「gundam22v」さんのページ

総レビュー数: 644レビュー(全て表示) 最終投稿: 2010年12月06日

[ネタバレあり]

パクリ疑惑が
出るほど少年漫画のザ・テンプレながらテンポ良く話が進み、
伏線も回収しつつちゃんと纏めた作品で一気読み出来て
面白かったです。能力に個性があったし駆け引き要素も
あったのでバトル漫画としても面白みがあります。
中だるみ少なく終盤に失速しないでむしろ
そこに向けて盛り上がったのは全体
の漫画の中でも多くないのでここも今となっては評価
されるべき部分かなと思います。タイトルの意味が分かる
セリフが来た時は「おお」と唸りましたし、描きにくい
守られヒロインを活かせたのも大きいです。
パワーインフレを抑えて脇役キャラも終盤にも戦いに
ついてこれているのも工夫がありました。

画力が最初はかなり低いのですが途中からどんどん向上して最後は
かなり綺麗になっているのでそこの成長にも驚きます。
ただちょっとキャラ顔の描き分け甘いので
そこは工夫が欲しかったかなと。

良いラストなんですが個人的には最後の最後で生き返り描写
はいらなかった気がします。悲しい結末かもしれないがそれでも
一生一緒にいる的にした方が上記のタイトルの意味が際立った気がしますし。少年誌じゃ厳しかったのかもしれませんけど。
あとちょっと説教臭いセリフをバトル中に連発するのは
控えめにした方が良かったと思います(一気読みで読むと
しつこい)。

総じてバトル漫画としてもストーリー漫画としても
及第点越えて現在の引き伸ばし過ぎて、訳が
分からないバトル漫画が氾濫した中じゃ再評価されても
良いのではと思う作品です。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2013-07-25 04:11:54] [修正:2013-07-25 04:11:54] [このレビューのURL]

SFが難解で暗い物語でエグくて面白くなさそうってのがどうしてもあって、題名は知ってはいたのに敬遠していた作品でした。

しかし、海外有名監督による映画化の話題もあって読んでみようかなと思い読んでみましたが想像以上に面白かったですね。

高い画力、迫力あるバトル、独特のSF世界観ながら密度が高くテンポがいいストーリー、バトル要素も面白く、ザレムという天空都市の伏線もあらかた回収して予想外に感動的に終わります。

サイボーグであり主人公兼ヒロインのガリィが魅力的で彼女がグルグルと一見遠回りな冒険をしていくのも毎回編ごとにどこに行き着くんだろうと興味を引いて良かったですね。

終盤に作者が納得していないという話もあり、分岐続編が作られたようですが、急ぎ足ですが怒涛の伏線回収で話も纏めているので、ダラダラ続かずにここで終わって良かったのではと思います。終盤の駆け足のぞいても隠れた名作として高く評価されるべきSF漫画だと思います。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2013-07-15 02:00:46] [修正:2013-07-15 02:00:46] [このレビューのURL]

画力もあるし刑事ものにバイオSF要素合わせた
一本の映画的に良く出来ている作品だと思います。
全3巻という巻数もダレにくいです。
かなりグロいのでそこは注意。
欠点を言えばグロ以外はインパクトは薄いかなと。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2013-06-24 11:28:18] [修正:2013-06-24 11:28:18] [このレビューのURL]

一巻のハートフルギャグの時はつまんないなと正直思ってしまい
ましたが、プピポーの妙な面白さとヒロインの女の子の可愛さ
に読みづつけていると謎が深まって最後には伏線がしっかり
回収されていたと思います。最後は少し感動しました。
絵は上手くないのですが味があって良いですね。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2013-06-09 07:12:52] [修正:2013-06-09 07:12:52] [このレビューのURL]

織田家の伊賀攻めという珍しい時代部分を扱った小説原作
漫画です。画力・演出・テンポといい及第点に達した良作品
だと思います。知略戦要素やひっくり返し展開など
あって歴史的にある程度予測がつきつつも
先が気になった作品です。
オリキャラだらけですが史実性を
そんな外していないと思います。

登場キャラも魅力があって飄々としたキャラだが暗い面を
漂わせている一方で、嫁(予定)お国にはコミカル
に頭があがらない無門を
はじめ感情移入しやすかったです。
史実じゃ評判悪い織田信雄も二代目の悲哀を上手く表現
して人間臭い良いキャラになっていました。

明るい部分もありながら「忍び」という定番のテーマも
綺麗に纏めて切ないラストも印象に残ります。
知名度低そうですが結構な良作なので読んでいない人には
薦めたいです。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2013-05-17 02:46:28] [修正:2013-05-17 02:46:28] [このレビューのURL]

タイトルと印象が違い国とか名誉の戦死とか英雄とかより俺達が生き延びてこそだろって真っ向から違う、如何に合理性を追求するかというスタンスの作品でした。画力が高く、演出も上手く、絵も見やすいために難しい戦争ものですが内容が頭に入りやすいです。

キャラも上記スタンスの指揮官新城が主人公として他の漫画じゃ
あるまじき見捨てや焦土作戦など駆使するところが引き込まれました(それらの行為に心を痛めてますが士気のため冷徹に堪えて振る舞います)し、主人公側がこういうことをすることで戦争の悲惨さがもっと伝わるものがあると思います。略奪行為を戦術的に否定しないで効能を説明するセリフが入る辺りも深みがありました(だからこそ戦争は怖い)。
戦闘に関してはファンタジー要素をいれつつも、現実的・戦略的に描くことに徹しています。その駆け引きが面白かったです。

