「gundam22v」さんのページ

総レビュー数: 644レビュー(全て表示) 最終投稿: 2010年12月06日

7点 鉄道員

[ネタバレあり]

高倉健主演のヒット映画としても有名な原作を漫画化。絵が劇画風ですがとても綺麗で読みやすく、内容もオカルトよりも実は病による幻覚でしたという演出で筋が通って(リアル作品ですし)良かったと思います。映画未見ですがこっちでも十分なクオリティではないかなと。こういう話だったのかと感慨深かったです。もう1つの同時収録「ラブレター」も当初は期待してなかったのですが、1度も会ってない男女に成立する数奇な恋愛が上手に描かれて切なく感動しました。

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[投稿:2015-09-04 22:28:10] [修正:2015-09-04 22:28:10] [このレビューのURL]

大賞をとったライトノベル原作漫画。それらしからぬ地味で小さく畳んだところは否めないものの、それでも細部までしっかり描かれており読後感が良い作品です。箱庭ボーイ・ミーツ・ガールなんですがヒロインのメリアがかわいく見どころがあります。ダークファンタジー要素もなかなか面白かったですし(ひたすらいたぶられることが肝という。グロ描写が凄い。映像化が厳しかったと思います)。終盤に多少息切れしたのか手抜きっぽい絵がありましたが、画力・演出は基本的に高いレベルにあり、良いコミカライズ化だったと思います。

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[投稿:2015-09-03 22:35:22] [修正:2015-09-03 22:35:22] [このレビューのURL]

優しい絵柄、少ないページ数ながらも原爆の重さを主に後遺症という格好で描いた独特の漫画です。真正面から原爆の悲惨さ、反戦を訴える作品ではないのですが、三世代に渡り(この人間関係の描き方は何気に上手い。短編を読むことでパズルのように繋がってくる)延々と続く苦しみを婉曲に描写することによって、より深く力強く上記の訴えを読者の心の底に感じさせる構図になっていると思います。あくまで婉曲なので普段はそれなりにほのぼのとしているところが読みやすさもあり、哀愁を誘います。

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[投稿:2015-09-01 19:45:19] [修正:2015-09-01 19:45:19] [このレビューのURL]

期待して読んだのですが良くも悪くもこの年代特有の古い漫画ですね。画風もそんな感じです。黒人差別をテーマにしていますが、この作品読むなら村枝さん作のREDを読んだ方が良いと思いました。リアル絵を志向している割に書き分けが下手で同じ顔が多い、ロボバトル漫画ですが絵がみにくい部分も気になりました。

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[投稿:2015-09-01 19:38:04] [修正:2015-09-01 19:38:04] [このレビューのURL]

イジメに対して反発して元凶を殺害した友人と逃避行する作品。「Goth」の乙一原作ですが、原作未読ながらその特徴を強く感じました。画力が高く丁寧な作画(最近の作品である故の良い面)、青春モノとしての側面も上手く描けていますが、本質はミステリー作品だと思うほど伏線が豊富で、多少は読めていた自分にもオチの捻りには驚きましたね。全1冊ですが急いでいる感じもなく綺麗に終わったと思います。全部読むと思わず二度読みしました。1冊完結作品では相当に勧められる作品だと思います。

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[投稿:2015-09-01 02:17:29] [修正:2015-09-01 02:17:29] [このレビューのURL]

6点 GOTH

猟奇ミステリー作品としてページの少なさが結局残念と言った感じですが、原作の雰囲気自体は良く出せていると思います。僕と森野はイメージ通りですし。内容は原作読みをお薦めしますが、漫画1冊で手早く知りたいって感じならこれで十分かと。作者の代表作でライトノベルを越えた人気になっているだけの個性ある作品だと思います。

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[投稿:2015-09-01 02:02:07] [修正:2015-09-01 02:02:07] [このレビューのURL]

癖あるキャラデザですが画力は感じますし、何より女性キャラは
かわいい。後発の作品でそれを押し出して売りにしている感じなのも納得。ただこの作品ではありきたりで先が読めるホラー短期集中なので、ストーリーそのものが弱いのが裏目という感じです。後発の作品には興味が持てました。

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[投稿:2015-09-01 01:56:41] [修正:2015-09-01 01:56:41] [このレビューのURL]

「帯をギュっとね」の日常パートを剣道で延々とやっているような作品。それ自体は原作者のセンスも感じて良いのですがやはり画力が低すぎます。キャラデザも少女漫画的なのも違和感がありますし。男キャラは空気なのでそこが下手だと厳しいとしか。もう少し絵が上手い人に作画を頼んだら良かったのではないかと。

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[投稿:2015-09-01 01:53:34] [修正:2015-09-01 01:53:34] [このレビューのURL]

[ネタバレあり]

ここでは評価が低いけど自分は評価したい作品ですね。バトルの駆け引き要素は薄いですが、迫力と見やすさはありますし。話はテンポが良く、インパクトがある描写・展開もあり続きが気になりました。

絵は前作エウレカ以上に向上して相当に綺麗です。一気読みだからこそ様々な伏線の貼り方と回収には感心しました。大部分は綺麗に回収しているのではないかと。シロの正体判明が早すぎと思っていたら、彼女の由来と詳細にはなお捻りがありましたしね。ヒロインであるシロのかわいさと切なさが柱ですが、前半はかわいさで後半は切なさを上手く表現出来ていましたし。主人公の名前の伏線には一番驚きました。歪んだキャラが多かったと思いますが、大部分が理不尽な震災で不幸になった上実は冤罪だった(水名月はやり過ぎですが。彼女だけは父とカウンセラーを意味なく殺害しているので)という由来考えるとその過程にも一定の感情移入が可能でした。理不尽な現実と対峙するというテーマも一貫して描けていましたし、中盤くらいからは曲がりなりにも良い意味で少年漫画だったと思います。序盤に何がしたいのか見えにくかったこと、黒幕的人物が完全にキチガイだったところだけは擁護出来ませんが、変な引き伸ばしもなく綺麗に纏まった良作だったと思います。前作よりも心に残りました。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2015-08-29 22:07:23] [修正:2015-08-29 22:07:23] [このレビューのURL]

ナイチンゲールの伝記もの&うしとら的な怪奇設定を合わせた
黒歴史館第二弾作品。藤田先生が月光条例で迷走してるなと思っていたので読むのを迷いましたが、見事な復活的な作品だと思います。ナイチンゲールの伝記要素が強くて、怪奇バトルが脇になったところはありますが前者が素晴らしいです。

ナイチンゲールに知識がほぼないので彼女の偉大さに驚きましたし、展開もどうなることかとハラハラしました。やや単行本が分厚いのも全2冊ながら分量が豊富で各々キャラ立ちが出来ていました。ラストも感動的で総合的に前作よりかなり上だったと思います。画も申し分なく力が入っており、先生の気合を感じました。ただ欲を言えばバトルにもう少し存在感があればとは思う面はありましたが。黒歴史館シリーズ第三弾にも期待したいです。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2015-08-25 16:07:04] [修正:2015-08-25 16:07:04] [このレビューのURL]

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