「gundam22v」さんのページ

総レビュー数: 644レビュー(全て表示) 最終投稿: 2010年12月06日

超有名な「仮面ライダー」制作の舞台裏が描かれて勉強になるだけではなく、作者特有の熱い作風ともマッチして出来の良い全1冊もの。ほとんどがスタントマンの話題になっていること、ボリュームが全1冊なので人物を把握している頃には話が終わっているというところが欠点ではありますが、それを凌ぐだけの長所がある作品。仮面ライダーに興味のない人にも特撮作品を作る上で影で支える人に焦点を当てたドキュメント作品として薦められるものだと思います。

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[投稿:2014-10-26 03:38:30] [修正:2014-10-26 03:38:30] [このレビューのURL]

面白かったです。前半は謎解き要素もあり、途中から宇宙人と遭遇しますが話がどんどん壮大になり期待感がありました。キャラも好感が持てる人物が多かったです。終盤の急いでショボイ悪役倒して解決だけはガッカリ感があったのは事実ですが。原作は知りませんが圧倒的画力、スケール、分かりやすいSF要素があり、引きつけ度は有名な「2001夜物語」よりも良かったです。ただ最後のたたみ方はあちらの方が上でしたが。

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[投稿:2014-10-13 19:14:17] [修正:2014-10-13 19:14:17] [このレビューのURL]

最初は描いた時代もあって、ステレオな宇宙ものだなと思いましたし、作者独特の淡々とした作風も悪い方に働いている感じでした。しかし、後半になるにつれて前半の一話完結物語を上手く絡ませて綺麗まとめた良作だと思います。全体として一話完結を重ねながら、SF知識を盛り込み宇宙に夢というよりかは怖さを感じさせる宇宙人類史になっているのは大したものかと。ロビンソン一家の顛末には感心しました。画力はやや見にくい箇所はありますが申し分ないです。

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[投稿:2014-10-13 19:07:58] [修正:2014-10-13 19:07:58] [このレビューのURL]

[ネタバレあり]

ちょっとここの評価は高すぎかなという気がしますが、卓球という題材で絵柄に癖が非常にあれど、画や構図に独特のセンスを感じる漫画だと思います。特にラスト付近のペコ対ドラゴン戦の描写はセンスの塊みたいな凄さです。
内容も評判通りに才能の差という現実をこれほどかと示しています。その一方でその屈指の才能を持つペコが自分で怠慢のため途中まで雑魚キャラ扱いで潰れかけてしまうのが、本気で一から自分を鍛え直して屈指の実力を発揮する辺りに努力の大切さも描いてるんですよね。おばば、アクマ、スマイル以外ペコの才能には埋もれてる頃は気付いてないという点も見逃せないところです(実力者でも雑魚扱いしている人間が多数。誰も気づかない可能性もあったしその場合本当に埋もれた可能性がある)。最初の頃は正直つまらないなと思える部分はありますが尻上がりに盛りあがり、終わってみれば全5巻とは思えない密度を持った良作だったと思います。

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[投稿:2014-09-19 07:55:37] [修正:2014-09-19 07:55:37] [このレビューのURL]

[ネタバレあり]

人殺しまでしてくるイジメに対する壮絶な復讐を描いた漫画。画力はゆうやみ特攻隊の途中より下なんですけどバトルのグロさ、エグさは上行ってるのが凄いですね。先が気になり熱中して読んでしまうことは間違いないです。ただ都合良く悪い方向に転ぶみたいなところは気になったのは確かです。せめて主人公の彼氏くらいはまともな人で居てあげた方が良かったのではないかと(結果は同じ結末でも印象が違うと思います)。

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[投稿:2014-09-16 03:23:36] [修正:2014-09-16 03:23:36] [このレビューのURL]

