「gundam22v」さんのページ

総レビュー数: 644レビュー(全て表示) 最終投稿: 2010年12月06日

西森節は健在ですね。話自体は暴力
不良要素ありでも、落ち着いた話で好感が持てる一方で、
個人的にインパクト不足かなとは読んでいて思いました。

そこを部長卒業後でももっと掘り下げられないかと思いましたが、
脱不良漫画になっている以上厳しかったのでしょうね
(単なる茶道漫画では先生の作品の魅力を引き出すのは難しい)。
マーくん、山田、部長、夏帆などキャラ面
では印象に残る人物が多かったですし、画力の向上
を感じたためキャラに絵的に惹かれる部分も多かったです。
総じて良作の全10巻レベルで手軽に読める作品だと思います。


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[投稿:2012-01-20 05:17:19] [修正:2012-01-20 05:17:19] [このレビューのURL]

西森先生らしいギャグは相変わらずセンスが良いです。
道士郎の滅茶苦茶レベルの強さ、腕力がない健介がリーダー
となるという発想も面白かった。
打ち切り説も強い全8巻ですが、一応話を畳んだところも
さすがプロです。

一方でヤクザとやり合うレベルに話がなったのでやたら終盤が
重い展開で解決が安易にも見えるようになったこと
道士郎が人間味がないキャラなのと無敵すぎるので
出番がどんどん減ったところ、それに伴って健介に
比重が偏りすぎて成長の域
じゃ片付けられないほど胆力・知力がつきすぎて二人の
コンビ物語とするにもバランスも悪かったところ、
過去2作に比べると仲間周辺の絆(そもそも道士郎と
健助すら怪しい。丁寧なのは恋愛面での健介とエリカ
の方になった)が薄いため健助的「力なきリーダー」像を
自然な形で描くには粗くなったなど欠点が過去
2作よりも巻数の都合もあるが違和感をおぼえる
ところが目立ちました。

全体的には良作の範囲ではあると思いますが、過去2作より
落ちるのは否めません。全8巻なので手頃さはあると
思います。

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[投稿:2012-01-18 02:01:36] [修正:2012-01-18 02:02:14] [このレビューのURL]

男から女に変えられたとされる女性
主人公めぐの可愛さを活かしたキャラ設定、周辺の仲間達、
前作「今日から俺は」にはない大きな物語としての伏線
とその回収、相変わらずところどころのギャグの巧さ
などは良かったですね。全体的には良作ではあると思いますし、
作者の幅の広さは感じました。

ただ全体的にテンションが低めなのと(今日から
俺はに比べて明らかに重い雰囲気の話がある)
、「今日から俺は」と違い
敵キャラの個性が薄いためバトル展開になると面白みが落ちた
気がしました。岳山や柳沢は敵としても
面白みの薄いキャラでしたし。
もっと魔本の秘密関係の比重を重くした方が面白
かったのではないかと思うのですが。小悪魔とやり合って
痛い目を見たり、秘密を探る時が一番面白かったですね。

話の理解のために最終巻だけ外伝込みの完全版だけは買った
方が良いと思います(単行本19、20が全部重なる部分です)。

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[投稿:2012-01-14 07:20:22] [修正:2012-01-14 07:22:30] [このレビューのURL]

手塚先生の偉大さは誰もが知っているところでこの漫画
もそこはちゃんと抑えているが、同時にダークサイドも
オブラートに包みつつ示しているところに好感が持てる
作品。絵が個性的だが漫画としてのレベルもまずまず高いです。
手塚先生、漫画製作の舞台裏に興味がある人、全1巻
での面白い作品を探している人にお薦め出来ます。

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[投稿:2012-01-10 20:31:52] [修正:2012-01-11 00:07:58] [このレビューのURL]

不良漫画ってことで敬遠していたことを後悔
するくらいの名作だと思います。不良漫画色もありますが、格闘ギャグ漫画色、恋愛含めた青春漫画色が薄めている方かと。
主人公達も言うほどの不良活動はしていませんし。

作者のセンスが巧みで、ギャグ&シリアスがしっかり出来ている
から読んでて飽きません。ギャグはたまに抱腹ものがあります
、シリアスも胸が熱くなるシーンがあります。

キャラの個性が素晴らしく、主人公コンビはもちろん、ギャグ
でいつも笑わせて、たまにキメる時は感動
さえさえてくれる名脇役の今井のようなキャラ
まで輩出していますし(彼主役の外伝話も作られましたしね)。

10巻入るくらいまではまずまず面白いかくらいだったのですが、
そこから最後まで勢いがついて最後まで失速することなく、綺麗
に38巻を完走したのは稀な作品でしょう。
不良漫画苦手って人にもおすすめしたい名作です。

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[投稿:2012-01-10 20:49:31] [修正:2012-01-10 20:49:31] [このレビューのURL]

原作は未読ですが、ここでの
評価もっとあがっても良いのではというのが
読み終えた最初の感想です。
絵柄は子供っぽさが残ってるけど癖は少なく
、それでいて丁寧なので読み易いですね。

ストーリーも丁寧に進めつつ、伏線もある程度は回収
してしっかり纏まった物語になっています(タイニーが何者なのか最後まで分からないなど残った謎もありますが)。
絵柄とアンバランスなダークな設定の物語も良かったです。

