「gundam22v」さんのページ

総レビュー数: 644レビュー(全て表示) 最終投稿: 2010年12月06日

二巻まで既読。現在(一応ラブ)コメディとしては一番キレがあって面白いサンデー作品ではないかと。西部劇、(見た目は)クールな保安官をこういう風に出来るのは斬新さを感じました。
このままマンネリ化せずに続いて終わってくれればと期待したい作品です。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2018-02-15 23:21:45] [修正:2018-02-15 23:21:45] [このレビューのURL]

こういう古典名作のコミカライズは今後もどんどんやって欲しいと思わせられる質、量共に十分な作品でした。終盤にこれがテーマパークのアトラクションになっているのかと納得。今でも十分通じるサバイバル冒険作品だと思います。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2018-02-05 22:08:02] [修正:2018-02-05 22:08:02] [このレビューのURL]

調べると武豊氏は名義貸した程度の原案のようですが、彼が監修していると信じた感想を多く見かけるほど良く出来た騎手視点の競馬漫画だと思います(作者の頑張り)。粗いときに雑さがある絵に好みが分かれる所で、馬を描くものとしてはレースが熱くなって良し、人物は不安定(初期はまだマシだったが)の半々という感じです。まあ競馬漫画ですから前者があるのは大きいですが。

終盤に主人公の父親が出てきてから迷走し始めたような感じがありましたが、全体としては安定した出来で長くなり過ぎず、初期からの目的をちゃんと達成して終わった良作だと思います。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2018-01-23 18:44:55] [修正:2018-01-23 18:45:21] [このレビューのURL]

未来終末世界を軍装少女コンビが半装軌車で探索する話。画力がある訳ではないですが、引き込まれるものがあり、愛らしく情感豊かで息の合った掛け合いには楽しさすら感じました。世界について全ては語られませんでしたが、哀愁を感じて分かりやすく伝わってくる話作りも魅力です。
終盤はついに現実を直視する厳しい展開になりますが、最後まで二人が揺らがずに作中表現にある絶望と仲良く話を終えたのは心に響きました。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2018-01-20 14:20:50] [修正:2018-01-20 14:20:50] [このレビューのURL]

修道院での不屈サバイバル劇。特に精神的な枷が印象深く、それを切り抜ける緊張感や主人公エラのグサっと来る言葉、芽生える友情などが見所でした。

最終巻までは名作級の素晴らしさでしたが、突然駆け足になったのだけが残念。一応プロの仕事として畳まれてはいます。

ナイスレビュー: 2

[投稿:2018-01-14 14:38:14] [修正:2018-01-14 14:38:14] [このレビューのURL]

裁判員制度を題材にした頭脳戦作品。主人公に最初から正解が分かっているという一見面白くなさそうなスタート地点から、禁じ手を使ってでも皆を導くのが独特です。演出や攻防、逆転に見応えがあり、熱中出来ました。法律監修がしっかりしていて、裁判・司法の勉強にもなります。
おそらく打ち切りだと窺えるのが残念ですが、着地点含めてそれなりに纏めてもいます。裁判員制度を扱ったものでは、他に「裁判員の女神」もありますが、どちらも特徴がある良作なので合わせて読んで損はないと思います。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2017-12-26 02:33:00] [修正:2017-12-26 19:09:10] [このレビューのURL]

単純に暴れまくるヒグマと戦うモンスターパニックサバイバル。絵が綺麗で迫力があって、クマの恐ろしさが存分に伝わって来ます。ボリューム的にもその手の映画を観ているような感覚で引き込まれました。クマに関する豆知識も話に随所に絡めています。絵だけではない表現が生々しいグロさがあるので苦手な人は注意。原作未読ですが絵が付くことでの付加価値が大きいのではと思いますが、ミステリー関係の賞が貰えたのは疑問です(少しそういう要素があるが大したものではない)。

ナイスレビュー: 2

[投稿:2017-12-22 20:12:47] [修正:2017-12-22 20:12:47] [このレビューのURL]

今で言う異世界なろう小説の少女漫画版とも言える作品。ヒッタイトという時代のチョイスと作者の造詣が感じられ歴史漫画としても成立させています。30巻近い長編ですが、頑張る主人公に次々と課題が浮かびクリアして行くカタルシスがあり、名作との評に相応しい読み応えがありました。
絵を含めても男性読者にも読みやすいのでは。もちろん少女漫画でもあり恋愛シーンが満載かつ少女主人公の王子様達にモテモテや軍事活躍など突っ込みどころはありますが。指摘が多いようにカイルよりラムセスの方が好感が持てる辺り古代エジプトも良く描けています。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2017-12-17 15:22:59] [修正:2017-12-17 15:22:59] [このレビューのURL]

本編を読んでいてファンであることは必須の作品ですが、犯人視点でコミカルに事件を振り返るのがツボで爆笑しました(その配慮でシリアスな動機、背景などは極力カット)。ミステリー事件の粗を上手く利用している感じですね。絵が原作の絵柄が変わる前を意識していてツッコミも絶妙。とりあえず一巻で四事件を扱っていて、今後も続くのは嬉しいのですが、ワンパターンになりそうな感じもあるので注目したいです。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2017-11-23 02:34:16] [修正:2017-11-23 02:34:16] [このレビューのURL]

少年時代のとんち話一休さんしか知らない人にとって、衝撃的な一休宗純のその後を含めた一生を描いた作品。青年期以降の奇行や破戒っぷりは凄いものがありますが、本作はそうなる心理過程、時代背景も詳細かつ丁寧に描かれており、「偉人にみせて駄目人間だった」(こういう切り抜き特集が最近増えてる)と嘲笑うようなことはなく、人間臭く一周回って胸に迫る哲学で切り込んでくるような作風。「プラネテス」、「ヴィンランドサガ」の作者が本作に最も影響を受けたと語っていたらしくなるほどと思わせられました。

作者にとって遺作になったことは残念ですが、運命的な余韻も感じました。「石の花」よりも構成はしっかりしている一方で、ややテンポに欠ける教科書的な空気にもなっている(必要性があったとはいえ前述の時代描写)のが欠点ですが、綺麗に話が終わっています。現在文庫、単行本とも入手に厳しいものがあるので、再販されてもっと多くの人が楽に読めればと思うほどの名作です。

ナイスレビュー: 3

[投稿:2017-09-30 06:25:17] [修正:2017-10-19 18:52:12] [このレビューのURL]

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