絵柄に似合わないシリアスかつ迫力あるバトルシーンが売りのホラー格闘漫画。最初はのんびりでしたが、途中から主人公の過去や出自の焦点が当たり勢いが出て、意外に伏線めいたものがあってほとんど畳んで綺麗に終わったところが良いですね。中だるみ感が薄かったです。格闘描写はびっくりするくらい迫力があります。画力も長期連載だけあって最後まで向上。ただもう一つくらい突出したものがあればと少し物足りなさもありました。展開が予定調和的だったなという感じがするのもやや残念でした。隊長の謎の強さやうつぼ神の存在について理由が完全放置でしたが、ここら辺が繋がればもっと驚きかつすっきりしたものになったのでしょうけど。

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[投稿:2014-09-12 16:58:21] [修正:2014-09-12 16:58:21] [このレビューのURL]

「おざなりダンジョン」の第二部的な続編。面白さとしては新世界ですが各地を冒険するだけであること(前作はわりと自由気ままにと行った感じだが決められたコース感が前作より強い)、伏線貼りの側面が強いこと、前作より主要3人組以外魅力があるキャラに乏しいこと(敵幹部が全員外見子供だったりする)等の点からやはり落ちた感は否めないですね。一方で一編一編なら物語の面白さはそう変わらず一気に読めてしまったこと、画力は前作以上ではというほど向上が見えます。ここから間があいて一旦は過去編といったところですが読んでみたいです。

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[投稿:2014-08-29 16:41:00] [修正:2014-08-29 16:41:00] [このレビューのURL]

古典漫画だけどSFとして人間哲学として相当ハイレベルな域にあるダークなヒーローもの。作者の他作品を読んだことありませんがアシスタントが作画した割には丁寧ですし(古いけど手塚作品とか読んでいれば慣れる)、人造人間視点からの人間描写や主人公の苦悩はかなり共感出来るものになっていると思います。テンポが良く先が読めない展開、バトルの連続など良い部分は他にもあります。
何より当時衝撃的で今でも話題になっているらしい物悲しい「人間になったピノキオは本当に幸せだったのだろうか?」で締められるラストには切ない余韻があります。ここで示された完全な悪心とそれに抗おうとする不完全な良心こそ人間の心であり、強さだとの結論も眼から鱗でした(普通は善と悪は半々と考えるだろうから悪を基調とするのには驚きや説得力を感じる)。
現在の漫画でも類似したテーマは多数ですが、ここまで描けているものはそう多くないと思うので一見の価値ありと思います。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2014-08-29 12:33:02] [修正:2014-08-29 12:33:02] [このレビューのURL]

福本作品の他のギャンブル漫画に比べると薄味かもしれませんが、ポイントは抑えていますしテンポが良いです。ギャンブル要素より謎解き要素が強いですが楽しめました。珍しく天才イケメンな主人公も差別化があって良かったかと。ただ最後の終わり方だけは続くことを明示しても区切りが欲しかったですね。明らかに続き読まないと仕方ないだろな唐突な終わらせ方でした。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2014-08-21 08:06:50] [修正:2014-08-21 08:06:50] [このレビューのURL]

前作「もっけ」とは舞台が違う中国系妖怪を題材にした物語
作者のその手の題材を相当勉強しているとうのは感じました。
一話完結系じゃなく続きものですが、絵柄と良い意味で合ってない
エログロやバトルを取り入れつつ、伏線もほぼ回収して綺麗に
終わった良作だったと思います(おそらく打ち切りでしょうが
ダレなかったからかえって良かった感じ)。終盤が重苦しい「もっけ」よりは読後感が良かったです。画力も前作よりも高くなっています。ただ残念なのが中国系の話で日本より馴染みがないので、
世界観解説はもうちょっと初歩からして欲しかったですね。
斬新な感覚があった「もっけ」に比べるとなんとなく分かった
雰囲気漫画的な感じでした。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2014-08-11 21:55:07] [修正:2014-08-11 21:55:07] [このレビューのURL]

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