「gundam22v」さんのページ

総レビュー数: 644レビュー(全て表示) 最終投稿: 2010年12月06日

QEDとややキャラが似てるな(主人公、R、ヒロインは読んだら
すぐに気付くと思う)というのはあります。
しかし、推理系だけじゃなく、冒険要素、アクション要素(格闘シーンはあまり上手くないですが)を加えて、続き物話として10巻で世界レベルの話になり、伏線も回収しているなかなかの作品かと思います。
加藤先生の作品で「QEDは長すぎるからとりあえず」、
「大きなストーリーもある話が見たい」と希望する人には
格好の作品だと思います。

ただ個人的に、主人公が途中からRになった位影が薄くなったのと、ヒロインも途中から同様にアイエネスになったような感じで、主人公&ヒロイン交代のような格好になったのは、「少年よ冒険せよ」というキャッチフレーズの漫画としては、残念だったような気がします。



ナイスレビュー: 1

[投稿:2010-12-15 01:56:36] [修正:2010-12-15 01:56:36] [このレビューのURL]

天才でスーパーエリートだけど活動は全くしない、
引き篭もり気味主人公と勘は良いけど、頭はあんまりで活動的
なヒロインが、良い具合にコンビを組んで事件を解決
する推理漫画です。

他の推理漫画と違い、殺人だけじゃない事件と殺人の両方が半々くらいあって、従来の殺人事件ばっかりという話とは違います。

そして、トリックなど話の運びが上手く、「これはないだろ」というオチが少ないのも特色です。
毎回作者が博識なためその手の知識が自然と筋に盛り込まれており、読んでてタメになります。

不思議とこれだけ長く続きのにマンネリが薄いです。飽きさせないように工夫があります。

欠点はコナンや金田一少年と違って、作風のためかインパクト
にやや欠けるところでしょうか。作者の理系的な知的さが淡々とした印象を与えているような気がしないでもないです。
あと初期の絵はさすがに低く雑さがあります(すぐに洗練されて
行きますが)。

基本一話完結でどこからでも読めると思いますし、コナン、金田一
少年に比べても完成度では上ではないかと思えるほどなので、
知らない人には是非読んで欲しい作品です。




ナイスレビュー: 1

[投稿:2010-12-15 01:47:42] [修正:2010-12-15 01:47:42] [このレビューのURL]

作者本人すら飽き飽きする引き伸ばしはありましたが、それでも
質の維持に粘って、落ち気味程度で完走した凄い作品だと思います。

やはり絵柄が良いですね。丸みを帯びた親しみ易い絵柄ですし、
それで画力が高くて、絵の見易さすらあります。
バトルは迫力満点でもあり。初期のギャグ冒険からバトル漫画
に移行しますが、読んでいる時は違和感感じなかったですし。

後付け設定も連発ですが、初見なら斜め上を行くのが多くて、
「もう詰んじゃったな・・・」と何度思っても、それを切り抜けさせる上手さも凄いです。これによって次回が気になりましたし。
後付けに関しても、悟空、ピッコロの正体など上手く繋げたな
と思われるものも多いです。

他の漫画色々当たって、ドラゴンボール読み返すとその凄まじさ
が改めて分かるような気がします。売り上げは絶対的指針でないと
思いますが、この作品はそれが作品の良さそのものに直結している
と考えても良い作品かと。




ナイスレビュー: 7

[投稿:2010-12-14 01:30:19] [修正:2010-12-14 01:30:19] [このレビューのURL]

狂った御伽噺を「正す」というテーマだったのに、
いつの間にか作者の独自持論で「こうあるべき」に改変
して、これも狂わせたままにしてしまうという酷い
話だと思いました。

主人公は不良(カツアゲ、自転車倒しなどの悪行)なのに説教臭いこといつも言って、「お前は何なの?」っていう自己中心的タイプ
の人間ですし、ヒロインの男取替えまくりで主人公の気を引く、
役に立たない・空気読まない馬鹿という設定も嫌です。

基本設定も、御伽噺の人物はあくまで演技としてなのか、その作中をその役で生きているのか、という
根本すらその人・その人で設定されて
おり、それで物語を展開するので矛盾や疑問がどんどん出ます。

