「s-fate」さんのページ

総レビュー数: 880レビュー(全て表示) 最終投稿: 2009年12月08日

 最初の80年代すぎる部分を過ぎて、話の中心がレースに傾きだすあたりから俄然面白くなります。表層的に見てどう見ても昭和だと言われればそれまでですが、レースを取り巻く環境、とりわけメンタル面の描写は、時代でそう変わらないと思いますので、今読んでも面白いと思います。グダグダ言わずに無駄に暑苦しくなくガンガン攻める主人公がカッコ良かった、
 この作品あってこそ「頭文字D」を手に取ることになったのは確かです。あの「バリ伝」の人が今度は4輪を描く!盛り上がりましたね当時。

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[投稿:2012-06-07 23:40:48] [修正:2012-06-07 23:40:48] [このレビューのURL]

5点 Sweet Home

 姉二人と暮らしてる主人公。同じ高校に進学。長女は長身でスタイルも良く生徒会長で隠れブラコン。次女は背が小さくてわかりやすいツンデレブラコン。主人公は家事全般をこなす、つけ込む隙が無いタイプのメガネで欠点はせいぜい泳げないこと(とやや鈍感)くらい。そこに男に触れるとつい技が出てしまう幼馴染の許嫁が押し掛けてきて・・・。と、この手の4コマ系マンガとしては、設定てんこもりの部類です。
 こうなるとテンプレ的な話を並べるだけでもネタは尽きずに展開できると思いましたが、イマイチ設定を生かしきれずに慌ただしく終了、という感じです。キャラ同士の絡みによる展開の進展とかがあまりなく、もうちょっとメリハリがあって欲しかったと思います。

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[投稿:2012-06-07 22:09:43] [修正:2012-06-07 22:09:43] [このレビューのURL]

5点 KAPPEI

 世間一般の日常(といってもこの作者独特の微妙なリア充的日常)に、非日常に生きてきた主人公を放り込んでいじることにより話が進むギャグマンガです。
笑いどころは
1.往年のジェッツコミックス風装丁
2.解散
3.無駄に俗世に詳しい老師の教え(しかも私怨と主観に満ちておかしな方向へズレている)
といったところでしょうか。
デトロイトメタルシティと同様に、とりあえず一巻で面白いところはだいたい網羅されているようですので、気になったらまず一巻だけ読んでみてもいいかもしれません。

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[投稿:2012-06-06 01:21:43] [修正:2012-06-06 01:21:43] [このレビューのURL]

 絵は少女マンガ調でも設定は大学と研究のフィールドワーク、家庭を舞台にして読者層を高めに設定。記号的に大学教授とかわかりやすい立場でない主人公。そこで主人公とヒロインはアウトかセーフか微妙な関係とし、ヒロインを研究対象としてみようとするほどの鈍感主人公、周囲は女率多し。といったベタなハーレム系ラノベ風設定で取っ付きやすさを確保。で、取っ付きやすいところから初めて徐々に大学でのお仕事や地理学といったこの作品の特徴的な部分を展開しつつ主人公とヒロインの関係もゆっくりと進める、といった構成でしょうか。
 研究職であるけどコミュ力が要求される地理学のフィールドワークの面白さと厳しさ、そして主人公の知らぬうちに形成されるおぼろげな三角関係が、周囲を巻き込み今後どうなるか、といったところがこの作品の面白いところだと思います。

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[投稿:2012-06-03 01:53:05] [修正:2012-06-03 01:53:05] [このレビューのURL]

二組の姉妹が姉同士、妹同士で仲が良い。しかし姉二人は相手の妹にそれぞれ邪な気持ちを抱く。しかしそれはほんのちょっと前の自分たちそのものであり、その邪な気持ちは本来姉同士の間に生まれるべきものの代償的なものでしかないが、本人たちは気付いていない。その結果代償行為の代償行為に走り一回りして第三者的に見て正しいカップリングになっている?という感じでしょうか。
 ぶっちゃけるとガチ百合一歩手前でここで紹介できるギリギリ寸止めの作品だと思います。

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[投稿:2012-05-29 01:04:18] [修正:2012-05-29 01:04:18] [このレビューのURL]

