「gundam22v」さんのページ

総レビュー数: 644レビュー(全て表示) 最終投稿: 2010年12月06日

タイトル通りの人類荒廃後の世界観は独自で面白く、原作設定を用いただけで内容が違うらしいですが、そこは原作未読だったので違和感はなかったです。絵柄が可愛く、主人公のサバサバした性格も良いと思いました。人類の滅びに対して悲壮ではなく哀愁を出せていた1、2話は出来が良かったと思います。しかしその後4話が深みのない日常話で全6話(合計1冊)で終わったのが物足りなさがありました。最初2話のノリで全1冊なら短くても納得の出来だったと思うのですが。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2016-04-23 10:00:14] [修正:2016-04-23 10:00:14] [このレビューのURL]

5点 惡の華

思春期の悶々とした漫画も読める方なんですが、これはちょっと理解しにくかったですね。怖くて乱暴な綾波レイ似の仲村さんの存在感で途中まで読めましたが、心中未遂まで行って彼女が離脱してからは読み続けるのが厳しかったです。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2016-02-25 03:12:42] [修正:2016-02-25 03:12:42] [このレビューのURL]

癖あるキャラデザですが画力は感じますし、何より女性キャラは
かわいい。後発の作品でそれを押し出して売りにしている感じなのも納得。ただこの作品ではありきたりで先が読めるホラー短期集中なので、ストーリーそのものが弱いのが裏目という感じです。後発の作品には興味が持てました。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2015-09-01 01:56:41] [修正:2015-09-01 01:56:41] [このレビューのURL]

画力と独特の雰囲気を持った漫画ではあり、一読の価値は
あると思います。一方で説明不足や結局何がやりたかった
のかというモヤモヤは否めなかったです。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2015-07-16 23:53:27] [修正:2015-07-16 23:53:27] [このレビューのURL]

公務員主人公で実際あった「なんでもやる課」をモデルにした珍しい漫画。コンセプト自体は良いと思います。ただ実際打ち切りを喰らったように受けなかった訳ですが、少年誌じゃなく青年誌で現実寄りの公務員要素を多くしてやるべきではなかったのかと思います。話を派手にするような脚色話が少年向けには物足りず、青年向きには突飛に見えるという半端な感じになっているように思えました。作者が実力のある人なので破綻せずになんとか読めるのは流石ですが。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2015-01-23 19:57:22] [修正:2015-01-23 19:57:22] [このレビューのURL]

描かない漫画家というタイトル通り、口だけで実力皆無の主人公を据えて、漫画界の実態や成長を見せる若手漫画家を描いて行く作品。画力・演出に力があり、前半は独自性もあり面白かった漫画です。主人公に描かせないことを守りながら、シリアスシーンでは決めさせて周囲に助言する格好で漫画界の現実を描きながら後押しをする。一種のパターンですけどギャグもキレて面白かったです。業界ネタも良く描けていた方かと。

途中から主人公が現実的に転落して行きます。それでギャグがなくなりシリアスに描いて、周囲から見放される展開が続いてほぼ最後まで行きます(和解したんだろうなと示唆するコマはある程度)。現実という意味では一定の説得力があるのかもしれません。一方で専門家以外モノを語るなに通じた説教臭く苦痛に感じたのが残念です。確かに熱烈漫画ファン的な主人公の言い分は否定しようと思えば否定出来る。けれども作中で何度も周囲の人物を救った功は立てている訳です。存在しなければ漫画を辞めていた可能性がある人物すら数人います。彼らの成功に主人公の論が役に立ったのは揺るぎない現実だった訳です。それを掌返しみたいに全否定して、忘れたかのように二度と現れるなと遠ざけるのは恩知らずに感じ冷めてしまいます(別に金の催促に来ている訳でもないのに)。後半は周囲が主人公に接触拒否して成功を重ねつつ、各所でワイワイするシーンがある訳ですが全然楽しめないです。

専門学校出で成功しているなんてほぼ皆無との現実を描きつつ、主人公をのぞいて周辺がほぼ成功人みたいになっていた演出が上記のため的に露骨に感じてしまう。成功キャラが出ても他は主人公同様に50歩100歩レベルで馴れ合い、その日暮らしの現実を背負いつつ「ワハハ」、しかし全員でその成功者とも格差を越えた友人関係は続くなどの方が良かったかと。最後まで前半の雰囲気で描いて欲しかったです。主人公は最後に人格変わったレベルで卑屈な努力漫画家になりますが、たまに真理的なこと言って成功者すら対象に周囲のムードメイカー的に役に立つ大法螺吹きのアシスタント的存在に落ち着く(手伝いばかりで自作をなんだかんだで理由をつけて作らない限り「描かない漫画家」のタイトルで一貫する)でも良かったかなと。そういう存在が許されても良いのではないかなと思いました。少なくとも面白さではその前半が圧倒的に感じます。前半が本当に面白かったので惜しかった作品です。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2015-01-10 13:08:44] [修正:2015-01-10 15:25:53] [このレビューのURL]

