「鋼鉄くらげ」さんのページ

総レビュー数: 292レビュー(全て表示) 最終投稿: 2007年10月28日

子供の頃、どこかで読んだ記憶があって、今改めて読み返したのですが、それはもう、びっくりする位、面白みの無い漫画でした。

何と言うか、小学生向きの「あの」分厚い漫画雑誌に載っていそうな、そのあまりにベタな少年漫画ストーリーに、「あー、昔はこんなのでも夢中になって、読んでいたんだな〜」と懐かしくなってしまいました。

ただそれは、つまらなかった、というよりも、嗜好が変わった。というのが、正確かもしれません。食べ物や飲み物と同様に、作品に対する感受性も歳を取るごとに変化していくものだと感じました。

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[投稿:2008-09-29 22:09:29] [修正:2008-09-29 22:09:29] [このレビューのURL]

正直、あまり面白くありません。前作が面白かったというのもあるかもしれませんが、どうにも読んでいて退屈です。しかも全体的に話の内容が暗く、登場人物達も仲が悪い。

ここから徐々に面白くなるのかもしれませんが、少なくとも、もう少し主人公に「世界を僕が救うんだ!」位のやる気を出してもらいたい所です。

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[投稿:2008-09-24 20:41:33] [修正:2008-09-24 20:41:33] [このレビューのURL]

この短編集を読むと思うのですが、尾田先生は話を作るのは上手いと思うんです。

ですが、バトルを描くのはあまり上手くないと思うんです。ですから例えばこの短編集に収録されている「モンスターズ」みたいに、短時間でパパッとバトルを終わらせてしまえば、今連載している、あの海賊漫画ももっとテンポが良くなって、もっと面白さも増すんじゃないかと思う訳です。

しかし、あの受賞作を当時高校生で描いていたと言うのは本当に驚かされます。これだけの才能を、もっと生かせるような環境作りをしていって欲しいと、切に願います。

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[投稿:2008-09-07 20:30:38] [修正:2008-09-07 20:30:38] [このレビューのURL]

完全な失速漫画ですね。1巻から2巻位までなら、個性があって、シュールな展開を楽しむ事が出来ますが、それ以降はもう、坂道を転げ落ちるがごとく、つまらなくなっていきます。

1年くらいで潔く身を引いておくのが妥当だったんじゃないかと、連載を終わった今、そう感じます。

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[投稿:2008-09-07 20:11:08] [修正:2008-09-07 20:11:08] [このレビューのURL]

アニメ共々なぜか好きな作品です。

が、敢えて問題点を挙げるとすれば、それはあまりにも「感覚的」過ぎる事。キャラクターも、設定も、ストーリーの流れも、作品全体を包むものが感覚で捉えられているため、具体的なイメージが掴みづらく、はっきりとしたものを求めている人には、話を追っていく過程で、説明も無しにさっさと次へ行かれてしまうので、置いてけぼりにされる印象を受けます。

またキャラクター達も、自分達がそう考えるまでに至った思考の過程をあまり語らないため、セリフの裏に隠されたキャラクター達の心情を順次理解していく必要があります。

黙して慮る。そういった感じの作品ですね。ただまぁ、個人的には5、6巻の「私の中に何かがいる」はもう、10点をあげたい位の良い話でした。

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[投稿:2008-08-31 17:17:20] [修正:2008-08-31 17:17:20] [このレビューのURL]

1〜7巻  9点
8〜12巻  7点
13〜15巻  10点
16〜31巻  6点
32〜37巻  8点

ガンガンで、創刊号から続いた最後の作品です。

昔の作品を評価するのは難しいですね。ただまぁ、今読んでも自分は充分面白いと感じるので、この点を付けました。

しかし、絵柄が好みを分けるので、合わない人には合わないと思います。中盤、少しダルい展開が続きますが、前半や最終決戦は、結構面白いと思います。

ちなみに、今のガンガンは全く読んでいません。ガンガンは隔週になった辺りから、路線が変わってしまったように感じたので。

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[投稿:2008-08-24 19:56:55] [修正:2008-08-24 19:56:55] [このレビューのURL]