 前作と同じくクラスで微妙な立場の主人公設定ですが、脳内ではエキセントリックではあるがモテへの異常なアグレッシヴさを発揮。それがポロッと行動や言動に出てしまった時に笑いどころがくる、といった感じです。誰かと花火見に行きたくていろいろ画策したものの結局1人でうらぶれたデパートの屋上で花火見にきたが後から来た中学生となぜか一緒にラブホ覗きをすることになり、「うっひょおー」と奇声あげるとか。
 ただし前作と同じく人を選ぶ笑いだと思います。個人的には主人公の妙なアグレッシブさがいい味付けになっていてそれほど気になりませんが、一人芝居の虚しさや妙に切れ味のある下ネタなどに耐性のない人には向かないかもしれません。2巻とも帯に下ネタが乗ってるし。
 ガンガンONLINE上サムネイルの絵柄が変わりすぎていて谷川さんの作品と気付かずスルーしていました。
 やたら推してる本屋もありちょっと驚き。そんなに?

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[投稿:2012-05-25 01:49:56] [修正:2012-05-29 00:21:52] [このレビューのURL]

 同窓会であった奥手の二人が人外(一応神様)のフォロー(というかツッコミ?)でステップアップしたりしなかったりだけど最後はハッピーエンド、といった感じです。三宅さんの芸風にマッチしていてサクッと読めて個人的には良いと思います。あと最近流行の表紙はがすと後日談ってヤツなのでそこもお忘れなく。
 純情のちに極甘ラブコメ、ライトエロ盛り多めって感じですかね。

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[投稿:2012-05-27 02:16:35] [修正:2012-05-27 02:16:35] [このレビューのURL]

この後に大きなどんでん返しが無い限り、いくつか考えられるパターンに収まりそうな内容ですが、良い意味でちょっと古いタイプの耽美な感じがいいですね。また、ヒロイン?の集中線みたいな目玉の描き方がすごい印象的です。作品を包む雰囲気がいい。携帯さえ出てこなければ、昭和設定でも違和感が無く、懐かしい感じもします。
7点ぐらいはあげたいところですが、作者が体調不良でいつ再開するか不明ですので、とりあえず4点ぐらいにしておきます。回復したらで結構ですので続きが是非読みたいです。

 追記 2巻まで読んで大きなどんでん返しがありました。一読では理解できず、元に戻って「ここでこうなって確かここでこんな話があって・・・あー!そういうことか!」というところが何カ所かあり、たった2巻で詰め込んだ感も無くここまで出来るすごい構成力に圧倒されるばかりです。種明かしの理解のため以外でも繰り返し読んでしまったことと無事復活完結したので8点。

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[投稿:2010-10-09 02:47:02] [修正:2012-05-27 01:46:23] [このレビューのURL]

これはすごいマンガだと思います。これだけ八方美人的に売れる要素を取込んで破綻させることなく長期連載化するのは並大抵ではできないと思います。
まぁ産業ロックならぬ産業マンガ的な部分が鼻につくのと、何かをパクってる感が漂うところがある気はしますが、そこをリスペクトとかインスパイアとか都合のいい言葉で流せるかどうかが好き嫌いの分岐点だと思います。
そういった背景は抜きにして、作者が話をたいがいハッピーエンドに持っていくタイプの人ですから、作中何が起ころうと安心してみていられるということで6点としました。
 後半になると字が小さくてコミックでは読むのが大変です。目に自信の無い人は電子書籍か、どうせ出るであろう大判の愛蔵版のほうがいいかもしれません。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2010-02-09 20:01:04] [修正:2012-05-23 18:11:02] [このレビューのURL]

 信長っていうとたいがい怖いイメージで描かれている作品が多いですが、この作品以外では信長と認識できそうにないキャラ設定がすごいです。しかしそのおかしなキャラ設定とは裏腹に舞台は淡々と進んでいきます。このギャップが面白い。この調子で締めくくれることが出来れば、キャラが変われど歴史は変わらず、人の世など夢幻のごとくなりって感じで大きく見て信長を表現できた希有な作品になるかもしれません。
 ただ、個人的には絵が80年代前半くらいまでのエロ劇画みたいでちょっと古臭く感じます。

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[投稿:2012-05-18 00:51:40] [修正:2012-05-18 00:51:40] [このレビューのURL]

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