良い漫画ですが注意的としては徹底的に戦争しかやってません。そしてその戦争は負け戦の撤退時間稼ぎという地味なものです(個人的にその役が主人公の仕事というのが独自性を感じましたが)。そこで区切りまだまだこれから第一部完という感じで終わります(打ち切りらしいですがギリギリで区切りはつけました)
これらの点は相性に影響が大きい気がしましたので、読む人は念頭に入れて読んで欲しいと思います。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2013-02-02 20:01:10] [修正:2013-04-29 23:18:44] [このレビューのURL]

7点 HELLSING

超能力ありですが銃も用いたアクション漫画として良作だと思いました。
決め台詞や盛り上がるシーン、高い画力やキャラが立っている
ことなど凄いグロですが正統派的に抑えるところ抑えてる
のが良いですね。
展開も読めやすいながらテンポ良く引き伸ばさないで
勢い良く全10巻で綺麗に終わった辺りも良かったです。
狂気的なキャラが多いですが言ってる内容は電波
的ではなく何が言いたいのかは分かる(賛同は別ですが)ので個人的には気にならなかったです。宗教戦争やナチスなど絡んだ三つ巴の戦いはどうなるのかといい見どころがありました。
主要キャラも敵味方関係なく結構殺すのでそれも緊張感や
余韻がありました。

欠点として感じたのは謎っぽく示唆されていて、舞台背景にもなる肝心の主人公の過去が実際のヴァンパイア
関連話から複数引用しているのは良いとして、作中に解説がない状態なので予備知識がないと最後まで分かりにくかったです。
これから読む人は是非事前に調べた方が良いかと。
ブラム・ストーカー作「吸血鬼ドラキュラ」の概要と串刺し公ヴラド・ツェペシュのおおまかな生い立ちは事前に抑えておくと
解消して「おおっ」となります(こういうやり方
はあまり好きではないです。専門知識が必要なら作中で説明すべきなので)。
あとギャグの時落書きレベルに酷く絵を崩して内容も面白くないので興をそがれる場面がありました。アクションシーン
も見やすくない場面がたまに見られました。
この辺がちょっとしたストレスになりましたがお薦めしたい
作品です。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2013-02-20 11:55:04] [修正:2013-02-20 11:55:04] [このレビューのURL]

[ネタバレあり]

出だしからつまんなくてどうしようってほどでしたが
、途中から読めるようになり伏線それなりに拾ってストーリー
を10巻で纏めたのは評価出来るかと
それが気になってなんとか最後まで読めたので

ただ荒削りな面がどうしようもなく目立ってしまったと思います。主人公が能天気な理想語って、皆説教して賛美されてうざったいタイプにどうしてもなってしまったし(開始当初自殺志願者のメンタルとはとても見えない)、ヒロインも騒がしいだけで可愛さはあんまりないし、キャラがみんなイマイチ立ってないと思いました。とにかく熱くしよう、熱くしようって感じが滑った感が。バトル漫画として画力はあるのに分量が少ないですし、
面白いという感じが薄かったです。たくさんの勢力を出した
割にこの巻数なので、テンポは早くみんな主人公に説教されて、すぐに共闘になったのはどうかと。

妖怪、魔族辺りでも簡単に組めるのは、そのために人間側が自分達の人権を歪めてまで防衛のため鍛錬して来たとかいう背景など出てきてたので違和感がありました。その辺世界観、舞台設定が漫画とはいえ浮き世離れ感が大きかったです。個人的にノリなど一番近いと思った『惑星のさみだれ』が好きな人には結構合うかもしれません。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2013-02-15 13:36:19] [修正:2013-02-15 13:36:19] [このレビューのURL]

エスパー魔美と似た要素を感じる作品ですね。
三重苦のヘレン(ヘレン・ケラーが元ネタなのは間違いないですが)
それゆえに身につけた超能力(この世界ではないものに干渉
出来る力)で様々な人や現象に触れ合う一話完結物語です。
話の質はまずまずで飽きずに2巻読み切れますし、もともと
長期を想定した感じではないので尻切れ感は薄いです。
ヘレンのかわいさと相棒の盲導犬の掛け合いが楽しめました。
最終回のオチはそう来るかという感じでこれも良かったです。

欠点としては同作者のフランケンふらんよりは綺麗な物語が多いですが、すべてにおいてインパクトが落ちる面は否めませんね。ヘレンの能力が
最後まで分かりにくかったのも欠点に感じました。
おまけ漫画でふらんと共演してそれが下手すりゃ本編より面白かったというのが、この作品単体での短所を浮き彫りにしたか
なと。そういうのもあるのでふらんとセットにして両方合わせても10巻なので「白と黒」という感じで読んでみて欲しい作品です。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2013-02-12 01:59:41] [修正:2013-02-12 01:59:41] [このレビューのURL]

すごい売りがあるわけじゃないけど全6巻で安定した画力、
盛り上がる場面、箱根駅伝のシステム・競技、人間ドラマ
など纏まった作品だと思います。
おかげで今年の箱根駅伝はしっかり見てみようという気になりましたし。この巻数くらいならおすすめ出来る漫画かと

ナイスレビュー: 0

[投稿:2013-01-15 08:52:17] [修正:2013-01-15 08:52:17] [このレビューのURL]

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