「gundam22v」さんのページ

総レビュー数: 644レビュー(全て表示) 最終投稿: 2010年12月06日

[ネタバレあり]

近未来日本が中国に占拠され、格好悪いロボットでアメリカと戦うというSF漫画。
画力は高く迫力ありますし、世界観も独特で最初の頃は
面白みがありました。
ただ、全体的に描写不足・説明不足が酷くて。「今何やってるの?」って突っ込む方が先でしたね。
任務は毎回失敗で反省会ばかりになります。
キャラも一見格好良いこと言ってる感じでも「結局何が言いたいの?」って感じる
のに肌が合わなかったです。キャラ達の性格も良くわからない
内に変わりつつ個性を失いました。ヒロインの半井が「ちょいな」とか言ってる時は可愛かったのに、話進むにつれてこんなキャラだったかという唐突な変化に象徴性を感じましたね。最後に話がぶっ飛んでいきなり戦争終わって、主人公の名取が訳分からないこと言って戦争ごっこやっているのには残念感がありました。半井は完全に別人になって記憶消していたりして何がなにやら。作品に惹かれる雰囲気はあるのに、どうしても合わなかったです。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2014-04-16 18:09:12] [修正:2014-04-16 18:10:32] [このレビューのURL]

7点

アニメ、漫画業界からエロ雑誌、
ホストまで主にオタク向け業界の金巡りを題材にした漫画
基本取材漫画な訳ですが、一編完結のストーリーとしても
それなりに纏めています。
主要キャラもそこそこ立っていますし、何と言っても説明
ばかりになりがちなのを適度に抑えて漫画としても読み易い
です。説明も頭に容易に入ってくるように噛み砕いてます。

絵柄も劇画調にならずに漫画チックで可愛らしいのも
題材・描写が生々しいだけに助かりました。
題材が裏業界ですが、一般人もどうしても触れなきゃいけない
銭というものについて勉強になる
のは間違いない上に考え方がどの分野にも普遍的に通じるものはあったかと。
知名度低いですが読んで損はない漫画だと思います。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2014-04-16 17:50:16] [修正:2014-04-16 17:50:16] [このレビューのURL]

障害者はじめ不自由な少女達を人体改造してテロリスト集団と戦うイタリアでの話。と書くと暗い上にバトルだらけと思われますが、独自の世界観で人間ドラマを群像劇的に描く話が中心になります。それが序盤は淡々としていて、悪く言うと何をやろうとしているのか分からない状態。それが完全に中盤くらい(人物紹介がキャラごとに冒頭に書かれる巻数くらいから)からキャラが立ち、世界観が深まり、それぞれの目的が見えて来て、全体の描写に巧みさが出て化けて来ます。
そこからは勢いが落ちないで綺麗に終わったのが素晴らしいです。序盤も無駄じゃなく終盤への様々な伏線になっていることも判明します。画力も同様に序盤は拙いがどんどん向上して美麗になり、ドンパチの少なさも終盤の戦いでしっかり補完。現実イタリアの南北問題など情勢も終盤になると勉強になってしまうというのは大したものかと。総合的には名作クラスだと思います。

ただ問題は序盤の一話完結的な淡々話ですね。それも異国情緒は出せているので辛うじて自分は切らなかったですが。そして
終盤に繋げる伏線のようなものなので、二度目読みすると相当違うのではという意味では構成がしっかりしているかと。序盤でこりゃ無理だと感じた人でもその後に期待して我慢して良い作品だと思います。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2014-04-04 17:59:49] [修正:2014-04-05 11:50:05] [このレビューのURL]

『吠えろペン』シリーズ同様にホノオ燃が主人公ではあるが、
作者の自伝的要素が強い漫画家になるまでの物語。11巻まで読了。

『吠えろシリーズ』と違い関係者がほぼ実名なため有名な庵野監督はじめガイナックス関係者の青春時代や80年代当時の漫画、アニメ有名作品についての凄さが分かったり勉強になります。
漫画、アニメなどが好きなら知っておけば、今ある作品への見方も違って来るほどです。ギャグを交えて鋭い分析も健在ですし、そこは堅苦しくなく読めます。

ただ主人公が『吠えろペン』シリーズに比べると前日談のため未熟な面が強く、その上やたら偉そうでイライラします。それがダラダラ続きが話が遅いのがマイナスです。これ読んで『吠えろペン』シリーズ読むと同じ人物なのにホノオがやたら格好良く見えてしまうほど。まだまだ完結までかかりそうですが、もう少しペースをあげて漫画家になれるまで描き切って欲しいです。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2014-03-26 12:13:28] [修正:2014-03-26 12:14:38] [このレビューのURL]

[ネタバレあり]

