「s-fate」さんのページ

総レビュー数: 878レビュー(全て表示) 最終投稿: 2009年12月08日

藤田さんの「すごいジジイ系」の短編です。以前と同じく一点集中ですごいポテンシャルを持つジジイだけど物語に上から目線で君臨するのではなく、自分と戦ってまわりも含め人間として一段高みに登るというテーマは変わっていません。そして他作品と変わらぬ映画のようなハデなアクションシーン。締めもアメリカのドラマみたい。一冊で奇麗にまとまっている良作かと思います。

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[投稿:2010-07-18 00:59:57] [修正:2010-07-18 00:59:57] [このレビューのURL]

6点 わ!

学園日常もので微妙に生徒会も混ざっている4コママンガです。わ!の説明は他の皆さんにおまかせするとして、他にブレイクという題目で頻繁にあるあるネタが入ってきます。面白いし絵もいいのですが、1ページに4コマ1本なのでボリュームが少ないですね。
ただ作者さんが体調がよろしくないようですので、あまり無理せず描いて行って欲しいものです。

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[投稿:2010-07-18 00:43:13] [修正:2010-07-18 00:43:13] [このレビューのURL]

着眼点が近未来的で面白いかと思います。このまま加工食品が幅をきかせ続ければこのような世論が形成され法制化されてもおかしくないよ的な。ただ、マンガとしては一度読めば良いや、という感じです。
 とりみきさんはシリアス画といつものキャラを使い回すギャグ系とその両方を混ぜたものの3パターンがあると思いますが、今作の着眼点を生かすならシリアスで全編行ったほうが面白かったんじゃないかな、と思います。

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[投稿:2010-07-17 00:54:42] [修正:2010-07-17 00:54:42] [このレビューのURL]

話としてはオカルト+探偵もので、そこに主人公らをけむたがる警部が邪魔?して、みたいなありがちなストーリーですが、個人的には千之ナイフさんの作品の中で一番ギャグとホラーのバランスが取れていて好きです。これ以降の作品は絵の美しさにさらに磨きがかかりますが、ギャグはほとんど無くなり、ホラーか耽美な方向へ行ってしまいます。あまり千之ナイフさんのミョーなギャグが好きな人は少ないかもしれませんが、近作では見られない一面が見られるかと思います。(この作品でもすでにミョーなギャグは控えめです。)
 それから助手の晶多郎くんは、なにかにつけて女装させられますので、その手のまんがが好きな人もどうぞ。

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[投稿:2010-07-16 23:35:25] [修正:2010-07-16 23:35:25] [このレビューのURL]

読み終わって振り返ると、ものすごい超展開です。中学まではいじめられっ子。そして最終回は護送車で刑務所へ送られるが、道端には主人公に感謝する人であふれかえる。そして「お、男の花道や・・・」と言って号泣。これだけでもやり過ぎ感満点ですが、内容がまたすごい。
 最初はギャグも多く、主人公の力勝男は実は意外と強かった的な設定と、力を名のある人と勘違いして子分になった鉄とで、宮本武蔵の一条寺下がり松を真似てなんとかかんとか敵に勝ったりとかして、このまま行けば後年のカメレオンの女が出てこない版みたいな感じ(トンチとハッタリで勝負のマンガ)になったかもしれません。
 しかし、その後最後まで陰で糸を引く獣田という男により、火野という拳法を使う男が力の子分になります。そして力は牛殺しの玉井という男と戦うために、火野によって徹底的に鍛えられ、本当に強くなってしまいます。このあたりから、もうギャグは減っていき、力はギャグ顔には滅多にならず、インフレバトルに突入します。玉井に勝ったあと、富岡というカラスマスクの男が出てきて、兄弟の仇を取ってくれと懇願され、力は承諾してしまいます。この仇というのが最後まで敵として戦う「北大阪の虎」です。この辺からはもはや、「あなたたちは本当に高校生ですか?」というツッコミなど軽く粉砕して話はどんどんエスカレートしていきます。体にどうやっても隠せないだろう的な規模のエモノを隠し持っているくらいは序の口、ケンカにトラック持ち込んだり。そしてついに改造バイクがでてきます。しかしいわゆる族車じゃなくて、ハリネズミのように矢がついていたり、大砲がついていたりのトンデモバイクです。しかもラスボスはもはやバイクというかホバークラフトみたいなものに乗ってナギナタ振り回してます。力も負けずにホバークラフトみたいなものに乗って金属製トンファーを振り回して対決!みたいな感じです。
 はっきり言って昭和のドサクサに勢いで描き切った感は否めないですが、あまりに荒唐無稽すぎて面白すぎました。ある意味これぞマンガです。これだけ書いてもこの作品のツッコミどころ・・いや、読みどころのほんの一部です。古いマンガですが、興味が持てたらご一読を。

