「s-fate」さんのページ

総レビュー数: 880レビュー(全て表示) 最終投稿: 2009年12月08日

 翻訳機の話とか、寄り道しなければストレートなコメ要素の少ないラブコメだったはず。表紙がしっかりした絵なので手に取って見たものの、前半でだれて後半バタバタして一巻で終わり。最初から一巻で終わらせるつもりであれば、生まれ育った国の違いを気にして心に壁を作る娘とスペック高いけど恋愛ベタな男の話でうまくまとめられた可能性を秘めた惜しい作品です。

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[投稿:2011-06-22 16:00:07] [修正:2011-06-22 16:41:24] [このレビューのURL]

 たしか二巻ぐらいから、後の小山田さんの画風がほぼ固まった作品だったと思います。話はおおざっぱにいうと、医者の息子の主人公の九頭竜がグレてスリになるが冒頭で師匠が死に、そして人形劇団の人たちと出会い、徐々に裏家業から足を洗っていく話です。小山田さんも当時まだホラーサスペンス系には手を出していなかった頃なので、今までのラブコメ系とイメージと違い人が死ぬシーンが出てきて意外でした。
 画風、作風ともに変化が見られ、小山田さんの作品をその後も読み続けるかどうか分かれ道的な作品だと思います。

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[投稿:2011-06-22 16:37:53] [修正:2011-06-22 16:37:53] [このレビューのURL]

 これは主人公を含めた幼馴染の男二人が同じ高校に入る。主人公のほうは手違いでなぜか女子寮に入ることに、しかもある事件から男子禁制になった女子寮に・・・ってここだけ書くと萌えマンガみたいですが、絵と描かれた時代から、そうはなりません。でも主人公へのフラグはたった8巻で4本は立っていますので、今風にリメイクするとすごいことになるかもしれません。フラレた娘たちもそれぞれの鞘に納まるし。事件の中心人物の女子寮長なんかは、最初読んだ時はまさか最後ああなるとは思わないキャラです。
 高校生ですが、舞台は完全に寮生活に視点がしぼられたマンガで、あまり学校そのものとは無縁でラブコメやってる、少年誌としては独特の展開でした。
 これも今から読むなら小山田さんのマンガが好きならどうぞ、という感じです。
 絵はまだ丸顔系です。

 

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[投稿:2011-06-11 05:05:39] [修正:2011-06-18 00:51:07] [このレビューのURL]

庵野さんというと、個人的には巻末で「壊れた」と紹介されている時期と、島本和彦さんの作品に出てくる若い頃のキレ者の雰囲気をまとったイメージしかないので、いい歳こいて変わらずヲタ道一直線で、奥さんも半分納得、半ばあきらめながらも浸食されていく様は、個人的には「ああ、幸せそうでよかったね」という感想でした。この手の本は読者に向けてのマンガ家流の近況報告のお手紙みたいなものだと思っていますので、極甘バカップル見せつけマンガでも特にささくれ立った感情はおきませんでした。アニメ界に名を残し貢献した人ですので、これくらいの幸せにありつけても、バチは当たらないと思うので素直に読めました。
 しかし表紙の洋梨型肥満体は見事な中傷画だ。タイトルと表紙からてっきりダイエット強硬→失敗マンガかと思った程。

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[投稿:2011-04-03 03:24:40] [修正:2011-06-12 06:15:00] [このレビューのURL]

 ヤクザマンガです。が、極道だけど外道じゃない、という感じです。だいたい巨悪に挑む系、六本木の夜を守るといって体張る系、大手同業者とのイザコザ系とそのコンビネーションで数話単位で一本の話ができあがっています。完璧超人の若頭白竜が「この一件私が仕切ります」といってあとは見事に解決。時事ネタを絡ませつつ水戸黄門とか暴れん坊将軍並みの盤石な展開。かとおもえば六本木ゲイ戦争みたいな最後の数ページで一本丸ごとギャグにしているものもあり、飽きずに読めます。時事ネタが入っていてもサラッと読める構成力がすごいです。
 ただ一本分の前半を巻末に持ってきて次巻も手に取りたくなるような一気読み誘発システムにあらがうのは難しいので注意。

