「gundam22v」さんのページ

総レビュー数: 644レビュー(全て表示) 最終投稿: 2010年12月06日

三菱財閥の創始者で成り上がりの岩崎弥太郎を主人公に据えた異色の作品。主人公だけにどの作品に出てくる弥太郎よりも破天荒かつ魅力的に描かれていると思います。三菱の歴史も分かって勉強になった部分もあります。創業期はこんなに大変だったんだなと。
同じ土佐藩出身で主人公になることが圧倒的な坂本龍馬とは関係者が違って、吉田東洋など悪役そのものな描き方なのが、こちらでは真逆になっていたりして人間の二面性に触れられる部分もありました。全4巻でまとめていますのでお薦め出来る作品です。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2014-11-05 02:04:43] [修正:2014-11-05 02:04:43] [このレビューのURL]

[ネタバレあり]

ボーイ・ミーツ・ガールの王道少年バトル漫画としてテンポ良く話が進むし、全10巻(読み切り飛ばすと9巻半)で話を畳んで良く出来ていた方ではないかと。画力がそこそこ高いですし、先が気になる引き、能力バトルの駆け引きあり。主人公が自分は偽善者かもと悩むことに意義があったのは良いと思います。ただ個性ある蝶野やヴィクターのような敵役が可哀想な面が強調され最後にあっさり和解してラスボスになり得なかったのが、盛りあがりを欠いたなとの思いはあります(蝶野なんてご都合的に人間達にアイドル的に受け入れられるというおかしな終わり方ですし)。最後は巨大な敵を倒すという終わり方であって欲しかったなと。目立った要素はない作品ですが、総じて同作者で有名な「るろうに剣心」よりはイライラすることもなく、中だるみ感なくすっきり終わるので良いのではと思いましたが。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2014-09-04 02:13:19] [修正:2014-09-04 02:13:19] [このレビューのURL]

現在男女コンビでミステリーをやっている多数の作品の原点になっているであろう漫画。30年前とは思えないほど現在にも通じる人間の本質問題に切り込む人情描写は秀逸かと。一話完結なのも良いと思います。良い感じで飄々としたおっさん主人公(推理を微妙に外すことがままあるのもこの手の作品じゃ珍しいので驚く)と年下ヒロインコンビの微妙な距離感恋愛が入ってるのが楽しいです(勝ち気で小悪魔的なヒロインがかわいい。本当はおっさんに真剣に惚れてるんだけどなかなか明確には出さない)。ただ話題がエロに偏ってる感じがするのと犯人が証拠がないのに自白をすぐにしてしまう等粗もそこそこ多い、地味な展開で一話完結で出来不出来があるという点が弱点でしょうか。それでも全体的には楽しめました。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2014-09-03 15:04:08] [修正:2014-09-03 15:04:08] [このレビューのURL]

前回唐突な終わり方から始まる第二部。前半のゴルフ、100枚ポーカー、ビール勝負と前回とほぼ変わらないか、前回終盤よりはむしろ面白いのではというスタートだったのですが、後半宝探し編からの引き伸ばしだけが残念です。この話自体は絞れば面白いと言えるもので後味も良いのですが、とにかく中だるみが酷く推理もこじつけレベルが連発。こんな意味なく二転、三転、四転する暗号を出して助かりたくないのかと喜十郎を疑うほど。何気に今後への伏線を貼って一区切りしたところで終わったので、今度は命張るギャンブル勝負に戻り、テンポ良く進んですべてが完結する第三部に期待します。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2014-08-26 08:22:53] [修正:2014-08-26 08:22:53] [このレビューのURL]

全体的に練られた物語だったと思います。全1冊ですが
盛り沢山と言った緊張感がありました。オチが読めるかどうか
が鍵ですが個人的には終盤に気付いたくらいだったのでそこも
どんでん返し系で楽しめました。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2014-08-16 14:39:08] [修正:2014-08-16 14:39:08] [このレビューのURL]