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[投稿:2010-07-14 23:03:50] [修正:2010-07-14 23:03:50] [このレビューのURL]

始めは何となく、タイトルそのままの普通の怪談が淡々と語られる、という感じです。しかし途中から九段先生が出てきてから変わります。怪談だけでなくコミカルな面が追加されたりキャラの掘り下げも進んでいき俄然面白くなっていきます。
絵は高橋さん独特の絵なので、好き嫌いが出るかもしれませんが、個人的にはこの絵好きですね。

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[投稿:2010-07-12 21:23:38] [修正:2010-07-12 21:23:38] [このレビューのURL]

7点 DAN DOH!!

やたらまっすぐなダンドーにゴルフを通して出会った人たちが改心したり復帰を志したり、そしてダンドーはいつの間にか世界の強者と戦っている、という感じのマンガです。したがってゴルフ自体のリアリティはあまり重要じゃないと思います。ピンチとピンチ回避の起伏が激しいので、飽きることなく読めますし、一冊あたりの読む時間もそれほど必要ないのでサラッと読めると思います。
個人的には今読むと健気なショタ萌えマンガという印象のほうが強いです。そういう視点で見てしまうと、赤野や戸高の「ダンドー萌え」っぷりがハンパないです。

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[投稿:2010-07-11 11:33:30] [修正:2010-07-11 11:33:30] [このレビューのURL]

題名から予測される入門書的なものではありません。真面目な話2割、ギャグ8割、くらいのマンガです。基本的に登場するのはツッコミ担当のメガネの先生と、ボケ担のナースだけです。ギャグも大半は病気そのものでなく、ナースのエキセントリックな言動に対するものなので(ときどきボケとツッコミが入れ替わりますが)普通にボケツッコミの応酬マンガとして楽しめると思います。

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[投稿:2010-07-11 10:41:11] [修正:2010-07-11 10:41:11] [このレビューのURL]

雑誌全体の流れ的にアリなマンガってありますよね。あんまり同じ傾向の作品が続くと飽きがくるのでちょっと毛色の違った箸休め的な役割を持つ作品、とか、人気がないわけではないが最後のほうにいつも載っていて、締めの一品的な作品、とか。なんかそういう感じのマンガだと思ったら、ちょっとだけ予想より面白かった、という感じです。その意外性に乗せられてサラッと読めてしまいました。

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[投稿:2010-07-05 19:52:40] [修正:2010-07-05 19:52:40] [このレビューのURL]

名作というほかありませんね。60年代のマンガなのに古さを度外視して読めるマンガもそうそうありません。小学生のときちょうど入手が困難だったころ、力石が死んだところまでコミック持っていた友達に借りて読んで以降何度も読んでますが、年食ってこちらの視点が変わってもなお面白さを見出せるところがすごい。純粋にかっこよさや、あの最終回に感動するもよし。紆余曲折はあったのに最高の最終回に持ち込んだ製作者らのプロ魂に感動するもよし。
個人的には最近読みなおして、同じ鑑別所から出たマンモス西が早々にボクシングをあきらめ小さな幸せ(といっても社長の娘婿、だから普通以上だとは思う)を築いていく様をちょくちょく新車を買い換えたり、店を大きくしたり等、残酷なまでに物質的貧富の差を淡々と描いていることに気付いて何が選択肢として良かったのかを考えさせる部分も用意されていたりするところに驚きました。そういえば丹下のおっさんですらジムの再構築に成功している。ここにジョーのもうひとつの孤独感を見たような気がしました。
また何年かしたら読み返そうと思います。

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[投稿:2010-07-04 17:43:41] [修正:2010-07-04 17:43:41] [このレビューのURL]

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