シナリオはそれなりに二転、三転で伏線回収もされていて面白かったですが、画力・演出が物足りないに尽きます。映画版は視聴してないですがそっちの方が良かったかもしれません。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2015-01-06 23:54:06] [修正:2015-01-06 23:54:06] [このレビューのURL]

前作終盤に登場した九音響也を主人公に迎えて、場所を
変えて始まる続編ながら仕切り直しのコンシェルジュ。

心理士である九音の
心理学解説が薀蓄に加わったのは長所だと思います。
ただ全体的にキャラが弱いですね。九音はじめ悪いキャラじゃないんですが、作者自認のように天才なわけでそこを前作主人公の
涼子における等身大の成長を描く軸話に比べると落ちるかと。
活躍が九音凄いねにしかなりませんし。
どっちかというと推理漫画ではって話も多いです。
前作のキャラがちょこちょこ出てきている辺りにも既存キャラの
弱さを感じたりします(このサービス自体は嬉しいですが)。

商店街の振興という話も軸なわけですが、前作の外資に脅かされたり、支社の経営を見直し出向、外国に研修という話に比べるとやはりこじんまり
してるかなと。身内の敵扱いだった専務ともなんだかんだで利害協調路線にはやくもなったので盛り上がり欠く感が。仲間でありながらときに経営的視点で対立もある前作松岡社長の方が魅力を感じます(彼の意見は正論そのものでしたし。経営者やるなとも思いました)。

それに本作は現実とのモデル人物が頻繁に登場する上に露骨でした。前作の後半くらいに兆候はあったのですが、本作は一字違いの名前・顔まで同じにして特定の人物を賛美したり(美化描写)、叩いていました(醜く描く描写)。その人物への感想は人それぞれな訳で、名前を完全変更して外見を変えるなり、多少でもオブラートに包むべきではないかと思いました。

役に立つ知識や見解はありましたが、全体的に前作の方がずっと良かったという感想になってしまうのが残念でした。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2013-03-07 19:05:20] [修正:2014-12-14 06:27:02] [このレビューのURL]

三国志正史を原作にしているというのが売りではありますが、こっちはこっちで演義と別方向で同程度の脚色が入っているので要注意の作品。場面・場面で横山三国志にはない燃えるシーンはあるんだけど、変態孔明はじめそりゃないだろ(例えば孔明の評価についてこの作品では曹操は諸葛亮など相手にしていない・名前を覚える存在ではないと一蹴して、演義の神智謀諸葛孔明へのアンチテーゼをやっているつもりなんでしょう。確かに演義の孔明が過剰描写なのは分かります。一方で正史でさえ編者陳寿が孔明を伝説的宰相管仲・蕭何にも匹敵する。後に天下を子孫が獲るライバル仲達さえ天下の奇才なりと評価している訳です。これだけでもこの物語は別方向で正史を無視しているのが分かります)、キャラ付けのつもりでやっているのに引いてしまうようなシーンも多すぎる感じです。美化され過ぎとはいえ演義で天下をとったら世が終わりみたいに描かれる悪役曹操を主人公にしている独自性や補正を行っている効果は評価しますが。ただ曹操はたしかに女好きですが、曹操はじめ他キャラにも無駄なエロシーンが多すぎるのも気になります。

以上の多すぎる癖、主人公曹操の死以降はまだまだ続くのに終わってしまうなどの問題点で描き分け不足や淡々さ、演義の脚色はあるけど軍配はスタンダード寄りな横山三国志に挙げたいですね。三国志漫画は数多いのにこの作品ではなく、正史に配慮して癖を抑えて歴史漫画をやっている作品がまだ存在してないと思うのは残念ではあります。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2014-11-11 09:06:40] [修正:2014-11-24 20:25:10] [このレビューのURL]

原作の問題でしょうが家康=狸爺の現在にも続くイメージ払拭を狙って却って魅力のない家康を提供した漫画という印象です。家康には野心などなく秀頼を支えて行くつもりなのに三成が一方的に決めつけて狙ってくるための正当防衛で天下をとってしまった、
色々と後世に批判されている行動を二代将軍秀忠の行動と押しつけたりしている(それで家康が実権を奪われて弱々しく描いている)等は失笑ものでした。三国志演義の劉備を家康にしたような感じで史実の事実ポイントの流れは同じですが、上記作風がどうしても受け入れられませんでした。泰平への願いを抱きながら野心や欲望を両立しようとする家康が見たかったです。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2014-11-03 09:36:10] [修正:2014-11-03 09:36:10] [このレビューのURL]

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