高さには唸るものがあります。実はラスボスにそれなりの大義があったというどんでん返しには驚いたところもありましたし。群像劇的な構成でどのキャラもそこそこ存在感があります。ただ、主人公がラスボスに比べると少年過ぎて未熟だったのが、ややカタルシスに欠けていたのは否めませんし、問題は一旦解決しただけで核心は先送りでした。

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[投稿:2014-12-18 22:16:31] [修正:2014-12-18 22:16:31] [このレビューのURL]

2014年の年末劇場公開される海外での幻の野球チームを描いた作品で原作未読です。野球漫画としてよりも、カナダでの日系人が受けた差別と闘う漫画で、白人から日本人への差別を描いたものとして、その激しさに驚きました。他作品ではあんまりスポットが当たるものではないのですが、こちらでは詳細に描かれています。白人の黒人への差別は周知の事実で現在も根深いものだとは知っていましたが、日本人も有色人種であるのは間違いなく、そしてこの物語がたった1世紀前という事実からも、現在はそれなりに友好でもやはりと思ってしまうところがこの作品のゾッとするところでした。他は青春漫画としても野球漫画としても特筆すべきところはありませんが、小難しいところはなく、バランスよくそれなりに纏まっています。地味な絵柄ですが個人的には好みな部類ですし。ラストはいくら最近名誉回復的に表彰されたとしても、やはり差別により台無しになってしまったものが戻って来ない切なさがこみ上げる締め方で余韻が残りました。

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[投稿:2014-12-18 22:07:01] [修正:2014-12-18 22:07:01] [このレビューのURL]

「漫画で分かる心療内科」コンビによるモテる方法解説漫画。モテると表題にあるものですが、心療内科の観点によるもので異性のみならず人間関係に応用出来そうに感じるものです。心療内科同様に分かりやすく、テンポが良く一話完結。心療内科が多少マンネリになって来ているのに比べて、こちらは始まったばかりでギャグの切れ味がありますし、解説役の女田幸(オンナダコウ、女抱こう)を軸にして、聞き役のエロゲ会社スタッフを上手に絡ませています。心療内科以上に不定期連載ですが、単純な面白さでは現状上ではってほどなので続きに期待したいです。

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[投稿:2014-12-16 08:27:46] [修正:2014-12-16 08:27:46] [このレビューのURL]

他の方も指摘してくれている通りなのですが、裁判員制度のお勉強漫画に留まらない、様々な観点から示唆を与えてくれる漫画だと思います。司法制度全体の闇にも切り込んで行ってますし。少しでも刑事裁判に興味がある人には是非読んで欲しい漫画かと。全体的に堅く重い漫画ではあるので、相当な良作なのに無名なのが残念ですね。全5巻で短く終わったのですが密度も十分で主人公兼ヒロインの掘り下げも良く出来ておりそれなりに纏めた感じがあります。
絵柄が親しみやすく(主人公兼ヒロインが可愛いです。こんなかわいい女裁判官が現実にいるかよというツッコミはおいといて)最初から画力もそれなりにあるのも良し。
ただ素材や事件はたくさんありそうですし、まだまだ続けられたのではという残念さもありますが。あともう少し事件を議論し推理する、どんでん返しなどの要素があればより良かったかなという部分も感じました。この辺はゲームですが『有罪×無罪』という作品が凄く良く出来ていますのでおすすめです(裁判員裁判に参加して有罪・無罪・量刑まで決められます)。全体的に非常に良く出来た全5冊で勉強になり読み応えがある漫画だと思います。

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[投稿:2014-09-21 07:05:48] [修正:2014-12-16 08:05:30] [このレビューのURL]

ガンダムの原点である「ガンダム」の主人公アムロとライバルシャアの永きに渡る決着を描いた一旦の完結編的作品。映像化されてる劇場版の出来が良くて、この作品がガンダムシリーズで一番好きですね。短期決戦ですが「ガンダム」から見違えるほど美麗になったモビルスーツをはじめ世界進化の衝撃は今でも忘れられないし、現在にも十分通じるのではないかと。三十路を超えたアムロとシャアを中心とする人間関係など全体に漂う大人の雰囲気も非常に好きなところです。

まずは予備知識として「ガンダム」、「Ζガンダム」、余裕があれば「ガンダムZZ」までアニメ本編じゃなくも「Gジェネ」などのゲームでも良いから世界観や流れは抑えてからっていうのは前提になると思います。主人公とライバルがガチで敵→味方→敵で終了した作品というのは、思いつくのでこの作品と青山剛昌作の「YAIBA」くらいで独自性があります。そのアニメ映画「逆襲のシャア」を本作はそのまま漫画化したという訳ではなく、原作者がスポンサーの要望で変更を余儀なくされた本来やりたかったものを漫画化した作品です。様々な変更点や映画で描かれなかった掘り下げや深みもあって、既に小説という形でも出版されていますが、昔読んでストーリーではこちらが上なのではとさえ思いました。ただ文章が小説家が本業じゃないので非常に分かり辛い。そこをこの漫画では映画のキャラデザに近く、画力もそこそこで分かりやすく再現しているように感じました。自分の中のガンダム熱も再燃しそうです。このまま綺麗に完結し漫画化として成功して、「ベルトーチカチルドレン」版の認知度も広がって欲しいなと期待しています。

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[投稿:2014-12-14 17:04:20] [修正:2014-12-14 17:04:20] [このレビューのURL]

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