「gundam22v」さんのページ

総レビュー数: 644レビュー(全て表示) 最終投稿: 2010年12月06日

最初表紙と違う絵の下手さに「うわあ」って
なりそうでしたが、総じて続きが気になり面白かったですね。
話が「思い出す」という展開なのは登場人物に推理させるって形式
ではなく、読者への叙述トリック
として良かったと思います。散りばめられた伏線と回収は閉じ込められた少年少女の過去と関連して繋がっていくし、意外性も十分
ありました。最初にこの人物が原因かと思われたのを「嫌それは
違うだろ」と読者にも思い込ませてる
ほどあからさまに否定させて、やっぱりそれだったのかと落とすミステリーらしさもありましたし。
ミステリーと学園モノ的要素が上手く融合した面白さがありました
し、個人の意識世界に閉じ込めるという発想もなかなかでした。
似た雰囲気とトリックが似ていると感じた『another』よりも
話は面白く後味も悪くないです。

欠点は多少上手くはなってもやっぱり絵が表紙に比べると雑
すぎますね。それと少年少女仲間の過去がやたら重いのばかり
です(こういう人達だからこそ仲間として群れてたのかもしれ
ませんが)。

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[投稿:2012-02-17 21:12:27] [修正:2012-02-17 21:12:27] [このレビューのURL]

絵に癖があるのがギャグ漫画系統としてどうかと思いましたが、
途中までは本当に怖い顔なのに天使の心というギャップの
主人公という発想で勘違いネタで惹きつけられました。

画力自体はどんどんあがって格闘や恋愛要素も入った
のは良かったのですが、ギャグや根本が勘違いネタ(「絡む
相手が北野君を悪人扱い→実は良い奴じゃんと誤解
が解ける」パターン)一辺倒
だったのが一気読みだとしつこく感じて飽きて来ましたね。
まあ見てくれの大事さという部分では学ぶ部分もありましたが。

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[投稿:2012-02-17 03:08:36] [修正:2012-02-17 03:08:36] [このレビューのURL]

6点 Another

推理小説家の原作(アニメ化、映画化も決まっている最近話題の作品)を漫画化したもの
らしく、原作未読ですが4巻で良くまとまっているとは思います。
絵が丁寧でときおり入るギャグが無理矢理な気もしましたが、
テンポ欲く続きが気になる感じで進みますし、
ヒロイン鳴も正体分かるまで怖いんですが引きつける魅力
があります。
ミステリー要素が入ったホラー作品という言い方が正確であり、
ミステリー部分については死者の正体、ヒロインは幽霊なのか
など伏線や仕掛けが良く出来ています。
しかし、結局はホラーであり、誰かが一連の事件を仕組んでる
とか推理すると肩透かしを喰らうでしょうし、物語の結末
も26年前の因縁という根本の原因は「そういうもの」で踏み込まないで、「そういうもの」とされる対処療法
でその場凌ぎで幕を閉じてあまりすっきりしません。
まずまず楽しめて及第点ですが、
もう少しミステリー部分に踏み込んで欲しかったなというのが正直な感想です。

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[投稿:2012-02-15 13:47:49] [修正:2012-02-15 13:47:49] [このレビューのURL]

西森先生らしいギャグは相変わらずセンスが良いです。
道士郎の滅茶苦茶レベルの強さ、腕力がない健介がリーダー
となるという発想も面白かった。
打ち切り説も強い全8巻ですが、一応話を畳んだところも
さすがプロです。

一方でヤクザとやり合うレベルに話がなったのでやたら終盤が
重い展開で解決が安易にも見えるようになったこと
道士郎が人間味がないキャラなのと無敵すぎるので
出番がどんどん減ったところ、それに伴って健介に
比重が偏りすぎて成長の域
じゃ片付けられないほど胆力・知力がつきすぎて二人の
コンビ物語とするにもバランスも悪かったところ、
過去2作に比べると仲間周辺の絆(そもそも道士郎と
健助すら怪しい。丁寧なのは恋愛面での健介とエリカ
の方になった)が薄いため健助的「力なきリーダー」像を
自然な形で描くには粗くなったなど欠点が過去
2作よりも巻数の都合もあるが違和感をおぼえる
ところが目立ちました。

