「gundam22v」さんのページ
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点数は細分化されているために結構迷います。
完全に主観ですが、6点以上なら及第点
で楽しめた作品という感じです。

7点 神々の山嶺
「岳」、「孤高の人」と並んで三大登山漫画と呼んで良い作品。漫画通にはその中でも最も評価が高い感じの作品です。個人的にもミステリー要素を取り入れつつ一番バランスがとれた登山漫画かなとは感じました。しかし、終盤のたたみ方は最も美しく良く出来ていたとは思うのですが、それまでの盛り上がりなどはやや乏しく、途中まであんまり面白くないなと個人的には思ってしまいました。女性がまるで男顔な濃い画風にも癖を感じました。逆に食事シーンはやたら美味しそうです(グルメ漫画より美味しそう)。三大登山漫画は長所と短所含めて互角の良作という感じだと思います。主人公の魅力と一話完結型なら「岳」、登山技術(前半)、画力と長編ならではの変遷なら「孤高の人」、比較的短編、バランスと終盤の締めなら「神々の山嶺」という感じだと思います。もちろん全ての作品がおすすめです。ただどれもこれ読んで山に行きたいと素直に思うような感じではないシビアさがあります。
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[投稿:2015-05-22 01:19:31] [修正:2015-05-22 01:19:31] [このレビューのURL]
8点 エンマ
「ライバル」という低年齢向けとは思えない深くブラックな一話完結物語(掲載誌のせいで知名度低すぎ)。冥界で死者が出過ぎているため、使い魔人形のエンマが色々な時代・場所で死者を増やす罪人を先に殺す行動を行います。絵がまず綺麗でキャラデザが好みだから読みやすかったです。この絵の綺麗さが殺すために骨を抜くという独自の定番罰のエグさが軽減されているのも良かったです。人間ドラマに毎話メッセージが込められており、主人公エンマに関する物語も同時に少しづつ動いて行きます(彼女に苦悩が芽生えてくる)。余韻と切なさを残して終わる一話完結型の定番としてはレベルが高いと思います。落ちも話が進むたびにバリエーションも出てきますし(骨を抜いて殺せない人間が出てきたり)。罪人が純粋悪じゃないことがほとんどで、大害を防ぐには小害は見過ごすしかない的な勧善懲悪じゃないところも面白かったです(ただ根っからの悪人がもっと居ても良いとは思った)。最後は引き伸ばし感がなく、質を保ったまま本筋を畳み、綺麗に終えたところもマイナー掲載の長所だったのではと思いました。あと気になったところは罪人に史実人が出て来る回のそれは面白かったのですが、途中からは史実をほぼ踏まえてなかったです。史書の方が作中は後世のデタラメという設定なんでしょうが、やっぱりそこはエンマを絡めてももっと沿った方がと思いました。総じて今の少年誌には色々な意味で存在し得ない隠れた良作だと思います。
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[投稿:2015-05-18 21:39:10] [修正:2015-05-18 21:39:10] [このレビューのURL]
6点 霊能力者 小田霧響子の嘘
「LIAR GAME」作者の推理漫画。意外に正統派であること、一話もしくは数話完結で作者の頭の良さが発揮されている独特の作風は良かったと思います。欠点としてあまりにも定番の人情話オチが多くてそこら辺のバリエーションの少なさが気になりましたね。主人公小田霧の過去も謎ばかりのまま掘り下げが遅れて、脇キャラもあんまり立っているとは言い難く、毎回扱う事件も緊張感が乏しく物足りなさは否めません。ただ謎と解決は面白く既巻分は読んでしまいました。本筋的に配置していたであろうライバル作家との戦い・謎の事件などは完全に投げっぱなしで休載3年くらいになっているのは残念です。再開して「LIAR GAME」同様に一応の完結はして欲しいなと思います。
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[投稿:2015-05-16 06:16:03] [修正:2015-05-16 06:16:03] [このレビューのURL]
7点 デジモンクロスウォーズ
「エレメントハンター」が面白かったのでこれも読んでみたいとデジモン知識皆無で読んだ作品。前作長所を継続した感じで今時珍しい少年漫画の王道。特に画力はキャラデザも好みで素晴らしいです。バトルもモンスター使役系の定番ですが迫力があります。デジモンファンへファンサービスが豊富らしいですが、自分みたいな皆無でも話は理解出来ました。キャラの掘り下げは前作よりも良くできており、感情移入が高まりしましたね。全4巻で特に詰め込んだ感も少なく話を纏めていました。「12歳前後だろ?」とビックリするくらいキャラの思考、言動がしっかりしている訳ですが、年齢層がその辺高めなのも幼稚さがなくて良かったです。
ただ前作より熱くなり過ぎて寒さを感じちゃうようなシーンも多かったかなと。バトルで突然歌詞とかが出てきたのも特にデジモンファンじゃないと寒さ感じるのは残念なところ。そして最後に後日談がWEB公開らしく(現在は見れない)それがないと散々伏線みたいに言ってたイレギュラーな主人公が2ケ月前のデジモン世界に導かれた理由が分からないのは痛い部分です。あと絵は本当に上手いのですがバトルがやや見にくいのはストレスを感じました。総合的には前作と変わらず良作といったところだと思います。王道少年漫画を現在水準の絵でみたいならという感じの作品です。
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[投稿:2015-05-13 03:06:02] [修正:2015-05-13 03:06:02] [このレビューのURL]
7点 シュマリ
