「gundam22v」さんのページ
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点数は細分化されているために結構迷います。
完全に主観ですが、6点以上なら及第点
で楽しめた作品という感じです。

7点 夕凪の街 桜の国
優しい絵柄、少ないページ数ながらも原爆の重さを主に後遺症という格好で描いた独特の漫画です。真正面から原爆の悲惨さ、反戦を訴える作品ではないのですが、三世代に渡り(この人間関係の描き方は何気に上手い。短編を読むことでパズルのように繋がってくる)延々と続く苦しみを婉曲に描写することによって、より深く力強く上記の訴えを読者の心の底に感じさせる構図になっていると思います。あくまで婉曲なので普段はそれなりにほのぼのとしているところが読みやすさもあり、哀愁を誘います。
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[投稿:2015-09-01 19:45:19] [修正:2015-09-01 19:45:19] [このレビューのURL]
7点 山羊座の友人
イジメに対して反発して元凶を殺害した友人と逃避行する作品。「Goth」の乙一原作ですが、原作未読ながらその特徴を強く感じました。画力が高く丁寧な作画(最近の作品である故の良い面)、青春モノとしての側面も上手く描けていますが、本質はミステリー作品だと思うほど伏線が豊富で、多少は読めていた自分にもオチの捻りには驚きましたね。全1冊ですが急いでいる感じもなく綺麗に終わったと思います。全部読むと思わず二度読みしました。1冊完結作品では相当に勧められる作品だと思います。
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[投稿:2015-09-01 02:17:29] [修正:2015-09-01 02:17:29] [このレビューのURL]
7点 星のポン子と豆腐屋れい子
完全に表紙詐欺。ほのぼのSFに見せかけた急展開作品。絵柄は優しいのでそのギャップには驚きます。SF要素はありきたりと言えばそうですが、二転三転しながらもまとめたところを評価したいです。ただ最後はクローンに頼って元に戻して和解しただけなので、本物が戻って来たという訳でもないところ(これは作品のテーマなのだと思いますが限りなく本物に近い偽物は偽物なのかどうか)が、すっきりしない部分もあります。全1巻ものとして出来が良い作品で一読の価値はあると思います。特に第一話は予備知識なしだと衝撃が凄いのは間違いないです。
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[投稿:2015-08-24 18:59:07] [修正:2015-08-24 18:59:07] [このレビューのURL]
7点 ダンダリン一○一
ほぼ知られていない労働監督基準官を主人公として、ブラック企業的な労働問題を題材として、解決して行く一話完結型作品。今のご時勢だからこそ必要な題材を分かりやすく、話としても面白く、毎話終了ごとに豆知識解説でまとめて親切です。主人公の正義感に好感が持てましたし、ツンツンとした中でも可愛げを覗かせる場面もありました(顔自体はそこそこ美人)。相棒的なオッサン監督官も有能な良キャラです。ただ最終回だけは完全に打ち切りみたいな感じで主人公の欠点だけ描いて(痛い性格的欠点や男性関係での不誠実さまで出てくる始末)、人員が足りないんだ(この現実を提示するのは良いですが)と無断欠勤して終わるので後味が悪かったです。全体として良い漫画ですがさらに話題も増えているだろうし、この結末がスッキリしないので、完とされていますが続編が出て欲しいなと思いました。
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[投稿:2015-08-21 06:05:27] [修正:2015-08-21 06:05:27] [このレビューのURL]
7点 獣医ドリトル
獣医を題材とした医療漫画。獣医版ブラックジャック。獣医系漫画ではおそらく随一ではという情報量、分かりやすさがあり(人間との比較を述べるシーンも多く人間医療理解にも役立つ)、ほぼ一話完結でそれを交えた後味の良い物語を提供して行きます。
画力も可愛いキャラ絵ながらそれなりに高く、シンプルにどんどん上達(意外にキャラの描き分けが上手く、多数のゲストキャラを含め絵で見ただけで区別出来るほど)。主人公ドリトルを獣医はビジネスと言い切る人間(キャラ的にブラックジャクのそっくりさん的ですが)に据えた故の、ときに厳しいペット業界の実態、環境、ペットを通した人間描写など説得力があります。
前半は定番オチに強引に運ぶ一面があり、食傷気味になる部分がありましたが、後半は周辺キャラが増えて来て、題材を拡げてオチは同じようでも一話完結のレベルが格段に向上してきました。
最終巻で謎だった主人公の過去を種明かしして、綺麗に話をまとめて終わるところも好印象。総合的に近年研究までカバーした獣医漫画最高の作品であろうと思いますが、強引にだろうがペットを治療して、飼い主自身の問題までを救うというさすがに同じようなオチが多すぎる部分(特に前半は繰り返し。この辺本家ブラックジャック、美術品ブラックジャック的なギャラリーフェイクは工夫が上手い)だけは残念なところでした。全20巻が結構長く感じてしまいますから。
