「gundam22v」さんのページ

総レビュー数: 644レビュー(全て表示) 最終投稿: 2010年12月06日

タイムトラベルもので歴史への深い理解・考察、
ブラックな話を隠さず描いてるものとして、今読んでも
かなり面白い作品。

短編完結ものなので話が未完でも助かるけど、主人公
ぼんも成長して行き、相棒が交代
したりして(最初のリームの方が好きだっただけに残念でしたが。
藤子F作品にしては珍しくロングヘアのヒロインでした。再登場の場はあったと思うんですがね。)、「何か大きな話もまだあったのでは?」という心残りは結構あります。

藤子F先生得意の別作品との繋げで「ドラえもん」との共演
も見てみたかったですね。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2010-12-20 06:47:29] [修正:2010-12-20 06:47:29] [このレビューのURL]

藤子F作品の中でも上位に来る完成度じゃないか
と思える作品。

エスパー少女ものじゃこれは漫画を代表するものでしょうし、
話の方も魔美の年齢がのび太らよりは上のために、
普段より対象年齢があがったSF短編寄りの深い話が多い
です。「魔女狩り」の話を出して、異能に対する多数の人間
の嫉妬をパパが語るシーンは恐怖でした。
魔美が最後まで不可抗力の高畑さん以外には隠し通したことからも、その重さが分かります。
絵も後期よりなので綺麗で安定していましたね。

魔美は色々な能力を身に付け、進化させて行きますが、一番の能力が、普段の超能力じゃなく、「どんな状況
でももう駄目だって時に打開してしまう力じゃないか」
という高畑さんの考察には思わず同意しました。

ナイスレビュー: 2

[投稿:2010-12-20 06:39:11] [修正:2010-12-20 06:39:11] [このレビューのURL]

途中までなら本編より質が上で10点でも良かったくらい
だと思いますけど、さすがにネタ切れ感も後半出たので8点
くらいで。先生死後は話にもならない出来なので

途中まではいつもよりスケールの大きい話を、1巻完結
でしっかり描いており、命を賭けなきゃいけない
というドキドキ、冒険的、
伏線的要素にワクワク感も凄かったと記憶しています。

海底でしずかちゃんが首刎ねられそうになったシーンなんか
当時ビックリしましたし、もう手が無いというところで
ここでバギーかとか驚きました(鉄人兵団の話もリルルで
同じような話がありましたね)。

本編に加えて別編でこんな話を同じ設定でやって、
同時に連載していたということは、今考えても驚愕
するしかないですね。



ナイスレビュー: 0

[投稿:2010-12-20 06:25:38] [修正:2010-12-20 06:25:38] [このレビューのURL]

退魔アクション漫画。
美神の格好(ボディコン)とか時代を感じるものはあるけど、
それでも現在でも読めるくらい面白かった作品だと思います。

ギャグを入れる間、突っ込みなど含めて本当に面白く、
テンポ良く読める。シリアスもそれなりに上手く、
本筋の方も伏線貼って、世界レベルの話
に膨れ上がったものの大体は回収できたという総合的
にかなり良く出来た作品かと。

主人公がタカビー外道タイプの女性(少年誌じゃ
今でも珍しいかも。今でいうツンデレっ気もあります)、相方男が最初どうしようもないスケベ脇役的位置なのに、ここまで
強くなったというのはなかなか例がないのではないかと。
後半はその相方横島が実質主役ですし(彼の個性は
うる星やつらの主人公的な濃さ)。
幽霊のおキヌちゃんは作中サブヒロインのような存在なのに、
サンデーを背負うヒロイン争いするくらい人気が出た可愛さ
でした。キャラ面は濃く、他の脇キャラも印象に残る
人が多いです。

短所は本筋解決してから、グダグダとした話が続いて、そのまま
終わったことですね(最終回自体はらしいなって感じで好きですが)。
その話の中にも面白い話はあるんですけど、
締まりを悪くした印象はあります。
中後期辺りからキャラ絵が妙にカクカクして主に女性が筋肉質
っぽくなったのも個人的にマイナスでした。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2010-12-16 07:55:57] [修正:2010-12-16 07:55:57] [このレビューのURL]

天才でスーパーエリートだけど活動は全くしない、
引き篭もり気味主人公と勘は良いけど、頭はあんまりで活動的
なヒロインが、良い具合にコンビを組んで事件を解決
する推理漫画です。

他の推理漫画と違い、殺人だけじゃない事件と殺人の両方が半々くらいあって、従来の殺人事件ばっかりという話とは違います。

そして、トリックなど話の運びが上手く、「これはないだろ」というオチが少ないのも特色です。
毎回作者が博識なためその手の知識が自然と筋に盛り込まれており、読んでてタメになります。

不思議とこれだけ長く続きのにマンネリが薄いです。飽きさせないように工夫があります。

欠点はコナンや金田一少年と違って、作風のためかインパクト
にやや欠けるところでしょうか。作者の理系的な知的さが淡々とした印象を与えているような気がしないでもないです。
あと初期の絵はさすがに低く雑さがあります(すぐに洗練されて
行きますが)。

基本一話完結でどこからでも読めると思いますし、コナン、金田一
少年に比べても完成度では上ではないかと思えるほどなので、
知らない人には是非読んで欲しい作品です。




ナイスレビュー: 1

[投稿:2010-12-15 01:47:42] [修正:2010-12-15 01:47:42] [このレビューのURL]

8点 寄生獣

画力がやや低いですし、荒削りですが、テンポ良く
しっかりと纏まったシナリオ、描写、環境論まで至る
メッセージ性などレベルが高い作品です。

タイトルの寄生獣が何なのか分かる伏線も良かった
です。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2010-12-06 21:46:15] [修正:2010-12-06 21:46:15] [このレビューのURL]

8点 火の鳥

バラバラの編が繋がっていく様は凄いです。
トラウマレベルの編の結末もあって、先が読めません。
ブラック・ジャックより個人的に好きです。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2010-12-06 16:19:29] [修正:2010-12-06 16:19:29] [このレビューのURL]

如何にも機動戦士SFな高画力と世界を舞台に小市民生活を風刺するギャグ漫画。そのギャップとキレには思わず爆笑。主人公兄が出てきた辺りからが本番という感じなので二巻までで合うかどうかでしょうね。一定人気を得てアニメ化されています。
ストーリーも一応は存在するので勢いを保ちつつちゃんと完結することを期待します。

完結後評価 8→7点
無駄に引き伸ばさず完結させしました。とはいえ、後半はワンパターンとの戦い、ストーリーも無難な着地点でした。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2018-07-12 17:59:22] [修正:2020-05-29 13:59:17] [このレビューのURL]

丁寧に作られていますし、頑張って畳んだとは思いますが、本作独特の次元Wに関する設定が話が進むほど複雑で分かりにくかったのは否めません。オジサン主人公とかわいいアンドロイドのバディアクションものとして一編完結的なエピソードを重ねる形式であまり踏み込み過ぎない方が良かったかもしれません。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2019-10-22 21:20:30] [修正:2019-10-22 21:20:30] [このレビューのURL]

岩明均を思わせる絵や雰囲気、時間SFと歴史モノの融合、箱庭世界など好きな要素満載。しかし、終盤にかけての駆け足と謎解きが雑でネット有料の外伝が必須なのは残念の一言(それを読んで大体が分かるという程度)。それでも買って読んでしまうほどに最後まで楽しめました。作者の次回作には期待します。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2018-12-30 20:22:41] [修正:2018-12-30 20:22:41] [このレビューのURL]

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