「gundam22v」さんのページ

総レビュー数: 644レビュー(全て表示) 最終投稿: 2010年12月06日

コンセプトが相当に面白い作品だと思います。名探偵気取りの主人公キドリが日常推理ものを大事のように騒ぎ立てます。そして探偵ものテンプレを抑えているようで、ズレている推理を披露するコメディ。ちゃんと推理するヒロインの子(絵的にも美少女が彼女くらいしかいないが。結構かわいい)も登場して収拾をつけながらキドリの暴走が楽しめました。

基本一話完結ですが、一話ごとの出来が振り幅が激しくて後半は明らかに日常推理ものから外れた超人ギャグ漫画みたいな設定が増えたこと、ギャグが引いてしまうようなシーンがあること、個人的にはヒロインが相棒みたいになって、なんだかんだでキドリに好意持って支えてくれているとかならさらに良かったのですが、そういう感じは一切ない、この辺が残念ではありましたね。ギリギリ引き伸ばしての息切れ気味の全3巻でした。

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[投稿:2015-08-22 09:35:48] [修正:2015-08-22 09:35:48] [このレビューのURL]

6点 パズル

「僕だけがいない街」の作者だけあって、画力・演出に味があり(妙にエロい)サスペンス漫画として犯人判明くらいまでは緊張感があり面白かったです。武装集団に
学校が襲撃され、選ばれた人間がパズルを解かされるという基本設定が面白いのでそれで引っ張っていけたと思います。
今思えばそこそこ伏線も回収しています。

ただ犯人が判明してからまるで同情出来ないしょうもない
動機かつ展開的にも茶番劇になったのが残念です。
参謀役が自分の台詞がほぼなしで引用ばかりで喋る
のもウザったく感じました。全2巻で纏めてはいるし、
総じてはページを捲るのも早くそこそこは楽しめましたが。

これでも聞くところによると原作をかなり手直しして、
良化しているらしく、原作はどれくらい酷いんだとそっち
の方も気になりました。

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[投稿:2015-08-21 22:36:10] [修正:2015-08-21 22:36:10] [このレビューのURL]

[ネタバレあり]

居候参入一話完結ギャグ漫画。主人公の特殊性(無職ロリ)、ほぼ下ネタなどの独自性かつ強烈な癖がありますが、絵柄や表現おかげもあって下品さが薄く、毎回テンションが高く笑える部分があってかなり面白かったです。主人公が上記人間な訳ですが、そういう現実に触れる話があっても、それも物語のテンションを変に下げない部分も良かったと思います。ただ相棒的だった天使ラブやんとの恋愛話になってからダラダラして来て、テンションが落ちて来たのだけが残念でした。最後もくっつけようと職につく訳ですが、簡単にプロ漫画家になったのも「そんな上手く行く訳が」と萎える部分もありましたし(周辺のどうしようもなかった人々も天使なり宇宙人なりとご都合的にくっつくなども)。全体としてまずまず楽しめたが後半はという作品でした。

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[投稿:2015-08-16 20:14:34] [修正:2015-08-16 20:14:34] [このレビューのURL]

天下分け目の関ケ原を実質的な総大将だった石田三成中心に西軍視点で描いた漫画。絵柄がやや可愛い感じで独特ですが慣れて来ますし、漫画として十分な質があって面白かったです。石田三成周辺の面白い部分だけじゃなく、敵役である東軍家康の凄さもちゃんと描かれていました。

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[投稿:2015-07-11 03:26:22] [修正:2015-07-11 03:26:22] [このレビューのURL]

「県庁の星」の漫画版同作者のもので、タイトルと概要に興味が沸いたから読んだ作品。一言で言えばお金の道徳教科書です。具体的にお金を稼ぐビジネス本を期待していると肩透かしになります。かといって大まかな心構えという点ではお金のことを論じることが普段は難しい中で、本作は綺麗事が多いように見えて核心をついているかと思います。完全にこんな風に生きるのは難しいと思いつつも勉強にはなります。