以前、「祟殺し」編を読んで、その後「鬼隠し」編、「綿流し」編と問題編の3部作を読んでみたのですが、どうにも自分の中ですっきりするものがなく、そこで解答編の一つである、この「罪滅し」編を読んでみました。

なるほど、そういう事か。と思いましたが、つまり、この作品は、一般的な推理小説のように、犯人が誰で、トリックがどうで、動機がどうとか、そういう話ではなく、ストーリー上の分岐点で枝分かれした樹形図の一つという訳です。

だから例えば、A君が枝分かれした交差点に立っていて、左の道を選んだから、A君は交通事故に遭った。よってA君は、右側の道に行けば交通事故には遭わなかった。そういうストーリーな訳です。そのため、両者は接したり、交差する事はあっても、重なる事はほとんど無いため、解の話はほとんど別物です。

そのため読者が行なう「推理」というのは、個別の話をどう捉えていくかではなく、この物語全体を支配する大きな謎を、様々なストーリーを通して解き明かしていく、という事ではないかと感じました。

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[投稿:2008-08-16 20:18:29] [修正:2008-08-16 20:18:29] [このレビューのURL]

二巻くらいまで読んだ時に、一度最初のレビューを書いて、その後、最新刊まで読んでみたのですが、やはり評価は「普通」の一言です。

面白い訳でも、つまらない訳でもない。しかし、そう感じる事こそがこの作品にとっての一番の問題なのかもしれません。

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[投稿:2008-08-09 20:23:17] [修正:2008-08-09 20:23:17] [このレビューのURL]

正確に言えば8.9。限りなく9点にしようか迷った作品でした。

どうやらこの作品は、大きなシリーズ全体の一側面のようで、そのため、作品の全貌を理解していないこの状況で、断定的な評価を行なうのはマズい気がするのですが、まぁそれでもサスペンスホラーの小説を読んでいるようで、結構楽しめました。

前半は、特にこれといって物語に大きな進展は無く、正直退屈な印象でしたが、後半からは雪崩のような怒涛の展開が押し寄せ、特にラストの結末は本当に衝撃的でした。

「事件」を解決するための決め手が無い現状で「事件」の真相を探ろうとすると、幾らでも可能性が出てきてしまうという、シナリオの巧みさが、この話にはあると思います。真実を掴みたいと思う思考の種を、上手く蒔かれてしまった感じですね。

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[投稿:2008-08-02 21:00:53] [修正:2008-08-02 21:12:20] [このレビューのURL]

正統派推理コミックです。当時、推理コミックとして、パイオニア的役割を担った作品ですが、おそらくこの作品がなければ後続の推理漫画もその成功を収めることが出来ず、また漫画界にも推理漫画というジャンルが浸透することはなかったのではないでしょうか。そういった意味では非常に革新的な作品だったと言えます。

その後ドラマや映画、アニメなど様々なジャンルへ進出したこの作品ですが、実際作品として持っている本質は実にシンプルなものです。正義感の強い高校生が、その類稀なる推理力をもって、様々な難事件を解決していく、文章にしてみると当たり前過ぎて何のことはない印象を受けますが、だからこそこの作品は多くの人々に受け入れられ、こんにちまで愛され続けているのではないでしょうか。

「万人受けする」というのは、時に非個性的で、保守的といった印象を受けます。しかしそれは裏を返せば基本に忠実であるとも言えることが出来ます。そうした基本を忠実に守り、今もなおオーソドックスな作品作りを続けるこの作品は、実に職人気質な気風を持つ作品であると感じます。

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[投稿:2008-07-28 20:27:25] [修正:2008-07-28 20:27:25] [このレビューのURL]

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