北海道開拓史を題材に一人の男の人生を大河ドラマ的に描く作品。なかなか描かれないマイナーかつ死語になっている感もある日本の暗部たるアイヌ問題などを絡めつつ、現在に至っては希少性がさらに増す漫画。エンターテイメント要素も豊富で主人公シュマリのアクションも見どころ。主人公シュマリが偽悪家どころか本当に好き勝手やっていて悪事も行っているところも独自性があるかと(ブラックジャックは偽悪家みたいなもんなので)。
物語の部分、部分はキャラの心情がどうも分からない唐突さ、男女関係で縺れたり迷走しかかってるな感は感じながらも、逆に生々しさや先が読めない感を高めており、時代が変遷するにつれて立場が動いて重厚さを感じられる描写になって行ったと思います。だからこそ読み進めれば面白みが沸く作品であり、最後が特に綺麗に感動的に締められた部分も含めて手塚作品の中でも隠れた良作だと思います。
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[投稿:2015-04-14 23:33:08] [修正:2015-04-14 23:33:08] [このレビューのURL]
7点 アンラッキーヤングメン
事実を題材としたフィクションとしての歴史漫画(当然全部史実じゃない)の水準に十分に達しているであろう1968年を題材とした漫画。名前は仮名ながらもモデルにかなり近い人物が登場。それぞれの事件を事実部分を細かく拾いながら創作で掘り下げたり、リンクさせたりする描写が上手かったです。ヨーコが二人出てきて永田洋子はこっちなのかと後半で驚かされたところもありました。永山事件の死刑執行がかなり遅れた情状面の難しさも漫画を読めばイメージできるところもありましたし。3億円事件も実際の事実から独自の展開で考察して面白かったです。絵柄もスッキリして綺麗ですし、石川啄木の詩を混ぜながらの格好つけた暗さがある青春物語的でもありました(性描写が多いが不快さが軽減される)。犯罪者だらけですが、唯一現在華々しく活躍する北野武を想起する人物を主要キャラとして出してそれが一段と面白くしたと思います。彼をかなり創作部分で犯罪に関与している感じで描きつつも、魅力的なキャラなのがギリギリで訴えられないレベルで留まったのかなというほど思い返せば際どい物語でした(今の時勢だとこういうのさらに描けないかもしれない)。
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[投稿:2015-04-14 20:53:26] [修正:2015-04-14 20:53:26] [このレビューのURL]
6点 ミュージアム
近年減って来た蛙のマスクで変装した男による私刑執行を題材としたサスペンス猟奇漫画。絵柄が好みでない部分もありましたが続きが気になりどんどん読める良作ではありました。ラストが形式はハッピーエンドなのに内面に深い傷を残すバットエンド風なのも独特で良かったです。ただ犯人がどうやってこれだけの裁判員関連の個人情報を集められたのか、主人公である刑事にだけ部屋盗撮、ゲーム的な遊戯まで行い特に固執する理由が分からないなど粗っぽい部分があったのが残念でした。実質全2巻半であっさり完結しているところは読み易いです。
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[投稿:2015-04-11 03:04:45] [修正:2015-04-11 03:05:37] [このレビューのURL]
4点 三つ目がとおる
偉大な手塚先生の作品なんですけど、これは今読んでしまうと駄目でしたね。オカルトブーム時代だからこそって感じと少年誌を意識して悪く言えば幼稚さ取り入れているストーリーがどうしても。後世に時事的にアップデートされ影響受けたであろう他漫画家の作品群の方が面白いんだろうなと思います。ただこの時代にボクっ娘(正直好きじゃないが)がヒロインだったり先生の先駆者ぶりには感嘆するばかりです。
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[投稿:2015-04-06 21:21:26] [修正:2015-04-06 21:21:26] [このレビューのURL]
8点 ルードウィヒ・B
未完ということで知ってはいましたが、読むのを避けていたことを後悔するほど面白い漫画でした。大音楽家「ベートーヴェン」を主人公に扱う伝記漫画。漫画界の巨匠最後の作品だけあって、オリキャラ(フランツ)を相当に絡めて史実じゃない部分(難聴の原因がフランツの行為等。フランツを作中ナレーションでもこのような記録があると史実人のごとく書いているのは誤解を与える箇所なので個人的にはマイナス印象)もありながらも、史実エピソードも交えベートーヴェンを分かりやすく本質を伝えようとしている部分が素晴らしかったです。だからこそ未完ではありますが、趣旨としてはそれなりに充たしている作品ではあるかと。おそらく最後は途中で第九を匂わす箇所が伏線として出て来ていたので、それをもってフランツとは和解するところを帰着点としているような感じでした(ついでにフランツを破滅させるような匂いも感じましたが)。
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[投稿:2015-04-02 02:22:40] [修正:2015-04-02 02:22:40] [このレビューのURL]
3点 深夜食堂
まず絵が生理的に駄目でした。正直気持ち悪いという感じです。女性なんて美人設定でも全然分かりません。話もこの手の1話完結ものにしてはとても短く、他作品以上に山なし落ちなしが酷かったです。人情ものとしてもベタベタだし、職業的な薀蓄がある訳でもなし。ドラマ化、映画化もされているようですが何が良いのか分かりません。絵がアレなので実写の方が良いとは思いますが。試し読みしていきなり大人買いしないで本当に良かったと感じました。
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[投稿:2015-03-07 17:24:00] [修正:2015-03-07 17:24:00] [このレビューのURL]
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