「gundam22v」さんのページ

総レビュー数: 644レビュー(全て表示) 最終投稿: 2010年12月06日

エスパー魔美と似た要素を感じる作品ですね。
三重苦のヘレン(ヘレン・ケラーが元ネタなのは間違いないですが)
それゆえに身につけた超能力(この世界ではないものに干渉
出来る力)で様々な人や現象に触れ合う一話完結物語です。
話の質はまずまずで飽きずに2巻読み切れますし、もともと
長期を想定した感じではないので尻切れ感は薄いです。
ヘレンのかわいさと相棒の盲導犬の掛け合いが楽しめました。
最終回のオチはそう来るかという感じでこれも良かったです。

欠点としては同作者のフランケンふらんよりは綺麗な物語が多いですが、すべてにおいてインパクトが落ちる面は否めませんね。ヘレンの能力が
最後まで分かりにくかったのも欠点に感じました。
おまけ漫画でふらんと共演してそれが下手すりゃ本編より面白かったというのが、この作品単体での短所を浮き彫りにしたか
なと。そういうのもあるのでふらんとセットにして両方合わせても10巻なので「白と黒」という感じで読んでみて欲しい作品です。

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[投稿:2013-02-12 01:59:41] [修正:2013-02-12 01:59:41] [このレビューのURL]

すごい売りがあるわけじゃないけど全6巻で安定した画力、
盛り上がる場面、箱根駅伝のシステム・競技、人間ドラマ
など纏まった作品だと思います。
おかげで今年の箱根駅伝はしっかり見てみようという気になりましたし。この巻数くらいならおすすめ出来る漫画かと

ナイスレビュー: 0

[投稿:2013-01-15 08:52:17] [修正:2013-01-15 08:52:17] [このレビューのURL]

昔風の絵ですが丁寧かつ出来るだけ軽い感じで刑務所の中
の日常というものを実際
入所した作者が描いており、読んでいて勉強になります
し面白いです。世間から隔離されまくった
謂わば異世界を描くことに終始して、大概この手の作品にある政治色がないのも好感が持てます。

当然ですが無言の圧力的にやはり刑務所の中は
おそろしいという感じも十分描けており、これ読んで
実際入りたいとはとても思えるものでないので、「入りたいな」
的感想を見るとやっぱ首をかしげます。
なんだかんだで囚人もそんなキツくなさそうに見えてみんな出たい
という本音が見え隠れしているのが印象的でした。
全1巻で手に取りやすい本だと思います。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2012-10-20 02:00:34] [修正:2012-10-20 02:00:34] [このレビューのURL]

超能力を題材にしたバトル要素ありの定番漫画ですが、
「惑星のさみだれ」は読んでいてどうしても気持ち悪さを
感じた(主人公とヒロインが特に)のに、
こっちは全1巻ということもあり癖が
相当抜けて無難に描かれてたと思います。

相変わらず無意味なパンチラが多過ぎるのは気になりましたが、
設定や展開も1巻でよくここまで詰め込みつつ纏めたと感心
しました。

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[投稿:2012-10-01 16:55:06] [修正:2012-10-01 16:55:06] [このレビューのURL]

6点 海猿

画力も演出も凄まじく緊張感のある展開が続きます。
海上保安庁職員の仕事の内容、厳しさはこれ以上ないくらい
描いているところは長所だと思います。
ただ、面白いことは面白いですが、最初の方をのぞくとすっきり
しない結末の事件ばかり続いてレスキューものが持つカタルシスがやたら薄く感じました。同作者の「ブラックジャックによろしく」
と違いギリギリで踏みとどまりますが主人公は
途中から終始苦悩してばかりです。

恋愛面にも結構ページ割いているわけですが、結婚を
前提にした婚約者(これがお人良しの好人物だけに心が
痛みます)がいる
ヒロインが主人公に寝取られる系でそこへの裏切り
も強調され当然ですが作中でも殴られるほど非難されて、そっち
の方で後ろめたさや重さが抜けないのも作品を救命を
関係なくやたら重くした要因に感じました。

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[投稿:2012-09-19 07:43:23] [修正:2012-09-19 07:43:23] [このレビューのURL]

6点 外天楼

それ町は合わなかった自分が途中までは読めないことはないな
ってくらいのノリだったわけですが、途中からのシリアス展開
、伏線回収には驚きました。絵柄やキャラの妙な愛くるしさ(
特に女刑事が可愛いです)も随所に発揮されていた方がかと。
全1冊というのも手頃だと思います。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2012-08-31 00:23:30] [修正:2012-08-31 00:23:30] [このレビューのURL]