これが現実世界で作品になっていることをオチに上手く取り込んだ
のはナルホドと思えるものでした(さりげなく漫画になったら
と言ってるところも面白いW)。

ただ、最後の解決法がダレンとスティーブの過酷な運命を
他の人間に擦り付けてという格好になってしまったこと
、典型的悪役のタイニーが地団駄を踏むシーンが描かれることはなかったこと等々
個人的にはカタルシスがやや薄まるようなラストではありました。

全体的に10巻程度の巻数で中身も丁寧にじっくり作られたかなりの良作漫画だと思います。

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[投稿:2011-10-19 04:02:06] [修正:2011-10-19 04:03:12] [このレビューのURL]

さすがに漫画としても最低限の画力すらないのが惜しい作品
サイドストーリー的なもので話として地味なのに絵の汚さ
が目立つというのは致命的だと思います。
本編も作画はゲーム、アニメ共に安定しないものでしたが
それを遥かに超えて商品のレベルに達してません。

オリキャラやオリジナル的な設定も賛否が割れそうな
ところですし。これから先に読むのは本編のネタバレ
になるのでそれも避けた方が良いかと。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2011-10-13 02:38:42] [修正:2011-10-13 02:38:42] [このレビューのURL]

7点 SLAM DUNK

読んだのは随分前になりますね。
面白いことは間違いない漫画です。バスケを題材にして、
スポコン臭を出さないでここまでやれた漫画は稀有だから
こそ、今も評価されているのだと思います。

ただ、今改めて思うと自分の中の評価は面白いとは思いつつも
、ある程度に留まっています。
その辺の理由について考えてみました。

まずは、絵の問題です。絵は途中から凄く巧く写実的になる
のですが、それを生理的に気持ち悪く感じてしまいました。
鼻の下の二本線まで描かれる、汗の一滴まで描くというのは
凄いのですが、漫画としては気持ち悪く思いました(ゴリとかその辺のキャラは見ることすらキツい)。
その辺はある程度デフォルメされてた頃の方が良いなと思って
しまいました。

次に、未完といっても良いような半端な終わり方は否めません。
学校としても全国大会で金星を挙げただけ、花道は素材としては
稀だが当然のように大した選手ではない、それどころか
今後が危ぶまれる大怪我をして離脱したまま、30巻
以上掛けてこの辺は後味
の悪さは否めないです。花道の倒れてた父親とか投げっぱなし
に最後はなったのかなと思わせる描写は他にもありますし。

クオリティ維持のためとは言っても、ここで終わるのは
綺麗に終わったと自分はやはり納得出来ないですね。
それなら30巻以上も掛けないで、俺達の戦いはこれからだ
でもっと早く締めても良かった。その辺が半端さが残った
と思います。

最後に、個人的趣向としては、この漫画独特の人間関係など
カラっとした空気はリアルかもしれませんが、漫画として
はどうもハマり切れなかったです。





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[投稿:2011-03-02 09:00:22] [修正:2011-03-02 09:00:22] [このレビューのURL]

ひぐらし解答編第二弾。ボリュームの増加もあり、
アニメでは表現し切れない細部が描かれているのは共通の
傾向です。

今回は綿流し編への直接の解答(綿流し編
とほとんど同じ設定の平行世界で分岐もないです
。完全に解答編という感じ)、魅音と詩音の掘り下げ
がなされている回ですが、アニメで何故か変更されている
入れ替わりがこっちではちゃんと描かれている
ということがもっとも大きな変更点かと。
これがあるとないとでは全然意味合いが違いますしね。

あと最後のページを見るとショックが大きいです(綿流し編の
オチでも言及はあり、分かってたことですが)。

この両編は単にミステリー仕立てという感じなのですが、ひぐらし
の全編共通の謎として、非常に重要なのはここまで読むと
分かって来るのが巧いです。この綿流し、目明かし両編だけは、
その他の編共通の大害が起こっていないのです。人物周辺は、
悲劇の話なのですが、小害を起こして大害を実は防いでいます。
そういう意味では、実はハッピーエンド寄りなのでは、という
のが話を深くしています。

何故防げたのか、この編と他編との違いは何か、ここを意識
すると、完全な謎解きをする次編以降がますます楽しみ
になります。

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[投稿:2011-02-25 18:21:37] [修正:2011-02-25 18:21:37] [このレビューのURL]

ひぐらし出題編が終了して遂に解答編へ。
そしてこれが第一弾。
ここからページ数のボリュームが一気に増加します。

よってここはカットしまくりのアニメ2期よりも見るべき
価値がある作品に。原作を見なくてもほとんどしっかり
纏めてるくらいの出来はあります。

漫画としても鬼隠し編の時よりも描きなれて、画力、
表現など色々と向上が見られます。

鬼隠し編、祟り殺し編の時とリンクする謎が色々判明
する回、圭一とレナの掘り下げが深まる回でもあります。そしてハッピーエンドへの足掛かりにも。しかし、結末としては結局祟り殺し、暇つぶし編などと同じになるという
悲惨な結果です(ここをしっかり漫画版では描いている)。

明かされた重要な謎解きとさらに深まる謎。
次回以降に惹き付けられる良作です。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2011-02-25 18:05:15] [修正:2011-02-25 18:05:15] [このレビューのURL]

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