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[投稿:2011-06-11 17:14:25] [修正:2011-06-12 06:04:16] [このレビューのURL]

 題名通りです。主人公のあこがれの人が「だいなし」なだけでなく他の隣人の設定も。そこが面白いと思えれば、面白いかも。個人的には、今のところ笑えるほど突き抜けていないという印象です。絵は相対的に妙に背景のボロッちぃ部分の描き方が丁寧でうまいです。

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[投稿:2011-06-12 01:52:07] [修正:2011-06-12 01:52:07] [このレビューのURL]

 スピンオフのスピンオフみたいなドラマCDを原作に持ち、さらに暴走気味にしているので、余程TYPE-MOON作品が好きでそのうえドタバタ好きな人向けという感じです。本屋で平積みになっていたので手に取ってみましたが、まさかこんなニッチな作品だとは思いませんでした。
 個人的には内容を知らないこともないのと、ドタバタは嫌いではないので5点くらいでもいいかと思いますが、TYPE-MOON作品と関わりない人は忘れていいものですので、4点としておきます。

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[投稿:2011-06-11 10:05:21] [修正:2011-06-11 10:05:21] [このレビューのURL]

 これは、すくらっぷブック読んだ流れで読みました。たしか工業高校に行った3人(うち幼馴染の女の子1人)がメインの話で、家を継ぐため嫌々入った高校で好きな絵をやるかどうか主人公が悩む話だったと思います。80年代に多かった優柔不断な主人公パターンだったと思います。
 入り浸りのスナック(今じゃ考えられない設定)があったり、メインの3人のうちの男二人が意外な関係だったりします。
 今読むとすれば、小山田さんの作品が気に入ればどうぞ、という感じですね。絵は、まだ丸顔系の時期ですが、月刊誌ですので掲載期間が長いせいか、一巻と最終巻で絵が変わるタイプです。

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[投稿:2011-06-11 04:43:23] [修正:2011-06-11 04:43:23] [このレビューのURL]

 実は「ネギま!」の出席簿見たときこの作品思い出しました。出席簿は扉で紹介されていましたが、席順とかまで設定作り込んでたらしいです。中心メンバーは決まっているがそこに出席簿に載っているキャラが絡んでくることがあっても、唐突な感じがなく、出席簿見て「あっコイツだ」みたいな面白さもあって良い手だなと思いました。
 話は中学生ラブコメ。今見ると、こっぱずかしさ爆発の内容ですが、小学生の頃読んだ時はドカハマリしてしまっていました。たしか最終回の次の号で、ファンレターを見開きで載せるという異例の待遇を受けていたので、当時人気あったのでしょう。舞台になった長野県小諸市への、今でいう聖地巡礼をやっている人もネットで見られるくらいだし。
 絵は独特の絵で丸顔サリーちゃん足。教室の掲示板にドサクサに何かメッセージが書いてあるのは当時の「こち亀」とかにも見られますが、流行っていたのでしょうか。
点数は当時は10点今は採点不能です。懐かしさ優先で6点にしておきます。

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[投稿:2011-06-11 04:28:27] [修正:2011-06-11 04:28:27] [このレビューのURL]

 例えば団鬼六さんがフランス書院から本出すとしたらどうなる?的な話、かな?。主人公が超ベテラン官能小説家の爺さん。でもエロの支持層はやっぱり若い人。編集にもゴリ押しされ、自分のフィールドから一歩踏み出した途端に襲われるギャップの嵐。このギャップのレパートリーの豊富さが面白いです。個人的にはギャルゲーのノベライズを受けた主人公の話がウケました。
 絵は、90年初頭くらいまでよく見かけた絵柄、ノリ(主人公を本当にイカみたく描いてたり)ですが、官能小説の挿絵的なものから萌え絵的なものまで引き出しは多い人じゃないかな、と思いました。少なくとも書き分けられないから明らかにアシスタント丸投げだろこれ、みたいな違和感は感じません。

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[投稿:2011-06-11 03:51:27] [修正:2011-06-11 03:51:27] [このレビューのURL]

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