こういう漫画で分かるシリーズで悪い意味でありがちな漫画が少し、解説文章びっしりというのではなく、全ページ漫画なので漫画作品とちゃんとなっているところは良かったです。お金が話題なのに作風が爽やかで登場人物にも好感が持てました。原作者の体験談をベースにしているようで(さすがにフィクションも盛り込んでいるのを感じますが)、成功者と毎回繰り広げる対談はリアリティを感じる部分がありました。具体案は乏しいですが、幸せな(金があるだけじゃない)お金持ちの成功談としては学ぶ価値がある道徳論だと思います。ただ具体的にビジネスをどうやればという指南書ではないこと、1冊の単価が活字本のコミックス化という形態なので割高なことが欠点ではあります。

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[投稿:2015-07-04 13:03:06] [修正:2015-07-04 13:03:06] [このレビューのURL]

どこかで見たような既視感ある世界観、流行りの「進撃の巨人」に影響受けてるなと思う部分、「ベルセルク」投げ出しで新作かよという部分などで評価はあまり高くない印象ですが、さすがにベルセルク作者作品だけに面白かったです。全1巻ですが主人公とヒロインはじめキャラは立っているし、バトルは迫力あり、それなりに纏まっているところも好印象(再開しようと思えば出来るししなくても良い終わり方)。息抜き的な佳作読み切りという感じです。

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[投稿:2015-05-23 02:36:36] [修正:2015-05-23 02:36:36] [このレビューのURL]

「LIAR GAME」作者の推理漫画。意外に正統派であること、一話もしくは数話完結で作者の頭の良さが発揮されている独特の作風は良かったと思います。欠点としてあまりにも定番の人情話オチが多くてそこら辺のバリエーションの少なさが気になりましたね。主人公小田霧の過去も謎ばかりのまま掘り下げが遅れて、脇キャラもあんまり立っているとは言い難く、毎回扱う事件も緊張感が乏しく物足りなさは否めません。ただ謎と解決は面白く既巻分は読んでしまいました。本筋的に配置していたであろうライバル作家との戦い・謎の事件などは完全に投げっぱなしで休載3年くらいになっているのは残念です。再開して「LIAR GAME」同様に一応の完結はして欲しいなと思います。

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[投稿:2015-05-16 06:16:03] [修正:2015-05-16 06:16:03] [このレビューのURL]

[ネタバレあり]

近年減って来た蛙のマスクで変装した男による私刑執行を題材としたサスペンス猟奇漫画。絵柄が好みでない部分もありましたが続きが気になりどんどん読める良作ではありました。ラストが形式はハッピーエンドなのに内面に深い傷を残すバットエンド風なのも独特で良かったです。ただ犯人がどうやってこれだけの裁判員関連の個人情報を集められたのか、主人公である刑事にだけ部屋盗撮、ゲーム的な遊戯まで行い特に固執する理由が分からないなど粗っぽい部分があったのが残念でした。実質全2巻半であっさり完結しているところは読み易いです。

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[投稿:2015-04-11 03:04:45] [修正:2015-04-11 03:05:37] [このレビューのURL]

絵に個性はありますがデビュー作ということもあってか、粗くキャラの描き分けが甘い部分、女性キャラに至っては馬顔そのままな部分は気になります。ただ内容としては読ませるものがあり、「運び屋」という裏世界ならではの面白さは出せていたと思います。全1冊ものとしては良い出来で完結しており、映画原作となったのにも納得です。新装版で読みましたが本編の前日談が後付けで追加されて、画力の向上には驚きました。内容も本編の良い補完になっていたと思います。

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[投稿:2015-02-27 19:23:32] [修正:2015-02-27 19:37:15] [このレビューのURL]

民間研修に行く公務員主人公という珍しい漫画。同じような傾向に感じた「機動公務員かもしか」に比べると原作が当時ヒットした小説だけに突っ込みどころは減っているところ、随所に公務員のお役所体質をネタにしながらも、一定のオブラートに包みながら笑いで描くバランスは良かったと思います。真剣に考えると腹立たしいのですが。
主人公が県庁エリートに割には馬鹿に思える描写が多いこと、アラサー小2子持ちシングルマザーヒロインとの見てはいけないような気持ちになってしまうラブコメ要素(彼女との掛け合いは楽しいんですけどね)など余計に感じた部分はありますが、全4巻で纏まっている佳作だと思います。

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[投稿:2015-02-20 07:03:54] [修正:2015-02-20 07:03:54] [このレビューのURL]

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