「s-fate」さんのページ

総レビュー数: 878レビュー(全て表示) 最終投稿: 2009年12月08日

不思議なマンガです。正直ゴルフに興味あるわけでもなく、絵に突出した魅力があるとも思わないし、しかも長編で読む気がおきないはずなのに、子供のころから機会があると手にとって読んでしまう。10代、20代、30代のときに読み返したが、古さを感じたり懐かしさを感じたりで評価がぶれることがない。結局全巻読んでしまう。マンガ界の重鎮が実力の充実した時に好きなことを描けた結果でしょうか。まさに僥倖、不朽の名作という言葉がぴったりな作品です。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2010-04-11 13:10:58] [修正:2010-04-11 13:10:58] [このレビューのURL]

釣りが好きでなくても面白いです。良かった頃の昭和の田舎を思わせる風景と、作中ではあまり触れられないが決して恵まれた境遇ではない三平の釣り三昧ライフが、下手な海外旅行やSFよりも異世界観があり、気がつくとときどき読んでいます。前半の日本にいる時期が面白いです。海外に足を運び出す頃から、大仰な「ドラマ」が鼻につく傾向があり、密度が薄くなる傾向があります。
釣り竿もって国会議事堂に向かう最終回は、永遠の夏休みみたいな雰囲気から、突然想定外の方向へ行ってプッツリ終わった感があって、結構衝撃的でした。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2010-04-03 23:33:36] [修正:2010-04-03 23:33:36] [このレビューのURL]

妙な中毒性があり読み返してしまうので8点とします。
何が読み返す要因かというと、だいたい下記の5点でループしています。
1.すぐそこにありそうな店を題材にしており、飲み食い系マンガとして敷居が低い。
その店に行かなくても、すっかり忘れていた食べ物を思い出させてくれます。
2.主に絵から、知らない店に入った時のちょっとした高揚感を得られる。
3.原作者の芸風である一人飯の独特の描写が面白い。
4.90年代前後のちょっと古い景色や車(六本木カローラと言われたころのBMWとか)が、
あからさまなレトロ調より個人的に刺さる。
5.ネットでネタにされているのを知り、再度読み返してしまう。

なんでこのマンガ今頃売ってるのだろうと思っていましたが、ネットのせいですかね。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2010-03-22 11:17:01] [修正:2010-03-22 11:17:01] [このレビューのURL]

初期のDr.スランプ的世界観から抜け切っていない時期を超えると、あとはコミックでなく週刊誌で読むべきマンガでした。コミック発刊まで待てませんでした。したがってバトルループに入っても、面白い話を読み返しているようなもので、飽きが来なかった。数時間後、数日後に借りればいいものを、わざわざ皆ジャンプ買って読んでいた。それくらい飢餓感を煽られるマンガでした。しかも年齢層も広かった。いま読み返すと、大人の事情が作品を冗長な物にしてしまっていて残念に思えますが、当時は大人の事情に感謝して読んでいました。この作品のように世代を超えた多くの人たちを熱狂のるつぼに巻き込むマンガに、もう一度でいいからリアルタイムに会って体験したいものです。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2010-03-01 01:58:15] [修正:2010-03-01 01:58:15] [このレビューのURL]

ほぼコミックが出る時期からシンクロして読んでいるので、何とか世界観についていけている、という感じです。最初から壮大な年表が公表されていて、結果はわかっていてもあまりに壮大すぎて、なんら興味を失う材料にならないのがすごいところです。
個人的には3巻のコーラス戦でMHが出まくったときが一番盛り上がりました。子供でしたので、年単位で待たされた新刊とその内容に驚喜した記憶があります。それこそ当時は二桁回数読み返してました。
ただし、最初から終わるかどうかわからない宣言がされておりますので、それでもいいと思える人、いきなりなんか全然違う話が始まっても怒らない人、年単位で新刊を待つ胆力を持てる人でないとオススメできません。実際一番最近のものが出てから何年経ったのやら。もう慣れましたけど。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2010-02-27 01:33:06] [修正:2010-02-27 01:33:06] [このレビューのURL]

ボクシング一本でここまで引っ張れるマンガも無いと思います。妙なテコ入れを感じることも無く、安定感があります。ただ、コミックで読むことをお勧めします。週刊で読むとしょっちゅう休載していてイラッとくるので。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2010-02-27 00:43:03] [修正:2010-02-27 00:43:03] [このレビューのURL]

導入部の神崎の裏切りと過酷な前線でのたたかいで激変した風間の静かだけどギラギラした心象風景が好きですね。風間が見た目少女漫画風の優男であるギャップもあり、人気があったのもうなずけます。そしてあらゆる戦闘機や爆撃機が一つの基地にある飛行機好きには夢のような設定。
大筋は、神崎の社長令嬢をGETして成り上がろう、というちょっとした野望が世界を破滅に追いやる寸前にまで話が発展する超展開系ではあるが、それを感じさせないストーリー、渋いサイドプレーヤーたちの生き様が見ものです。
最後は、中盤で涼子と風間が会ったときに、風間が記憶を持っている以上、ハッピーエンドは無い、と決まってしまったため、ああするしか無かったんじゃないかな、と思います。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2010-02-21 01:46:51] [修正:2010-02-21 01:46:51] [このレビューのURL]

戦争がテーマですので、悲しい話もありますが、意外とコメディっぽい話もあり、師匠の松本零士さんの戦場まんがシリーズより泥臭さがありません。うんちくも兵器に限らない幅の広さが読み飽きなかった原因かもしれません。なにしろ貴腐ワインの存在を知ったのはこのマンガでしたし。
もともと第二次世界大戦が舞台ですので、思ったほど古く感じることもなく読めるのではないでしょうか。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2010-02-21 01:15:45] [修正:2010-02-21 01:15:45] [このレビューのURL]

完結したあと連続二回読み返してしまいました。透明感のある奇麗な絵とテンポのいい話の進め方が非常に読みやすく、高度にバランスが取れています。この高度なバランス上に構築された作品が囲碁という失礼ですがそれまで子供の間ではすっかり下火になっていたジャンルに火をつけて、マグネット碁盤とかが売っている風景を久しぶりに見るまでに至ったものと思います。プロの作品です。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2010-02-20 09:53:23] [修正:2010-02-20 09:53:23] [このレビューのURL]

最初は週刊誌でパラッと読んで「波紋?北斗の拳のニセモノじゃん」、と早合点して全然読んでいませんでした。しかしスタンドが出てくるころに再度読んで別物と気づき、さかのぼって読みだしました。個人的にはイタリアが舞台のあたりまでが好きです。
それから元ネタの宝庫でもありますので、マンガ好きなら読んでおいて損はないと思います。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2010-02-14 17:46:31] [修正:2010-02-14 17:46:31] [このレビューのURL]

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