「s-fate」さんのページ

総レビュー数: 878レビュー(全て表示) 最終投稿: 2009年12月08日

原作がまだ続いているところからわかりますが、初期で終わってしまってます。が、これでよかったのかもしれません。ギャップの表現が難しいのです。特に原作が進んでいくとその傾向が強くなっていきます。寒村に連綿と続く因習の犠牲となった亡者を救えるか?的な。原作は絵にも描けない面白さ、で済むかもしれませんがコミカライズの方は大変です。楽しいキャンパス寄りのうちに終わらせたのは懸命だったかもしれません。

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[投稿:2022-11-07 21:35:03] [修正:2022-11-07 21:35:03] [このレビューのURL]

[ネタバレあり]

突拍子のない世界観ですが、意外と狭い範囲で共存が成り立ってるのが面白いところでした。

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[投稿:2022-10-25 21:47:39] [修正:2022-10-25 21:47:39] [このレビューのURL]

最初はフランス書院風のタイトルも手伝ってお色気系かと思いましたが悲劇、喜劇、バトルもあり死者も含め全方位ハッピーエンドという離れ業を独特の世界観で作り上げています。作者の今後の作品に期待です。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2022-09-18 10:08:14] [修正:2022-09-18 10:08:14] [このレビューのURL]

マンガがあるとは知りませんでした。カラー版を読みましたが、貸本時代の色付けの仕方ですね。そういえばアニメも最初は白黒だったから当たり前といえば当たり前です。前半は人間界の常識から外れた行動が目立ちますが後半はドタバタと人助けといった流れです。一巻で終わりの割には途中からアニメが始まってアニメのキャラが逆輸入される等色々あったようです。一番のインパクトは作者:横山光輝、です。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2022-08-21 07:52:46] [修正:2022-08-21 07:52:46] [このレビューのURL]

[ネタバレあり]

激戦区だったペリリュー島の若い日本兵たちのお話です。驚くのは2巻ですでに島は戦略的価値を失っているのです。賢明な上層部と情報が有ればそこから先の地獄を回避できたのかもしれません。しかも戦地で孤立した彼らが知る由もない終戦を過ぎても地獄は続くのです。まさに耐え難きを耐え忍び難きを忍んでという言葉がこれ以上ハマる状況もないでしょう。しかし待っていたのは極限状態だった時にすでに笑顔を取り戻した同胞の姿、斃れた戦友の志を背負って生き抜いた意味の喪失。何のために俺達は感がハンパないはずだが口にはしない。戦中の話をしたがらない人が多いというのも言葉で伝え切れるものでないとおもうからでしょう。そういう意味ではこのマンガは戦争のすべてを伝えてるとは言えませんが、自分の中で戦争というものを考えるための作品のひとつに加える意味はあると思います。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2022-08-07 14:34:33] [修正:2022-08-07 14:34:33] [このレビューのURL]

80年代の男子中学生のエロへの渇望をかいた作品、ですかね。エロ案件の記録は残らない傾向にあるので、情報があふれてる今でも記憶の彼方にかすかに残る程度なので、年齢層は絞られるでしょうが、かなり懐かしく感じるのではないかと思います。ネットの進化により淘汰された形あるものの中に代わりが無かったものがあった、と思えるかもしれません。あと佐野市は今四十代後半くらいの人が存命中は市の図書館にこのマンガを蔵書しておいてもいいかもしれません。

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[投稿:2022-07-30 12:08:14] [修正:2022-07-30 12:08:14] [このレビューのURL]

くノ一の隠れ里で男と隔離された世界で男に興味津々のくノ一と書くと成年マンガのようなイメージですが、まったくそんな感じではなく、どっちかというと隔離された中で楽しく暮らす百合マンガに近い感じです。個人的にはここまで多作になったのに、どうして「ふだつきのキョーコちゃん」はああいう形になったのか、転機になったであろう「高木さん」でどれだけ状況が変わったのか、に非常に興味があります。

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[投稿:2022-06-29 00:22:44] [修正:2022-06-29 00:22:44] [このレビューのURL]

悪くはないのですが、出オチで掴みをとる、というか出オチに引きずられて前半で間伸びする傾向にあります。過去作に見える独自のテイストが見えてきて面白くなってきたところで終わりが見えてきてしまう。もったいない。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2022-05-31 19:58:45] [修正:2022-05-31 19:58:45] [このレビューのURL]

[ネタバレあり]

タイトルは「原罪」だけでいいと思います。親の因果が子に報い、という言葉そのものの設定、その因果に割り込むタコピーという異分子、しかしタコピーにはそんな神レベルの所業に手を染めるにはあまりにいろんなものが不足している。結果どうにもならない。でもタコピーがいなくても二つの家族は早晩崩壊していたでしょう。ラストでいじめっ子といじめられっ子が仲良くしていますが、タコピーの贖罪によるものと素直に読めばいいかもしれません。しかし個人的にはどうにも親の因果が抜け落ちているのが気になり、不倫による親の蒸発、残されたDV母親も親権を奪われ子供の前から姿を消し、残された子供二人は強烈な共依存により仲良くしている、というありがちだがゾッとする背景があるのではと思ってしまいました。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2022-04-11 01:03:37] [修正:2022-04-11 01:03:37] [このレビューのURL]

[ネタバレあり]

あさま山荘事件への世論を決定づけた章です。それまで擁護に回った人もこの事件が発覚したあとは批判に回ったと言われます。すでに世界同時革命とやらの外へ向いた活動は諦めた本人らが言うところの敗北主義者の集団と化していることに目を背け、山という閉鎖空間で矛先を内部に向けリーダーに「総括しろ」と言われたら死ぬまで自己批判を強要され「殴ることによる総括支援」という理解不能の理屈で次々に集団リンチで仲間殺しが行われる。同時期に大久保清の連続殺人事件が発生し、遺体発見現場を通り過ぎる際に人が気味悪がって近づかなくて都合がいいとか口走りますが、すでに常人の感覚からかけ離れているが表面上は普通なのが狂気を上乗せしています。しかしリーダー格二名が捕まり総括の嵐は鳴りを潜め、警察の包囲網も迫り逃避行の末、あさま山荘へ、というところまでです。個人的に怖いと思うのは閉鎖空間で講師が罵倒交じりに自己批判をさせる山岳ベース事件的手法を用いた企業研修が少なくとも2000年代初頭まであったことです。この事件で服役して出所した人のインタビューで革命戦士の育成も企業戦士の育成みたいなものとありましたが、その考えに至り実践されていたということです。事件は昭和で
50年という時がたっていますが事件の芽は形を変えて生きているのかもしれません。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2022-03-02 01:13:52] [修正:2022-03-02 02:02:26] [このレビューのURL]

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