「gundam22v」さんのページ

総レビュー数: 644レビュー(全て表示) 最終投稿: 2010年12月06日

8点 3×3EYES

長編冒険伝奇漫画。画力、バトル、独自設定、
キャラ、恋愛、ストーリー、伏線など総じてハイレベル
な作品だと思います。
漫画賞獲得でヒットしただけはあるかと。

不老不死設定の主人公、天然&ツンデレの二重人格ヒロイン、
三つ眼族などヒンズー教神話的世界観など独自性
がありました。

後半ロリっぽい・萌え
っぽいキャラデザに変遷した感じもあるのですが、
読んでるとそこまで気にならない範囲です。

「中だるみ」と言う声が不評の典型で大きな声だと思いますが、
一気読みだとアマラ編辺り以外はそこまで感じなかった
ですね(作者自省の通りキャラに感情移入して、
殺せない漫画としての欠点はありますが)。

ただ、連載15年もの期間だからそういう声があがる
のはもっともだと思います。世代をストーリー漫画が
越えるのは良くないかと。そういう意味で悪しき前例
になっているのは残念ですね(現在ならベルセルクが似た
状況に)。

30巻に纏めるのがベストだっただろうなという気が
しますが、タイトル含めてかなり多い伏線、
異世界、異次元まで拡げた風呂敷をほとんど回収
して纏めきったのは凄いです。三つ眼族と人間、神話の出自、
魂の正体(本性)など結構衝撃なところもあります。

自分としては、後半の方がその辺が巧く活かされており
面白さを感じました。前半は色々な外国
を回って、良い話多いが纏まりを感じなかった
ので。伏線貼りの前半あっての後半でしたが。

終わってみると、「中だるみ」の一言で切り捨てられる
声が多いのが残念な作品なので、有名作ではありますが、
再評価が必要な作品かなという気もします。


ナイスレビュー: 3

[投稿:2011-02-16 06:47:56] [修正:2011-02-16 10:26:26] [このレビューのURL]

これも初レビューですね。
21エモン的宇宙冒険話です。
初期作、絵柄・作風も古い、巻数
も短いはずなのに、これはかなり面白いです。
藤子F作品の隠れた名作だと思います。

敵討ち、自殺フェスティバル、シャングリラ(これが一番怖い)
、地球最後の日などブラックで出来の良い短編が、
後半に来ればどんどん増えて来ます。

21エモンのアニメは面白かったですが、この話からの流用
があったからという話も頷けます(逆にモジャ公のアニメ
は大失敗に)。

「ドラえもん」でオットー(アザラシみたいな姿。後半主人公組と絡む異星人。性格が黒い)と同じ種族がゲストで出て来た
話(これも面白い)を、オットー登場で思い出して、笑ってしまいました。

ナイスレビュー: 3

[投稿:2010-12-20 07:37:12] [修正:2010-12-20 07:37:12] [このレビューのURL]

[ネタバレあり]

話題になった光る部分はありましたが、すべてにおいて若い作者の力量不足を感じました。
上下巻完結にもかかわらず、下巻は迷走していましたし、いきなりタコピーの自己犠牲で解決エンドは、タコピーが説教らしきこと言ってるのが頭にまるで入らず、あっけにとられました。

ナイスレビュー: 2

[投稿:2022-07-23 18:12:25] [修正:2022-07-23 18:12:25] [このレビューのURL]

歴史漫画の新しい切り口を目指したのでしょうが、荒唐無稽、茶の湯文化がテーマなのに、悪ノリが過ぎて下品。絵もそういう感じですし。
意外な史実を紹介する場面がありますが、これがないと歴史漫画以前になってしまう申し訳程度、これだけ崩してしまうなら歴史は舞台装置のギャグ漫画として徹底するか、最もメジャーな戦国時代のメジャー人物と絡みまくるのを避けてマイナー時代を選択した方がまだ良かったのかもしれません。
インターネット上では高評価が目立ちますが、合わない人を評価以前に退散させがちな癖が強い人を選ぶ作品だと思います。

ナイスレビュー: 2

[投稿:2022-02-08 19:11:51] [修正:2022-02-08 19:11:51] [このレビューのURL]

農学という地味なテーマ故に難しさがある中で、有名な「鋼の錬金術師」の時よりも漫画家として地力の向上を感じました。二年以降は駆け足になりますが、卒業まで描いて綺麗に終えています。同じ農学漫画なら「もやしもん」よりこちらを推したいです。

ナイスレビュー: 2

[投稿:2020-04-26 06:46:29] [修正:2020-04-26 06:47:13] [このレビューのURL]

キングダムやゴールデンカムイ辺りが好きなら是非読んで欲しい作品です。有名小説家の原作と実力派漫画家による作画の相乗効果、引き伸ばしやダラつくこともなく目的に向けて一直線で綺麗に完結するのが際立ちます。

ナイスレビュー: 2

[投稿:2019-10-12 15:04:05] [修正:2019-10-12 15:04:05] [このレビューのURL]

8点 Helck

現在完結した裏サンデー連載作品では最高傑作ではないかと。粗い部分もあったものの、全体的にギャグ&シリアスで熱く感動も出来る王道ファンタジー。ヒロインが主人公と恋愛にはならないのにここまで存在感があって可愛いというのは珍しかったです。真の友情が描けていました。

ナイスレビュー: 2

[投稿:2018-05-17 23:33:16] [修正:2018-05-17 23:33:16] [このレビューのURL]

後半のマカオに入る頃からはひたすらエロ、ぶっちゃけ運の度胸試しトーナメントになった感じで失速していたと思いますが、それでも読ませるハッタリはありました(敵役阿鼻谷の存在が大きい)。
前半の学園内でやってる頃には良い意味でなんでもあり、それでいて頭脳戦としても意外に緻密なワクワク感は秀逸でしたね。癖あれど絵が上手いのでエロ以外にも魅せるギャンブル漫画好きには一見の価値がある作品だったと思います。

ナイスレビュー: 2

[投稿:2018-05-04 04:52:26] [修正:2018-05-04 04:52:26] [このレビューのURL]

まずは作画が綺麗。ループホラーと頭脳戦作品のアトラクションを混ぜたような作風で、続きが気になって全体の謎にも迫って行く引き付けがあります。主人公交代や珍しい復帰がある構成員の変化にも工夫を感じました。

解決法発見部分を外伝に回したことや原作と異なるらしい都合良過ぎに見える結末には異論がありますが、ジャンプ+で一番人気を誇るだけはあるなと思いました。

ナイスレビュー: 2

[投稿:2018-02-19 18:23:37] [修正:2018-02-19 18:23:37] [このレビューのURL]

修道院での不屈サバイバル劇。特に精神的な枷が印象深く、それを切り抜ける緊張感や主人公エラのグサっと来る言葉、芽生える友情などが見所でした。

最終巻までは名作級の素晴らしさでしたが、突然駆け足になったのだけが残念。一応プロの仕事として畳まれてはいます。

ナイスレビュー: 2

[投稿:2018-01-14 14:38:14] [修正:2018-01-14 14:38:14] [このレビューのURL]

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