最初表紙と違う絵の下手さに「うわあ」って
なりそうでしたが、総じて続きが気になり面白かったですね。
話が「思い出す」という展開なのは登場人物に推理させるって形式
ではなく、読者への叙述トリック
として良かったと思います。散りばめられた伏線と回収は閉じ込められた少年少女の過去と関連して繋がっていくし、意外性も十分
ありました。最初にこの人物が原因かと思われたのを「嫌それは
違うだろ」と読者にも思い込ませてる
ほどあからさまに否定させて、やっぱりそれだったのかと落とすミステリーらしさもありましたし。
ミステリーと学園モノ的要素が上手く融合した面白さがありました
し、個人の意識世界に閉じ込めるという発想もなかなかでした。
似た雰囲気とトリックが似ていると感じた『another』よりも
話は面白く後味も悪くないです。

欠点は多少上手くはなってもやっぱり絵が表紙に比べると雑
すぎますね。それと少年少女仲間の過去がやたら重いのばかり
です(こういう人達だからこそ仲間として群れてたのかもしれ
ませんが)。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2012-02-17 21:12:27] [修正:2012-02-17 21:12:27] [このレビューのURL]

絵に癖があるのがギャグ漫画系統としてどうかと思いましたが、
途中までは本当に怖い顔なのに天使の心というギャップの
主人公という発想で勘違いネタで惹きつけられました。

画力自体はどんどんあがって格闘や恋愛要素も入った
のは良かったのですが、ギャグや根本が勘違いネタ(「絡む
相手が北野君を悪人扱い→実は良い奴じゃんと誤解
が解ける」パターン)一辺倒
だったのが一気読みだとしつこく感じて飽きて来ましたね。
まあ見てくれの大事さという部分では学ぶ部分もありましたが。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2012-02-17 03:08:36] [修正:2012-02-17 03:08:36] [このレビューのURL]

6点 Another

推理小説家の原作(アニメ化、映画化も決まっている最近話題の作品)を漫画化したもの
らしく、原作未読ですが4巻で良くまとまっているとは思います。
絵が丁寧でときおり入るギャグが無理矢理な気もしましたが、
テンポ欲く続きが気になる感じで進みますし、
ヒロイン鳴も正体分かるまで怖いんですが引きつける魅力
があります。
ミステリー要素が入ったホラー作品という言い方が正確であり、
ミステリー部分については死者の正体、ヒロインは幽霊なのか
など伏線や仕掛けが良く出来ています。
しかし、結局はホラーであり、誰かが一連の事件を仕組んでる
とか推理すると肩透かしを喰らうでしょうし、物語の結末
も26年前の因縁という根本の原因は「そういうもの」で踏み込まないで、「そういうもの」とされる対処療法
でその場凌ぎで幕を閉じてあまりすっきりしません。
まずまず楽しめて及第点ですが、
もう少しミステリー部分に踏み込んで欲しかったなというのが正直な感想です。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2012-02-15 13:47:49] [修正:2012-02-15 13:47:49] [このレビューのURL]

西森先生らしいギャグは相変わらずセンスが良いです。
道士郎の滅茶苦茶レベルの強さ、腕力がない健介がリーダー
となるという発想も面白かった。
打ち切り説も強い全8巻ですが、一応話を畳んだところも
さすがプロです。

一方でヤクザとやり合うレベルに話がなったのでやたら終盤が
重い展開で解決が安易にも見えるようになったこと
道士郎が人間味がないキャラなのと無敵すぎるので
出番がどんどん減ったところ、それに伴って健介に
比重が偏りすぎて成長の域
じゃ片付けられないほど胆力・知力がつきすぎて二人の
コンビ物語とするにもバランスも悪かったところ、
過去2作に比べると仲間周辺の絆(そもそも道士郎と
健助すら怪しい。丁寧なのは恋愛面での健介とエリカ
の方になった)が薄いため健助的「力なきリーダー」像を
自然な形で描くには粗くなったなど欠点が過去
2作よりも巻数の都合もあるが違和感をおぼえる
ところが目立ちました。

全体的には良作の範囲ではあると思いますが、過去2作より
落ちるのは否めません。全8巻なので手頃さはあると
思います。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2012-01-18 02:01:36] [修正:2012-01-18 02:02:14] [このレビューのURL]

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