「gundam22v」さんのページ

総レビュー数: 644レビュー(全て表示) 最終投稿: 2010年12月06日

[ネタバレあり]

女の子同士の大学寮生活なんて聞くと地味そうですが、中身が詰まっています。ギャグが作者の作品で一番笑えました。大学生という年齢層を高めにしたのが正解だったと思います。シリアス部分も考えさせられる名言が先輩を中心に多かったです。全1巻なのにやりたいことやったんだろうなという充実感があるのも良いです。ただ先輩の失踪行動は最初から読者に予告はあったし、彼女の気持ちも分かるのですが、やはり周囲の迷惑考えると勝手だなと思う部分もあり肯定出来ずモヤモヤする読後感はあります。それでも作者の作品では個人的にはこれが一番面白かったです。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2014-11-08 16:16:40] [修正:2014-11-08 16:16:40] [このレビューのURL]

4点 地雷震

クール主人公は良いんですが額に銃口突きつけられて、どう考えても殺されるって状況で弱み晒さず強がってるって訳でもなく、「殺すんなら殺してみな。別に構わないよ」って感じなのがガチなのは格好良いより感情移入出来ないです。犯人も言ってみれば類似した変態だらけだし個人的に厳しい漫画でした。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2014-11-06 23:11:52] [修正:2014-11-06 23:11:52] [このレビューのURL]

今度は斎藤道三を主人公にした作品。道三については現在それなりに名家出身で父親と二代事業だったという有力説が出てきていて、通説の油売りから成り上がったはかなり危ない状況なのがまずは厳しいところです。話はそれなりに面白いのですが「道三、お前天下人になんでなれないの?」というほど賛美が酷いのとラストで史実の死亡が明らかなのに生き延びているという超展開をやってしまったところです。これはかなり萎えました。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2014-11-05 02:12:36] [修正:2014-11-05 02:12:36] [このレビューのURL]

三菱財閥の創始者で成り上がりの岩崎弥太郎を主人公に据えた異色の作品。主人公だけにどの作品に出てくる弥太郎よりも破天荒かつ魅力的に描かれていると思います。三菱の歴史も分かって勉強になった部分もあります。創業期はこんなに大変だったんだなと。
同じ土佐藩出身で主人公になることが圧倒的な坂本龍馬とは関係者が違って、吉田東洋など悪役そのものな描き方なのが、こちらでは真逆になっていたりして人間の二面性に触れられる部分もありました。全4巻でまとめていますのでお薦め出来る作品です。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2014-11-05 02:04:43] [修正:2014-11-05 02:04:43] [このレビューのURL]

三国志の方が原作が演義なだけに史実要素が薄いのに対して、秦滅亡から漢樹立まで描いた本作は史実重視、長さも短か過ぎず、長すぎず20巻程度で綺麗に終わっているという点でこちらの方が完成度が高いと思います。横山漫画特徴のやや淡々としている雰囲気、キャラの描き分けの甘さという欠点はあるにせよ、情報量やテンポが良い流れの持って行き方は素晴らしいです。ある程度項羽と劉邦には予備知識があったのですが、それでも勉強になる箇所がたくさんありました。同じ題材を扱った熱い漫画である「赤龍王」とすべての点で対照的なので両方読んだ方が良いかと思います。どちらか1つならば両方読んだ今となっては情報量でこちらを推したいです。項羽と劉邦の両雄だけではなく周辺人物の活躍描写が全然違うレベルですから。劉邦のその後(赤龍王はラスト1ページで示唆はしている)は描いていませんが、後日談的な同じ横山作品の「史記」も読んでみたいと思うほどの作品だったです。

ナイスレビュー: 3

[投稿:2014-11-05 01:47:11] [修正:2014-11-05 01:47:11] [このレビューのURL]

原作の問題でしょうが家康=狸爺の現在にも続くイメージ払拭を狙って却って魅力のない家康を提供した漫画という印象です。家康には野心などなく秀頼を支えて行くつもりなのに三成が一方的に決めつけて狙ってくるための正当防衛で天下をとってしまった、
色々と後世に批判されている行動を二代将軍秀忠の行動と押しつけたりしている(それで家康が実権を奪われて弱々しく描いている)等は失笑ものでした。三国志演義の劉備を家康にしたような感じで史実の事実ポイントの流れは同じですが、上記作風がどうしても受け入れられませんでした。泰平への願いを抱きながら野心や欲望を両立しようとする家康が見たかったです。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2014-11-03 09:36:10] [修正:2014-11-03 09:36:10] [このレビューのURL]