全体的には良作の範囲ではあると思いますが、過去2作より
落ちるのは否めません。全8巻なので手頃さはあると
思います。

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[投稿:2012-01-18 02:01:36] [修正:2012-01-18 02:02:14] [このレビューのURL]

原作、アニメはそれなりにブーム巻き起こした
作品です。ホラー系謎解き話という感じで(謎解きにファンタジー
要素がかなり多く、リアル的推理を期待すると裏切られる
のでそこを期待してる人には向いてません)。

キャラは萌えなのに、エグい過去やグロい話など
満載ですが、真に訴えてるものは仲間を信じることなど
王道的、真摯的なのが良いと思います。

平行世界を何度も見せることで、他の世界との関連
を使い、見えないキャラの一面が語られたりや謎が解けるという
非常に面白い構成になっており、他編を読んでいて、興味が持続
します。

その出題編的第一弾「鬼隠し編」なわけですが、アニメの該当部分
をそのまま漫画化したというくらいの出来でとり立てて
語ることはないレベル。絵のキャラデザはアニメ的だけど
並からちょい下くらいの画力。表現はまずまずといったところ。
全体としては合格点だと思います。

ひぐらし初という人にとっては普通に衝撃的なものだと思い
ますので、初めての人は是非読んでみて欲しいです。
アニメで該当部分視聴した人は読まなくても大差ない
と思います。

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[投稿:2011-02-14 07:45:16] [修正:2011-02-14 20:05:56] [このレビューのURL]

出題編第二弾的作品。謎解きしてない内は非常に
怖い作品です。「ケケケケケ」、やラストは特に。

ただアニメの該当部分とそこまでこの編も差がない
ですね。絵はアニメや鬼隠し編よりは上手いという
のはありますが。アニメで視聴した場合は無理に読む
必要はない編だと思います。
未視聴の人にはおすすめです。

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[投稿:2011-02-14 07:50:54] [修正:2011-02-14 07:50:54] [このレビューのURL]

「その定説には疑問がある」が口癖の
通説と違った形で描くマイナー武将の戦国歴史漫画。

絵柄が丁寧で合戦シーンが盛り上がるところは長所です。
通説に疑問を呈するシーンの考察も面白く、
ところどころグッと来たり、
考えさせられるような力のある描写があります。

だが、この漫画が結局弱いのは主人公関連のドラマがつまらない
の一点でこれが大きいです。主人公は史実がやはり
マイナーで全然大した武将
ではないため、この漫画では異常に歴戦の勇者的に持ち上げまく
っています(これだけ頑張るとむしろ秀吉の片腕でないと
おかしいほど)。ライバルにされたキャラは史実は山崎某含めて、
全員無名同然です(山崎は浅井の要みたいにされてて笑ったw)。

主人公持ち上げのために相手を異様に強くしたり、交流を嘘
臭い人情ドラマ入れたりして、有名人物の史実的にやってやろう
という部分に凄くアンバランスに見えてしまうわけです。
ゴンベエの最初の恋人なんて何のために居たの?状態ですし、
それ関連の三角関係の鳥居某とのがまた面白くなくてですね。

主君の秀吉がこの漫画の現時点の主流なので、彼を主役
にして、死後をやるなら次の主君の家康に引き継がせるなど
にして、有名人物を異説により別角度で描くというくらいのが
面白かったように思うのですが(信長、秀吉はこの漫画では通説
的キャラです。家康が男臭いイケ面熱血漢という独自設定なので
こういう感じで、史実を足跡は整合とって切り込むとかで)。

