「gundam22v」さんのページ

総レビュー数: 644レビュー(全て表示) 最終投稿: 2010年12月06日

設定自体は最近はどこかで見たようなと多少既視感があるのは
事実ですが、絵(現役ゲームキャラクターデザイナーらしさがある)も話も安定したキャラに愛着が持てるコメディでした。元が気ままなネット掲載とはいえたった一巻じゃ勿体無いと思えるものなので続編が出ているのは嬉しかったです。

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[投稿:2017-06-04 16:47:40] [修正:2017-06-04 16:47:40] [このレビューのURL]

うつに関する作者含めてそこから抜けた人達の体験談を漫画化した作品。基礎知識、あるあるをさりげなく提示しながら、最後にそれを集約して作者なりに達したところをまとめています。手塚治虫風の絵柄で漫画として読みやすく、話題は深刻ですが明るめのノリを意識されています。

ただ作者含めて体験談の人達がクリエイター的に成功している恵まれた立場にあるので、立ち直りの方法が広く通用するものなのかという点では微妙なところ。裏返せばそれほどの人達でも本気で苦しみ、脱した後も揺り戻しに遭ったりもしているので大変なんだということが伝わります。

誰もが無関係ではいられないこのご時世だけに一読の価値はある作品だと思います。既に15万部を突破している好調な売れ行きもそんな背景を感じる部分です。

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[投稿:2017-05-23 22:58:20] [修正:2017-05-23 22:58:20] [このレビューのURL]

現代最後のアンモナイトであるアンモの冒険という形式で様々な時代を一話完結で描きます。絵がとても綺麗で海洋生物の描写は素晴らしいです。学習漫画としても十分な質があり、作者は相当に造詣が深いと思われます(おまけの解説も充実して読み応えがあり)。語り部的なアンモの飄々としたキャラは好きなのですが、彼の物語としては時系列を動かしたり、結末も放り投げになっているのがモヤモヤします。そこは学習漫画に絞った方が良かったかもしれません。

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[投稿:2017-04-12 00:06:47] [修正:2017-04-12 00:06:47] [このレビューのURL]

6点 HAL

「大人版まんがサイエンス」という表現で良いかと。嘘を掲げていますが、思ったより科学漫画なのには驚きました。古い作品ですが本作で扱う話は進化が乏しい感じなので今でも読めます。テンポやギャグのキレも良いですし、短すぎるのがもったい無いなと(ラストも唐突にせつない)。旧版の用語解説が嘘(ギャグ)成分を見抜く時に役立つので、それがある旧版を読んだ方が良いのではと思います。

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[投稿:2017-03-25 08:15:25] [修正:2017-03-25 08:15:25] [このレビューのURL]

画力に助けられている部分は大きいですが、まずまず佳作の怪奇一話完結タイプのヒューマンドラマ。序盤イマイチだなと思いつつ次第に面白みが増して来ました。そこからすぐに畳んだのが残念でもありましたが、話としてはまとまっています。劇団主宰の人が原作なので異色の雰囲気がありますが、明確性には欠けるところがあるのは「魂とは?」と据えられたテーマ性を考えるとやや肩透かしでした。

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[投稿:2017-03-10 17:59:56] [修正:2017-03-10 17:59:56] [このレビューのURL]

ホロ苦青春恋愛劇ですが、ミステリーサスペンス風仕立てなところに独自性があります。主人公は下手すればクズってレベルですが、ヒロインは可愛いです(表紙の通り)。やや小難しく語りすぎかなと思いつつも要旨は分かりやすく、テーマ性も頷けるものがあって、前を向いたラストでもありスッキリ感がありました。全1巻でちゃんと読める佳作だと思います。作者がその後自殺してしまっているのは残念としか言いようがないです。

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[投稿:2017-02-27 21:14:52] [修正:2017-02-27 21:14:52] [このレビューのURL]

底辺三十路男が風俗店でくも膜下出血発症。実録だからこその衝撃展開から始まる作品。絵が上手いとはとても言えませんが、この手の漫画にしてはまずまずで見やすく分かりやすいです。厳しい状況なのに重苦しくなくむしろ笑ってしまう演出。家族や病院関係者が暖かい(ここは作者が恵まれまくっている)のも読みやすさの要因かと。下ネタが多いですが絵と作風のおかげで緩和されています。ただ映画化されるようですが(その宣伝で知って読んだが)、そうなって面白くなるのは難しそうです。

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[投稿:2017-01-07 07:59:34] [修正:2017-01-07 07:59:34] [このレビューのURL]

6点 キヌ六

前作「ベントラー・ベントラー」作者による「BLAM」という感じの作品。やや見にくいですが豊富なアクションと安定した絵、サイボーグなどほとんど生身の人間がいないサイバーパンク的SF感も良く出せています。主人公の女の子コンビの外見と絡みも良かったです。話も続きが気になり、割りと纏まったとは思いますが、地球に何度も訪れる氷河期や宇宙を安定させないと滅びるなど背景に独特かつ理解が難しい箇所があり、すっきりしないのが残念。ラストシーンの内容把握に困りますし。総じて前作好きな人にはセットで読むのを薦められる佳作というところです。

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[投稿:2016-12-25 10:54:58] [修正:2016-12-25 10:54:58] [このレビューのURL]

近年アニメ化がされましたが、ファンタジーとしても歴史漫画としても中途半端に終わったのは否めないとは思います。しかし、ヒットした「もやしもん」にも通じる掛け合い、キャラ立ち、要所のシーンにセンスは活きていて、まずまず楽しめました。描き分けは下手ですが、この時代・場所にはイメージが合うキツい顔立ちのキャラデザ、アシスタントなしが信じられない描き込みなど見るべきところもあったので、全3巻(外伝1巻)を念頭として読めば及第点にある作品だったのではと思います。

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[投稿:2016-12-16 18:20:24] [修正:2016-12-16 18:20:24] [このレビューのURL]

「無限の住人」に比べると、時代考証が本格的です。ロシア革命後のソビエト連邦を二人の男女を視点としてミステリー風物語として、映画風に良く描けています。史実人も多数絡みますが、物語を一読する上では予備知識はそこまで必要ではないかと。巻末に補足的な人物紹介があり、読了後理解が深まり、練られた話だったのだなと感心。相変わらずの画力の高さは必見です。展開が地味で起伏に乏しいところ、重い描写もありますが、丁寧に伏線を拾いつつ、前向きな読後感が抱ける全1巻の歴史佳作だと思います。

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[投稿:2016-11-25 18:58:29] [修正:2016-11-25 18:58:29] [このレビューのURL]

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