「gundam22v」さんのページ

総レビュー数: 644レビュー(全て表示) 最終投稿: 2010年12月06日

話としては驚きもなく普通だったので昔一度読んだ時は大して面白くないと思った作品でした。しかし今読み返すと作画の丁寧さに驚きました。描き込みの量とか凄いですし。題材も怪奇を史実を絡めて良く描けていた方かと。一見クールビューティな学芸員さんが話してみるとかわいい性格なのも良いですね。

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[投稿:2015-08-25 15:53:20] [修正:2015-08-25 15:53:20] [このレビューのURL]

コンセプトが相当に面白い作品だと思います。名探偵気取りの主人公キドリが日常推理ものを大事のように騒ぎ立てます。そして探偵ものテンプレを抑えているようで、ズレている推理を披露するコメディ。ちゃんと推理するヒロインの子(絵的にも美少女が彼女くらいしかいないが。結構かわいい)も登場して収拾をつけながらキドリの暴走が楽しめました。

基本一話完結ですが、一話ごとの出来が振り幅が激しくて後半は明らかに日常推理ものから外れた超人ギャグ漫画みたいな設定が増えたこと、ギャグが引いてしまうようなシーンがあること、個人的にはヒロインが相棒みたいになって、なんだかんだでキドリに好意持って支えてくれているとかならさらに良かったのですが、そういう感じは一切ない、この辺が残念ではありましたね。ギリギリ引き伸ばしての息切れ気味の全3巻でした。

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[投稿:2015-08-22 09:35:48] [修正:2015-08-22 09:35:48] [このレビューのURL]

6点 パズル

「僕だけがいない街」の作者だけあって、画力・演出に味があり(妙にエロい)サスペンス漫画として犯人判明くらいまでは緊張感があり面白かったです。武装集団に
学校が襲撃され、選ばれた人間がパズルを解かされるという基本設定が面白いのでそれで引っ張っていけたと思います。
今思えばそこそこ伏線も回収しています。

ただ犯人が判明してからまるで同情出来ないしょうもない
動機かつ展開的にも茶番劇になったのが残念です。
参謀役が自分の台詞がほぼなしで引用ばかりで喋る
のもウザったく感じました。全2巻で纏めてはいるし、
総じてはページを捲るのも早くそこそこは楽しめましたが。

これでも聞くところによると原作をかなり手直しして、
良化しているらしく、原作はどれくらい酷いんだとそっち
の方も気になりました。

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[投稿:2015-08-21 22:36:10] [修正:2015-08-21 22:36:10] [このレビューのURL]

[ネタバレあり]

ほぼ知られていない労働監督基準官を主人公として、ブラック企業的な労働問題を題材として、解決して行く一話完結型作品。今のご時勢だからこそ必要な題材を分かりやすく、話としても面白く、毎話終了ごとに豆知識解説でまとめて親切です。主人公の正義感に好感が持てましたし、ツンツンとした中でも可愛げを覗かせる場面もありました(顔自体はそこそこ美人)。相棒的なオッサン監督官も有能な良キャラです。ただ最終回だけは完全に打ち切りみたいな感じで主人公の欠点だけ描いて(痛い性格的欠点や男性関係での不誠実さまで出てくる始末)、人員が足りないんだ(この現実を提示するのは良いですが)と無断欠勤して終わるので後味が悪かったです。全体として良い漫画ですがさらに話題も増えているだろうし、この結末がスッキリしないので、完とされていますが続編が出て欲しいなと思いました。

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[投稿:2015-08-21 06:05:27] [修正:2015-08-21 06:05:27] [このレビューのURL]

[ネタバレあり]

居候参入一話完結ギャグ漫画。主人公の特殊性(無職ロリ)、ほぼ下ネタなどの独自性かつ強烈な癖がありますが、絵柄や表現おかげもあって下品さが薄く、毎回テンションが高く笑える部分があってかなり面白かったです。主人公が上記人間な訳ですが、そういう現実に触れる話があっても、それも物語のテンションを変に下げない部分も良かったと思います。ただ相棒的だった天使ラブやんとの恋愛話になってからダラダラして来て、テンションが落ちて来たのだけが残念でした。最後もくっつけようと職につく訳ですが、簡単にプロ漫画家になったのも「そんな上手く行く訳が」と萎える部分もありましたし(周辺のどうしようもなかった人々も天使なり宇宙人なりとご都合的にくっつくなども)。全体としてまずまず楽しめたが後半はという作品でした。

