「gundam22v」さんのページ

総レビュー数: 644レビュー(全て表示) 最終投稿: 2010年12月06日

未来終末世界を軍装少女コンビが半装軌車で探索する話。画力がある訳ではないですが、引き込まれるものがあり、愛らしく情感豊かで息の合った掛け合いには楽しさすら感じました。世界について全ては語られませんでしたが、哀愁を感じて分かりやすく伝わってくる話作りも魅力です。
終盤はついに現実を直視する厳しい展開になりますが、最後まで二人が揺らがずに作中表現にある絶望と仲良く話を終えたのは心に響きました。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2018-01-20 14:20:50] [修正:2018-01-20 14:20:50] [このレビューのURL]

この作画の人に本編全部のコミカライズしてもらえればなあと思えました。
絵が上手く絵柄は原作に近くアニメよりも優れています。
補完外伝内容で納得出来るところもあれば、後付けの蛇足だなと思えるところもあります。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2018-01-18 16:12:52] [修正:2018-01-18 16:12:52] [このレビューのURL]

裁判員制度を題材にした頭脳戦作品。主人公に最初から正解が分かっているという一見面白くなさそうなスタート地点から、禁じ手を使ってでも皆を導くのが独特です。演出や攻防、逆転に見応えがあり、熱中出来ました。法律監修がしっかりしていて、裁判・司法の勉強にもなります。
おそらく打ち切りだと窺えるのが残念ですが、着地点含めてそれなりに纏めてもいます。裁判員制度を扱ったものでは、他に「裁判員の女神」もありますが、どちらも特徴がある良作なので合わせて読んで損はないと思います。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2017-12-26 02:33:00] [修正:2017-12-26 19:09:10] [このレビューのURL]

後のデスゲーム系に繋がっていく原型の作品だと思います。当時から斬新と評価されましたし、現在でも十分読めます。オチが読みやすいですが、逆に言えばこれも本作のおかげで後に似たのが広まったのかもしれません。

ヒロイン的なフロルの存在が今でも際立つと思います。荒っぽいツンデレ系の女の子みたいな個性があってかわいいです。正直蛇足的な続編がなんとか読めたこと、番外編が楽しいのはこのキャラがあってこそと言えるほどでした。それもあって「ポーの一族」より雰囲気が設定以上に明るく感じられるのが良かったです。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2017-12-18 18:47:23] [修正:2017-12-18 18:47:23] [このレビューのURL]

「荒野に獣慟哭す」がとても良かったので、同作者作として興味を抱き読みました。この頃から画力は目を見張るものがあり(これだけ描き込んでるのに分かりやすいアクション)、「荒野に」よりもキャラも話も分かりやすく、ややギャップがあるギャグにしてもRPG世界観ということもあってバランス良く溶け込んでいます。原作がカードゲームですが予備知識は特に必要ないのではと感じました。

導入、盛りあがり、収束と構成がしっかりしており、6巻で密度の高い一冒険物語として完成しています。雰囲気的には、「GS美神」や「スレイヤーズ」のような今だとかえって新鮮に感じる懐かしさがありました。示唆されている主人公カッシェの他冒険を見たかった気持ちはありますが、ここで畳んだから勢いや質を維持出来たところはあったかもしれないので難しいところですね。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2017-11-29 23:22:23] [修正:2017-11-29 23:22:23] [このレビューのURL]

ネットで話題のヘタレ(やかませ犬)の代名詞的に語られるドラゴンボールの脇役ヤムチャと異世界転生を融合させた異色な外伝作品。一見トンデモに見えて原作愛に溢れて、細かいネタや整合性にも気が配られ、出落ちにならずに短くまとめています。似ている鳥山チックな絵もポイントが高いところ。ただ、内容をしっかり覚えているレベルでの原作既読ファン向けだと思います。一度は読んだり、アニメは見たことあるけどくらいの人には「何がそんなに面白いのか?」となりそうなのは要注意かと(自分の友人はそうだった)。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2017-11-16 22:59:50] [修正:2017-11-16 22:59:50] [このレビューのURL]

知名度が乏しい作品ですが、オカルティックバトル漫画(グロあり)として力作だと思います。ややクド過ぎると思った箇所もあるものの、マヤ文明関係のウンチクを絡める大胆な作中考察は勉強にもなりました(原作が小説だけはあるなと)。

何より絵が本当に綺麗かつ描き込みが凄いです(作画担当の人が作中に普通に登場して話に絡んじゃうのですが、その人物描写からはとても想像出来ないほどマメさを感じる)。それでいてバトルが見やすく迫力満点なのも評価点。たまに立ち位置が見えにくくなりますが(相関図でも随所に差し込まれると良かった)、様々な勢力が入り乱れての攻防だったのもストーリーに引き込まれ読み応えがありました。日本編とユカタン編からなりますが、ユカタンに行ってからの方が物語がクリアかつ収束して行く感じがあって良かったですね。

雑誌休刊など困難に見舞われて、そのことが作中でも婉曲に愚痴られていますが、執念のネット連載でしっかり完結させたのは大したものだと思います。原作と違う結末らしいですが、救いを残したようで読後感が良かったです。ただそのせいで単行本で読むなら工夫しても後半が文庫になってしまうのが、長所である絵を楽しむことを考えると惜しいなと思ってしまいましたが。いきなり差し込まれるギャグ描写も日本編は分量も多くて違和感がありました(次第に抑えられて良いバランスになった)。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2017-09-15 20:59:15] [修正:2017-09-15 20:59:15] [このレビューのURL]

題材として面白いロボットエンジニア漫画。現在のロボット技術と空想で昔から描かれて来たロボットに追いつけない現実(ここは自分の中でもずっとあった疑問)を技術や経営の観点双方から掘り下げているのは良かったです。作者のロボット愛は感じるし、モーニング掲載らしい空気感も悪くなかったのですが、画力・キャラ・熱さ・感動など総合的に物足りない、地味という部分は否めず。

第一章完という感じで打ち切り臭もありますが、ちゃんと話をそこまではまとめていますし、出来れば続きが読みたかったなとは素直に思える佳作でした。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2017-08-05 21:52:30] [修正:2017-08-10 23:23:26] [このレビューのURL]

映画にもなった現役医師による地方病院を舞台に描く小説のコミカライズ化。地味な話かもしれませんが、大病院ではない地方病院におけるリアルな現実医療を描きつつ、それを優しくオブラートに包む作風で良く出来ていました。主人公の口調は滑ってる感じはありますが。原作がまだ先もあったので続きが読みたかったです。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2017-07-20 18:40:20] [修正:2017-07-20 18:40:20] [このレビューのURL]

ガンダムの世界観を元にして、近年の社会労働情勢をギャグ要素として取り入れたロボット漫画。ガンダムの知識はなくても大丈夫でしょうが、やはりあった方が良いと思います。ところどころノリやネタに笑ってしまいました。

ギャグ的なノリでありながら、ときに上記労働ネタをシニカルに突いて唸らせたり、ロボットもの(ガンダム)としてのツボを押さえてイラストも綺麗で無駄に格好良い場面も。キャラデザも癖が少なくて好きでした。

全体として出オチ感もありましたが、落ちて行く中でもつまらなくはならなかったですし、強引さもありましたが良い頃合で終わったかなと。個人的にはもっとギャグ方向でぶっ飛んだ方がとは思いましたが、ロボットもの亜種として好きな作品になりました。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2017-06-22 21:08:09] [修正:2017-06-22 21:08:09] [このレビューのURL]

月別のレビュー表示