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[投稿:2015-08-21 05:43:54] [修正:2015-08-21 05:43:54] [このレビューのURL]
民間での科捜研という珍しい舞台での一話完結型をこなしながら、本筋的に主人公縁が巻き込まれた猟奇殺人事件の謎を追うミステリー。画力はありますが、絵柄に結構癖があって慣れるのに少々時間がかかりました(顔がみんなちょっと濃い。縁が某教授的な阿部寛激似なのは笑える)。
鑑定の豆知識を盛り込みながら面白く、本筋部分でも話の引きつけや伏線張り(謎解き以外の人物関係や描写も含む)と回収が上手でした。話が進むにつれ登場人物にも愛着が持てて行きます。引き伸ばしなく綺麗に終わっている部分も好印象。ただ主人公原動力たる故人への愛が安易にヒロインに傾いてるように見えてしまう部分(すべて終わって時間経過後日談でそうなっているなら納得したところはあるのだが)、黒幕が読みやすかった部分(実は生きているだろとすぐに読めた。露骨に怪しい人がそのまま犯人でしたに近く、ヒントも多すぎでかなりベタベタだったと思う)、物語の鍵だった主人公の失われた12時間が緻密じゃなかった(これを丁寧に埋めていくことを期待していたのだが)という核心には多少不満が残ってしまいました。それでもあまり知名度がないのが不思議なくらいミステリー漫画として楽しめる良作だったと思います。
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[投稿:2015-08-03 23:03:18] [修正:2015-08-03 23:03:18] [このレビューのURL]
7点 真田幸村
名将真田幸村(信繁)は存在自体は超有名なのですが、大坂の陣だけの活躍のため、生涯全体はマイナーという感じだと思います。その辺を掘り下げ描いた作品で、画力と演出に誇張は激しいが迫力がある、作者が得意らしいハードボイルド調の格好良いキャラ達と見せ方(北斗の拳作者の元アシと聞くと納得)、誇張演出をのぞくと解説などが随所に入り、まずまず史実に準拠しつながら、1冊で上手く描けていたと思います。最初の冬の陣での活躍を描いて、生涯を振り返り、夏の陣へと突入という構成も良かったです。来年の大河ドラマ主人公ですが、この作品で予習としては十分かなと思いました(逆に1年間ドラマでやるのは相当難しいかも)。
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[投稿:2015-07-11 03:51:55] [修正:2015-07-11 03:51:55] [このレビューのURL]
7点 大関ケ原外伝 野望の群像
「大関ヶ原」の外伝で本編で描かれなかった部分の補完短編集。こっちの方が本編より面白かったと思います。三成配下渡辺新之丞との逸話などこの作品で初めて知って感動、驚きを感じるところが多かったと思います。本編を読んでない人でも外伝だけでも読めるし、薦められると思います。
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[投稿:2015-07-11 03:30:08] [修正:2015-07-11 03:30:08] [このレビューのURL]
7点 人間失格
大宰治の名作を現代にリメイクした作品。原作未読ですが出来は
かなり良いのではと思います。画力は相当高いです。主人公の歪みっぷりが半端なく、容赦なく転落して行くので、読んでいて気持ち良い類の作品ではありませんが、大宰の私小説遺書要素の濃い作品だけに痛々しさは作り物感が薄く一読の価値があるかと。
原作は今だと読みにくいものがあるので、現代かつ漫画というこの媒体は貴重だと思います。巻数も3で短く纏まっていますし。誰もが名は知っている大宰を深く知る上でも、作中にある結婚直後の一番心が安定してた時期に、教科書にも掲載されている晴れ晴れとした「走れメロス」を執筆したのだなとか思うのも感慨深かったです。
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[投稿:2015-07-03 00:27:45] [修正:2015-07-03 00:27:45] [このレビューのURL]
イギリス都市伝説設定を用いながら刑事もの要素を入れつつ、バトル漫画として昇華させた作品。作者の前作より画力があがっているところやイギリス都市伝説は勉強になり面白かったです。
あとは地味に纏めた感じでしたが、引き伸ばしなく
おそらく打ち切りでしょうが綺麗に全9巻で締めたのは良かったです。
前作から見てもダークな設定、雰囲気になりながらも芯の部分じゃ王道少年漫画を捨ててない作風は継続しており、今回も活きていたと思います。
上司刑事のセクハラ行為がギャグにもならない不快さだったのともう1つパンチがあればと思うところはありましたが、手堅い良作だったと思います。作者の次回作名作「レミゼラブル」も完結後読む予定ですが楽しみです。
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[投稿:2015-06-29 00:19:03] [修正:2015-06-29 00:19:03] [このレビューのURL]
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