良い漫画ですが、以上の一点が残念です。短編
ではない以上やはり主人公の
選定が長編歴史漫画は特に大事ということを感じます。





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[投稿:2011-02-04 13:14:28] [修正:2011-02-04 21:26:58] [このレビューのURL]

絵の綺麗さ、ロゼッタと
クロノを始めとするキャラ、適度なグロいシビアファンタジー系
が売りの作品だと思います。
長所面は優れており、読んでいて引き込まれます。
ロゼッタの寿命がクロノが戦うほど短くなるという過酷
な設定が緊迫感、悲壮感が出てて良かったです。

欠点は、ギャグが寒かったりところどころセリフが臭く感じたこと、ストーリーがラストの美しさに比べると、よく分からない
宇宙人どうこうがネタバレで、それ以外はありきたりすぎたなあ
ってことでしょうか。特に説明不足がすっきりしませんでしたね。
あまり話が練られているとは感じませんでした。

全体的には普通に楽しめましたが。単行本の価格が高い
のは何とかして欲しかったですね。見た目は良いのですけど。

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[投稿:2011-01-30 16:26:04] [修正:2011-01-30 16:26:04] [このレビューのURL]

史実を題材にしたガンアクション漫画。
史実の伝説的女戦士(アメリカ西部劇時代)
主人公ベル・スタアに興味が持てるだけの作品的魅力があります。

彼女の伝説はほとんど周囲が勝手に作ったものであり、彼女自身は天然の可愛い女性として解釈して描いています。なんだかんだで拳銃の腕はそれなりにありますが。

べル含めて女性キャラが可愛いです。他キャラの取り巻きも魅力的な人物が多いし、その過去や背景事情も描いています。
ストーリーも列車強盗事件をクライマックスにして、作風的にまるで映画を見てるような感じの印象がある作品です。
ハッピーエンドのようで、悲惨なその後の史実をナレーションで
同時に入れたのは余韻があってよかったですね。

欠点としては、ガンアクション描写が丁寧ですが、一方で何がどうなってるかゴチャゴチャしています。

次に人物の数が多く、過去描写が深いですが、誰が誰でどういう事情なのかなど、これもゴチャゴチャしたり、説明不足も多かったです。

今思い出すと欠点の方を思い出して、読んでてストレス溜まりましたが、終わって見れば楽しめた全3巻の纏まった作品だったなと思います。

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[投稿:2011-01-25 04:30:38] [修正:2011-01-25 04:30:38] [このレビューのURL]

作者のヒット作『めぞん一刻』と似ている雰囲気の作品だと思います。。ただそれ故に二番煎じ的な
パワーが落ちたなというのをキャラ個性にしろ、
ギャグにしろ、シリアスにしろ、色々な箇所に感じず
にはいられない出来だと思います。

特にヒロインのキャラがまんまめぞんの響子さん、主人公も五代とやや被っているのは痛かったと思いました(常に
好意をヒロインにアピールしている点は畑中が上。五代の方が
もっとやる時やる生真面目さは上など違いはありますが)。

連載当時人気が出ずに、この巻数で終わったのはその辺
が大きな要因ではないかと思います。

しかし、めぞんからの良い意味での高橋作品青年誌の雰囲気
は再現されていますし、ヒロインがシスターで恋愛することへの
葛藤やボクシング世界を舞台にするなど興味を持たせるだけの内容
はあり、人魚シリーズと並び高橋作品の隠れた名作的に噂されていた理由も分かる気がします。

テンポ良く話はすすみ、全4巻で短いわりにすっきり締めた結末でまとまっているので、良作の部類であることは間違いないです。

高橋作品との相性を調べるために入門編的な本を探している人、めぞんが好きで高橋作品で似た雰囲気の作品をさらに読みたい人には特に薦めたいです。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2011-01-22 05:36:43] [修正:2011-01-22 05:36:43] [このレビューのURL]

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