「gundam22v」さんのページ

総レビュー数: 644レビュー(全て表示) 最終投稿: 2010年12月06日

設定自体は最近はどこかで見たようなと多少既視感があるのは
事実ですが、絵(現役ゲームキャラクターデザイナーらしさがある)も話も安定したキャラに愛着が持てるコメディでした。元が気ままなネット掲載とはいえたった一巻じゃ勿体無いと思えるものなので続編が出ているのは嬉しかったです。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2017-06-04 16:47:40] [修正:2017-06-04 16:47:40] [このレビューのURL]

謎、バトル、エロやエグさありのダークファンタジー作品。掲載誌のこともあって、知名度は高くないですが秀作だと思います。高画力でアメコミ風を取り入れた日本寄り融合絵は独特で最も魅力を感じました(バトルが若干見辛いところもあるがこの手の絵にしてはマシな方)。キャラデザも癖が少なくて獣人キャラに嫌味がなく、女性キャラはかわいい。レトロなアメリカ世界観、謎を振りまく話にも引きつけられ、キャラも立っていて特に獣人主人公アレックス刑事の格好良さは特徴的。賑やかし要員に見えたピートが第二主人公的成長を遂げたのも良かったです。

一方でやや難解な二重螺旋をテーマにしたダークファンタジーがほぼ全てなので、刑事である主人公が主体的に捜査するというよりもほぼ振り回される格好だったこと、ヒロインのネクロや関係者が責任をとったとはいえラスボスに転嫁出来ない身勝手な罪が重すぎたこと(よって結末のカタルシスが弱い)、核になって行く獣人差別問題が序盤には感じにくく、終盤の展開がやや唐突に感じたところなど不満点もありました。

しかし、全体として謎や話をしっかり解決して終わったことをはじめ長所が大きく勝ったという印象です。独特かつ一気読み向きの作品なので、未読の人には最近完結した今こそおすすめしたい作品かなと思います。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2017-06-03 17:58:13] [修正:2017-06-03 17:59:33] [このレビューのURL]

西夏や文字というマイナー題材に注目しているところ、文字の大切さを訴えるテーマ性は素晴らしいのですが、前作でのハラハラや戦記感が失われた気がします。繰り返し訴えられるそのテーマ、逃避や個人バトルが中心となって、盛りあがりに欠けているように思えました(バトルが絵的に見にくいのも)。大モンゴルが絡むに関わらず、戦記的に盛りあがらなかったのがどうしても惜しいです。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2017-05-26 23:30:16] [修正:2017-05-26 23:30:16] [このレビューのURL]

知名度なら題名通り「神のごとき」ですが、ミケランジェロ個人の人生についてはほとんど知らなかったので、漫画として違和感がないほどの面白エピソードの数々には笑いとタメになるの両方で楽しめました。かといって彼の根底にある真摯な芸術家性も描かれており、元々抱いていたイメージ通りで安心出来たところ。

レオナルドやラファエロとの絡み、参考文献多数の情報量も活かされており、基本コメディ調ですが歴史漫画としてもしっかりしています。最近流行している作風の流れを汲んだ一作で掘り出しものでした。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2017-05-26 21:31:59] [修正:2017-05-26 21:31:59] [このレビューのURL]

うつに関する作者含めてそこから抜けた人達の体験談を漫画化した作品。基礎知識、あるあるをさりげなく提示しながら、最後にそれを集約して作者なりに達したところをまとめています。手塚治虫風の絵柄で漫画として読みやすく、話題は深刻ですが明るめのノリを意識されています。

ただ作者含めて体験談の人達がクリエイター的に成功している恵まれた立場にあるので、立ち直りの方法が広く通用するものなのかという点では微妙なところ。裏返せばそれほどの人達でも本気で苦しみ、脱した後も揺り戻しに遭ったりもしているので大変なんだということが伝わります。

誰もが無関係ではいられないこのご時世だけに一読の価値はある作品だと思います。既に15万部を突破している好調な売れ行きもそんな背景を感じる部分です。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2017-05-23 22:58:20] [修正:2017-05-23 22:58:20] [このレビューのURL]

西尾維新原作のコミカライズとしては画力はじめ最も上手い作品ではないかと思います。タイトルにもなっている忘却設定がやや強引かつキャラ付けくらいしか機能していない感じが残念ですが、現代の殺人に頼らないライトなミステリとして質が高く、個性的なキャラと掛け合いも特徴的。原作が未完結ということもあって、主人公に関する謎が投げになった第一部完の半端さは否めませんが、いつか完結まで描かれる第二部にも期待したいです。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2017-05-21 03:35:14] [修正:2017-05-21 03:35:14] [このレビューのURL]

8点 COPPELION

[ネタバレあり]

突っ込みどころはあれど、政治的な風刺も含めて面白いところ突いてたと思いますし、続きが気になりながら最終章込みで全五部構成の長編を読み切れるだけの面白さがありました。

途中で現実の方が漫画に近づくことになってしまったため(逆に良いところ突いてた裏返しだが)、ダークな原子力ディストピア色を後退させてバトル漫画的に。ゴチャゴチャしたり、展開がやや遅いところがありましたが(連載追っていたら大変だったかも)、それはそれで引きつけられて、一気読みだと大分改善されます。

多少粗さあれど特徴と画力があって、萌えとは異なる活き活きとしてかわいさがある制服女子校生達のサイバーパンクアクション漫画。裏腹に老人キャラも多いですが良い味出してたと思います。謎を残したりせず読後感が良い方でちゃんと話を畳んだのも良かったです(それまでの政府暗部を許し過ぎたり、主人公だけ仲間と離れる形になったのは多少引っかかるものはあるが)。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2017-05-13 11:16:30] [修正:2017-05-13 11:25:04] [このレビューのURL]

ダーツは完全に小道具状態な頭脳戦漫画。しかしながら最近の頭脳戦漫画でもかなりレベルが高い作品ではないかと。演出、ハッタリのセンスが高いのも好印象(絵が上手い)。
主人公最強漫画ながら展開と仕掛けで毎回魅せる作品。一戦ごとのテンポも良いです。人気と知名度がもう一つだったのか完結巻数が短めですが、しっかりと終わってるのでダラダラ続くよりは良かったのかもと思います(終盤はややバタバタ、黒幕はじめ拍子抜けもありましたが)。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2017-05-04 08:20:08] [修正:2017-05-04 08:20:08] [このレビューのURL]

竹取物語をモチーフ、絵が上手いのは良いんですが、キャラも話も平凡というか。特に主人公のカグヤに魅力を感じませんでした。モチーフがかぐや姫であることへの違和感に加えて、粗暴さ丸出しの女主人公というのは自分には厳しかったです。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2017-04-28 00:42:27] [修正:2017-04-28 00:42:27] [このレビューのURL]

あらすじを読んで興味が引かれるものはあって、コンセプトは面白いとは思いましたが、中身が追いつかずに芸能人である原作者で話題になった作品というのが否めないかなと思います。「ここ日本なの?」という違和感がある日常生活だけでステレオタイプな悪党に出会ってバンバン殺すだけなので。描かれる苦悩もないに等しいものにしか見えませんし。たった一年の任期が終わった後のトリガーへの報復対策が最初からガバガバにされていたのも唖然としました。絵は綺麗ですが「我が名は海師」の時より北斗の拳風のクセが強い感じになってます(意図したところかもしれないが濃い)。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2017-04-28 00:33:01] [修正:2017-04-28 00:33:01] [このレビューのURL]

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