「gundam22v」さんのページ

総レビュー数: 644レビュー(全て表示) 最終投稿: 2010年12月06日

漫画日本の歴史風な奥州藤原氏編。作風、内容、テンポ、情報量に安定感があったと思います。時代が変遷して登場人物が多数な割に似た顔が多い部分は欠点ですが、世界遺産にもなった平泉の歴史を漫画でまず把握したいのなら薦められる作品です(現在単行本の入手は困難ですが)。

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[投稿:2017-11-16 22:41:54] [修正:2017-11-16 22:41:54] [このレビューのURL]

美大予備校を舞台にしたスポ根的作品。作中で扱われるのがデッサンだけですが、ライバル(兼指南役)的な指原の怪演的な存在、作者の体験やリサーチを基にしたノウハウなどを盛り込んでなかなか読ませるものがあります。題材的な厳しさは否めずに打ち切られた模様で、なんとか一区切りはつけていますが、美大合格までの続きが読みたかった作品です。

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[投稿:2017-08-28 18:09:01] [修正:2017-08-28 18:09:01] [このレビューのURL]

6点 FLIP-FLAP

ピンボールという珍しい題材。ラブコメ要素はありますが、それよりピンボールを中心にした構成が良かったです。ピンボールの魅力、ゲームに熱中する心理や意味についてなど掘り下げて描かれています。巻末にある読み切り版も世界観が同一の補完になっていました。全一巻ものとしておすすめ出来る佳作だと思います。

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[投稿:2017-08-25 20:30:07] [修正:2017-08-25 20:30:07] [このレビューのURL]

偉人能力を手段とした宇宙侵略者との王道バトル漫画。世界観、ストーリーはどこかで見たような既視感が大きく、雰囲気も重いので「ジャバウオッキー」より面白さではかなり劣るような気がしました。しかし、作者特有のセンスは健在、綺麗な終わり方や後発作品故に絵が見やすくなったり洗練も感じました。

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[投稿:2017-08-24 20:37:19] [修正:2017-08-24 20:37:19] [このレビューのURL]

他の方が指摘されるように絵が見辛く、荒削りさを随所に感じましたが、それなりに読めて「こりゃ化けるかも」というモノも感じました(実際続編「マキシマム」がブレイク)。今時になると逆に多くない王道なSF西部劇、心身両面で苦しみを抱えながら安易ではない不殺を目指す主人公は個性的。表層を覆うコミカルさも息抜きにはなっています。掲載誌の都合で序章完という感じですが、伏線めいたものを貼りつつ、世界観の導入にもなっているのでここから入るべきでしょうね(ここで完全に合わない人は厳しいかも)。続編も読みたいなと思いました。

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[投稿:2017-08-13 07:21:54] [修正:2017-08-13 07:22:32] [このレビューのURL]

題材として面白いロボットエンジニア漫画。現在のロボット技術と空想で昔から描かれて来たロボットに追いつけない現実(ここは自分の中でもずっとあった疑問)を技術や経営の観点双方から掘り下げているのは良かったです。作者のロボット愛は感じるし、モーニング掲載らしい空気感も悪くなかったのですが、画力・キャラ・熱さ・感動など総合的に物足りない、地味という部分は否めず。

第一章完という感じで打ち切り臭もありますが、ちゃんと話をそこまではまとめていますし、出来れば続きが読みたかったなとは素直に思える佳作でした。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2017-08-05 21:52:30] [修正:2017-08-10 23:23:26] [このレビューのURL]

同漫画担当である「神様のカルテ」が面白かったのと、労働基準監督官を扱う本作にも興味が出たので読んでみました。労働法や監督官の職業知識を絡めて、読みやすい一話完結で悪くない出来だったとは思います。しかし、「ダンダリン」という同じ職業漫画も読んだことがありますが、あちらよりインパクトには欠けるかなという印象。主人公のどら公僕こと佐倉がそういう蔑称で呼ばれるほどのスタンドプレー感はなく、至極まっとうに仕事をしていますし。それでも「ダンダリン」は全一巻ですし、本作もおそらく打ち切りでしょうが全二巻なのでセットで読むのがおすすめの作品かなとは思います。

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[投稿:2017-07-30 19:58:45] [修正:2017-07-30 19:58:45] [このレビューのURL]

映画にもなった現役医師による地方病院を舞台に描く小説のコミカライズ化。地味な話かもしれませんが、大病院ではない地方病院におけるリアルな現実医療を描きつつ、それを優しくオブラートに包む作風で良く出来ていました。主人公の口調は滑ってる感じはありますが。原作がまだ先もあったので続きが読みたかったです。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2017-07-20 18:40:20] [修正:2017-07-20 18:40:20] [このレビューのURL]

アシスタント業から漫画業界を描く作品。かわいい絵柄の女性キャラ達が織り成す物語という要素で少しは緩和されていますが、作者の経験に裏打ちされた生々しい実録を感じさせるエピソードの数々はえげつないです。

オブラートが乏しく説教や押しつけな感じが強い、(作者のポジション的にも)業界の苦しさばかりで楽しさには欠けている、後半部分の二巻では絵が荒れる箇所が散見(作中でその大事さを説いているだけに気になる)、など欠点を感じる部分もありましたが、本作でしか理解出来ない固有のものがあったのは確かでした(説明は読みやすく分かりやすい)。漫画好きとして一読の価値ありの作品だと思います。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2017-06-28 21:55:51] [修正:2017-06-28 21:56:58] [このレビューのURL]

六巻、鋼人七瀬編まで既読。伝奇×恋愛×ミステリー(要素)を交えた独特な作品。原作小説は未読ですが、絵が丁寧で演出も上手くて良コミカライズだったのでは。前半は何がしたいのか良く分からず、後半はテンポ的にダラダラしたかなとは思ったところは難点でしたが。

ヒロイン(主人公)岩永が個性的で可愛かったです。賞の時に議論になったように、本作がミステリーなのかは意見が割れそうで、個人的には否寄りですが(結局発端の真相は何も分からず、虚構推理を用いた頭脳戦)、こういうのも面白いな、ベタな推理モノはだからこそ定着しているんだなと勉強にはなりました。完結したように見えて原作小説を越えた続編に入るようですが、正直あまり楽しみとは思えないです(恋愛としては完結しつつ推理としては一発ネタ的な異端)。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2017-06-18 11:07:01] [修正:2017-06-18 11:08:34] [このレビューのURL]

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