前作からと内容面は一緒。面白さの質は出来不出来が多少振り幅
が増した感じ。でも面白い話は業界の核心にシリーズ頂点で突っ込んで行く部分があり前作以上でした。前作からシリーズ通して藤田先生絡みの話はあんまり面白くなかったと思います。後述の傑作選でもほとんど除かれていてその通りだなと(からくりサーカスを知っていてもでしたから、知らない人にとっては余計にでしょうね)。

前作シリーズから見ている人にとって、前作最終話で死亡したかのようで、後味悪そうなヒーローというキャラのその後がちゃんと描かれているのは救いでした。ただ、今作最終回でそれまで否定して来たパクり行為を肯定することを編集から言い含められて、格好悪い炎尾燃で終わるのがなんか違うなあと思っていたら(話自体はそこそこ面白いが)、連載を止められた事情を含めて後に出版された傑作選で真最終回があり、そっちの方が相応しい出来かつ格好良い炎尾ですっきり終わるので納得でした。差し替えの事情も漫画で描かれていて、漫画界の業界の厳しさが本当に理解出来ます。値が張りますが傑作選まで含めての評価で長期渡って、それなりに安定して面白く、まずまず綺麗に終わった良シリーズだったと思います。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2014-03-20 09:28:22] [修正:2014-03-20 09:33:24] [このレビューのURL]

前作『燃えよペン』の特徴(前作の評価に書いています)
は継続したままの基本一話完結の続きシリーズ。前作より架空の話運び(殺し屋や宇宙人が出たりする)が増して、面白くなった部分とつまらなくなった部分が半々ですね。
前作より前半は面白みがあがる話も多かったですが、後半は勢い落ちたかなって話も多かったです。それでも全体的に面白いの範囲でしたが。さらに続くシリーズも読んでみたいと思いました。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2014-03-16 09:36:08] [修正:2014-03-16 09:36:08] [このレビューのURL]

古い漫画ですがかなり面白くて驚きました。
一話完結の漫画家漫画なんですが、完全にこれは出る漫画間違えてるだろキャラ揃いの良い意味で昭和の熱血モノ。
絵柄もそんな感じなので一々笑えてしまう。笑わせようとして
いないシーンでも所謂シリアスなギャグになっています。

かといって現在にも通じるであろう漫画家の仕事ぶりや真実、主人公炎に代弁させる作者なりのメッセージについては本気で描かれているのが凄いですね。絵柄の古さは別に画力は相当高いかと。この作品は一巻で完結ですが、ここから新シリーズに移行して長編になったのも納得です。引き続き読んで行きたいと思います。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2014-03-15 05:06:09] [修正:2014-03-15 06:51:17] [このレビューのURL]

3点 結界師

悪い意味で女性が描いた男性受けを
意識した少年バトル漫画って感じでした。
会話のノリやギャグも寒いですし
それが設定した世界観との違和感を感じました。
野球ものですが「大きく振りかぶって」を読んでいる時の
感じに近かったです(絵はあちらより上手いですが)。

料理人エセ関西弁の幽霊が成仏しないで付き纏って
来る辺りからはどうしようもない不快感で切ってしまいました。
漫画賞も獲っているだけに期待があったんですが合わなかった
ですね。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2014-03-15 04:51:35] [修正:2014-03-15 04:51:35] [このレビューのURL]

画力は高いし、人情話なんですが、不良がボコボコやっている
漫画の域を個人的に出ない感じです。主人公らがやっている
不良行為も真面目に描かれているので
相当なものでした(日常的に喫煙する等)。
個人的にこれが王道ならば
不良漫画には基本合わないのかもしれません。「今日から
俺は」は非常に面白く感じましたが。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2014-03-14 09:33:54] [修正:2014-03-14 09:35:03] [このレビューのURL]

[ネタバレあり]

序盤は中年主人公黒沢の悲哀を描いたあるあるネタギャグ漫画
でたまに滑りながらもまあ面白いくらいでした。
しかし、それ以降対不良のバトル漫画になってからは盛り
あがって来て、テンポ良く一気に読めました。

ただのバトル漫画じゃなく、強さのみならず
弱さを持った主人公(肉体的にも精神的にも。これがバランスが良いです)、随所に繰り出されるギャンブル漫画でも評価される福本節が相まって、独自の
世界観が出せていたと思います。絵柄はかなり癖あれど画力
自体はある方なんじゃないでしょうか。ただ女性の顔の描き方
は下手だなとは思いますが。

終盤はそのメッセージ性に感動すら覚えました。ただ黒沢が
感動的ながら死亡するというのがこれもまた衝撃的かつ綺麗に
終わったと思ったのに、実は生きてましたで最近続編が始まったのは蛇足感が否めないかと。本作だけ読んでいれば知らないで済む事情なので自分の中ではこれで綺麗に終わったと思って
おきます。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2014-03-06 23:14:24] [修正:2014-03-06 23:14:24] [このレビューのURL]

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