単に良作とは言い難く迷いましたが
面白さでこの点数ですね。とにかく真に受けないでネタ漫画として楽しむということが大前提です。時代の古さも完全に本書の内容が外れた今の時代だからこそ安心して読める部分はあるでしょうし。今現在囁かれている陰謀論だの危機論だのが結局どれも大したことないであろうということが、この漫画当時の話題と現在に至る平穏で分かるのも利点でしょう。毎回とんでもない方向に行く前にそれなりに解説する豊富な雑学やオカルトやSF的な定説、当時の真に受けた読者を怖がらせた高い画力・迫力十分な演出、主人公キバヤシの濃すぎるキャラとよくこんな発想浮かぶなと感心するだけの主張と 超有名な「なんだってー」など他作品じゃ真似出来ないものが詰まっている異色の漫画であり一見の価値はあると思います。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2014-10-27 05:14:56] [修正:2014-10-27 05:14:56] [このレビューのURL]

超有名な「仮面ライダー」制作の舞台裏が描かれて勉強になるだけではなく、作者特有の熱い作風ともマッチして出来の良い全1冊もの。ほとんどがスタントマンの話題になっていること、ボリュームが全1冊なので人物を把握している頃には話が終わっているというところが欠点ではありますが、それを凌ぐだけの長所がある作品。仮面ライダーに興味のない人にも特撮作品を作る上で影で支える人に焦点を当てたドキュメント作品として薦められるものだと思います。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2014-10-26 03:38:30] [修正:2014-10-26 03:38:30] [このレビューのURL]

名作と名高く非常に期待して読んだのですがまずは画力ですね。同作者の後発作より信じられないほどに劣ります。内容も定番な感じでしたので画力の未完成さが苦痛レベルに感じました(人物の顔が横顔だと安定して奇形レベルになる)。内容も東西冷戦とかオカルトとか時代を感じるものでしたし、そこに画力が加わり読み続けるのが厳しく途中放棄しました。同作者では画力の完成度や話の安定感で「D-LIVE!!」が現時点では一番良いと思います。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2014-10-25 23:06:38] [修正:2014-10-25 23:06:38] [このレビューのURL]

ラーメン発見伝の続編であり、舞台を主人公を代えた作品。発見伝のライバル芹沢を上司にすることで前作の経営面での話が
より重視されています。相変わらず芹沢のキャラが素晴らしい。名言は前作以上に深いと思いました。前作では古典的ラーメンを馬鹿にする描写もありましたが、今作ではそこへの評価を改めて(リアルタイムで復活があったようなので)温故知新というメッセージ性を発しているなど現時点での最新情勢にアップデートされています。前作のやや「美味しんぼ」と被る部分を脱却して完全に独自の漫画になっているのではないかと。
ただ主人公ゆとりのキャラが藤本に比べると遺伝才能(親が料理有名人)変人という感じでなかなか好感が持てる要素がなかったのが残念。連載中は面白く感じにくかったのも今思えばその辺が原因かなと。一気読みだと後半の成長を感じる部分に感心したりもしたのですが(性格も常識を身につけて行って突っ込み役になることも増える)。あと女性キャラの顔の描き分けが出来ていないのは前作から引き継ぎ欠点ですが、主人公が女性なので余計気になってしまいました。途中から顔が奇形めいたシーンになる箇所(多分雑に描いた)がありそこも気になりましたし。
連載中はチラ見くらいだったのですが完結後一気読みして面白み
を十分に感じました。全11巻で前作より少ない巻ですが綺麗に話を纏めています。本作をもって発見伝は完結と言っても良いと思います(実際ラストだけは発見伝と繋げてさらりと感動させるので)。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2014-10-18 03:40:18] [修正:2014-10-18 03:40:18] [このレビューのURL]

月別のレビュー表示