ドラゴンボールで超有名な鳥山先生読み切り最新巻。
DR.スランプ的な作風の宇宙人襲来話。
全1巻で最初から大きなことしようとしている訳でもないから、
それ考慮する分には面白かったです。ギャグを狙ってるようなシーンよりもさりげない会話シーンで笑えるのがありました。
最後はドランゴンボールと上手く繋げる意外性もあり個人的には
良かったと思います。最後の読み切りもアニメで感動したバーダック像とは違いましたが、原作者製作が見られたというのも価値
があります。ただ絵がどうしても人物がガリガリで頭身が変に感じたりしてそこに違和感が否めなかったです。背景も粗かったシーン
がありました。全盛期の画力で描いてくれたらさらに良かったとは思いました。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2014-08-04 03:24:29] [修正:2014-08-04 03:24:29] [このレビューのURL]

6点 HOTEL

SF短篇集漫画。画力はかなりあると思います。「全てはマグロのためだった」が良いですね。抜けている出来かと。
SF、ギャグ、メッセージ全てが凝縮されてる良短編です。ただ他はこれより落ちて読めるかなくらいだと思います。全体的にそこそこは楽しめました。全1巻ものなら薦められる出来だとは思います。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2014-06-16 23:28:10] [修正:2014-06-16 23:28:10] [このレビューのURL]

『吠えろペン』シリーズ同様にホノオ燃が主人公ではあるが、
作者の自伝的要素が強い漫画家になるまでの物語。11巻まで読了。

『吠えろシリーズ』と違い関係者がほぼ実名なため有名な庵野監督はじめガイナックス関係者の青春時代や80年代当時の漫画、アニメ有名作品についての凄さが分かったり勉強になります。
漫画、アニメなどが好きなら知っておけば、今ある作品への見方も違って来るほどです。ギャグを交えて鋭い分析も健在ですし、そこは堅苦しくなく読めます。

ただ主人公が『吠えろペン』シリーズに比べると前日談のため未熟な面が強く、その上やたら偉そうでイライラします。それがダラダラ続きが話が遅いのがマイナスです。これ読んで『吠えろペン』シリーズ読むと同じ人物なのにホノオがやたら格好良く見えてしまうほど。まだまだ完結までかかりそうですが、もう少しペースをあげて漫画家になれるまで描き切って欲しいです。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2014-03-26 12:13:28] [修正:2014-03-26 12:14:38] [このレビューのURL]

6点 水域

アニメで「蟲師」が好きだったので購入
蟲師の中でも蟲が起こす現象としているものを龍神が
やったと置き換えれば似た雰囲気の話もあり、なんとも
言えない切ない気持ちにさせてくれる、それでいて
少し救いも感じさせるという
長編エピソードという感じです。先が気になり一気に
2巻読みきれるだけの面白さはありました。
ただ蟲師の方がギンコ
のような主人公兼解説役兼導き手がいる、蟲
という明確に世界観を作っているものがあるだけに個性と派手さ
はどうしても勝っているのは否めませんが。作者自身一話完結の
方が向いているのではという印象も感じました。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2014-01-21 01:42:27] [修正:2014-01-21 10:42:17] [このレビューのURL]

「笑うセールスマン」辺りが原形であろう
不思議な人物が便利な道具を人間に渡してその顛末を描く物語。

主人公ロマがクールな美少女だったり、彼女の正体が主軸の謎になっている、ハッピーエンドの分量もかなり多い
ここら辺で違いが出せている辺り隠れた佳作だと
思います。

良い作品ですがもう一つパンチが欲しかったですね。
結局はバッドエンドの方が話が面白かった感じだったからもっと
そっちの分量増やした方が良かったかと(ハッピーエンドは
こう転んだかよりも肩透かし感が拭えないのが多かったです)。

画力、キャラデザ
は良いのですが絵が時々崩しを超えて安定してないなと
感じる粗さがあったのも残念です。
全5巻で綺麗に終わっているところは好感が持てます。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2014-01-12 01:27:23] [修正:2014-01-12 01:27:23] [このレビューのURL]

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