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[投稿:2015-08-16 20:14:34] [修正:2015-08-16 20:14:34] [このレビューのURL]

不良が塾に行って勉強という概要などで西森作品の現代版みたいな作品を期待していたのですが、ギャグが引いてしまうのが多い不良漫画成分が強くて、そういうのがほとんどだったので途中で読むのをやめました。最初の話に出てくる先輩が好感が持てないウザキャラだったこと、主人公碇石が風貌が元朝青龍みたいな感じで(こういう極端な容姿のキャラが多い)無口でしゃべらないキャラというのも感情移入しにくかったです。画力はあるのですがそれが余計生々しい感じでした。

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[投稿:2015-08-15 21:23:52] [修正:2015-08-15 21:25:03] [このレビューのURL]

民間での科捜研という珍しい舞台での一話完結型をこなしながら、本筋的に主人公縁が巻き込まれた猟奇殺人事件の謎を追うミステリー。画力はありますが、絵柄に結構癖があって慣れるのに少々時間がかかりました(顔がみんなちょっと濃い。縁が某教授的な阿部寛激似なのは笑える)。

鑑定の豆知識を盛り込みながら面白く、本筋部分でも話の引きつけや伏線張り(謎解き以外の人物関係や描写も含む)と回収が上手でした。話が進むにつれ登場人物にも愛着が持てて行きます。引き伸ばしなく綺麗に終わっている部分も好印象。ただ主人公原動力たる故人への愛が安易にヒロインに傾いてるように見えてしまう部分(すべて終わって時間経過後日談でそうなっているなら納得したところはあるのだが)、黒幕が読みやすかった部分(実は生きているだろとすぐに読めた。露骨に怪しい人がそのまま犯人でしたに近く、ヒントも多すぎでかなりベタベタだったと思う)、物語の鍵だった主人公の失われた12時間が緻密じゃなかった(これを丁寧に埋めていくことを期待していたのだが)という核心には多少不満が残ってしまいました。それでもあまり知名度がないのが不思議なくらいミステリー漫画として楽しめる良作だったと思います。

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[投稿:2015-08-03 23:03:18] [修正:2015-08-03 23:03:18] [このレビューのURL]

画力と独特の雰囲気を持った漫画ではあり、一読の価値は
あると思います。一方で説明不足や結局何がやりたかった
のかというモヤモヤは否めなかったです。

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[投稿:2015-07-16 23:53:27] [修正:2015-07-16 23:53:27] [このレビューのURL]

名将真田幸村(信繁)は存在自体は超有名なのですが、大坂の陣だけの活躍のため、生涯全体はマイナーという感じだと思います。その辺を掘り下げ描いた作品で、画力と演出に誇張は激しいが迫力がある、作者が得意らしいハードボイルド調の格好良いキャラ達と見せ方(北斗の拳作者の元アシと聞くと納得)、誇張演出をのぞくと解説などが随所に入り、まずまず史実に準拠しつながら、1冊で上手く描けていたと思います。最初の冬の陣での活躍を描いて、生涯を振り返り、夏の陣へと突入という構成も良かったです。来年の大河ドラマ主人公ですが、この作品で予習としては十分かなと思いました(逆に1年間ドラマでやるのは相当難しいかも)。

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[投稿:2015-07-11 03:51:55] [修正:2015-07-11 03:51:55] [このレビューのURL]

「大関ヶ原」の外伝で本編で描かれなかった部分の補完短編集。こっちの方が本編より面白かったと思います。三成配下渡辺新之丞との逸話などこの作品で初めて知って感動、驚きを感じるところが多かったと思います。本編を読んでない人でも外伝だけでも読めるし、薦められると思います。

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[投稿:2015-07-11 03:30:08] [修正:2015-07-11 03:30:08] [このレビューのURL]

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