話も巻数の割りに一向に盛り上がって来てませんし、現時点の点数はこんな感じで。

ナイスレビュー: 2

[投稿:2010-12-12 04:24:22] [修正:2010-12-12 04:24:22] [このレビューのURL]

場面、場面の盛り上がりは凄まじい作品だと思います。
絵もクセはありますが、迫力や丁寧さなど素晴らしいですし。
伏線が多く、貼り方と回収も上手いです。
フランシーヌ本人、その人形の過去などの物語
の舞台裏、真相の判明描写には驚きました。

しかし、大人的な鳴海パートに比べると、
子供的な勝パートが面白くなくて、
サーカス団のノリやギャグが滑りまくってたような気がします。
そして、最終的には勝が主人公で鳴海が脇役にような扱い
になったのが残念です。勝が悪いってわけじゃないですが、
鳴海に比べると面白み、深みに欠ける主人公な気がしました。
その勝関連での黒賀村辺りからの中だるみも激しかったと思います。
まあ、なんだかんだで話を纏めたところはさすがでしたね。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2010-12-12 04:12:27] [修正:2010-12-12 04:12:27] [このレビューのURL]

北の魔王を倒すという目的で初志貫徹した冒険漫画
として、全体としてなかなかの出来だと思います。
キャラの魅力も上手く描けています。外道勇者
という珍しい主役でもありますし。
ギャグの切れがなかなか凄く爆笑する場面もありました。
シリアスはなかなかブラックな話が多いのですが、
それが清涼剤になります。

ただ短所は以下の点に感じました

・絵柄が変遷しますが、途中からの方が顔が逆三角形
 になって、おかしく感じました。前半の方が古臭さはあって
 良いと思える少ない作品です

・中盤以降ギャグが滑って、バランスが悪くなりますし、入れる
 場面も強引かつしつこくなります。それ読み飛ばそうにもギャグ
 からシリアスに伏線的につなげるから、ますますキツい

・ヴォーカル、サイザーなどの話で、「もう良いよ
 。次行こうよ」的な中だるみする

ただし、終盤はギャグを切り捨てて、うって変わって盛り返して、
綺麗に締めます。終わりよければ全て良し的に読後感が
良いのは大きいですね。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2010-12-12 01:28:14] [修正:2010-12-12 01:29:13] [このレビューのURL]

読んだ時は楽しめた記憶があります。
特に前半は優れた短編が多く、感心しましたし、
記憶に残ってる話も多いです。

ただ中盤以降からキートン自体が一般人に凹られて、
やられたり、能力の低下が著しく、仕事よりも
人情話が増えた辺りダレちゃったなという感じもします。
ここら辺は話自体を忘れがち

終盤はそれまでの話を上手く纏めて、綺麗に結論
を出した辺りには盛り返しを感じました。
ここは他の浦沢作品には少ないですね。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2010-12-12 01:17:10] [修正:2010-12-12 01:17:10] [このレビューのURL]

最初はギャグ漫画テイストなのに、終盤はそれ土台
からひっくり返すような欝展開になります。
なかなか衝撃的な伏線回収もありました。
ルミちゃんの正体など。
謎がいくつか残りました(散々見張ってた敵方
スパイ女はなんだったのか、坊さんの正体、
最後の死んだ人間と似た人達)が、上手く纏まった
良作だと思います。

絵が安定してるのと、テンポが良く、ギャグの切れ
もそこそこで読み易いという印象があります。

結局全部ラスボスの掌の上で、彼の思うがままってのは
、ちょっと後味悪かったですし、主人公にとってのラスト
は自分で悟って決めきったわけでもない結末というのも
辛いですね。

ただ、ヒロイン的位置の女の子(ロボットですが)レミィの
存在が救いになりました。外見、勝気だけど優しい性格
も可愛いですし(女の子の絵柄が特に作者は上手いです)。
あまり知名度なさそうですが、おすすめしたい作品です。


ナイスレビュー: 1

[投稿:2010-12-12 01:11:22] [修正:2010-12-12 01:11:22] [このレビューのURL]

主人公死亡、交代・大衆心理
批判などところどころ盛り上がる感じは出ていた
作品で丁寧に描いてたのは好感が持てます。
絵も綺麗ですし。

一方で、「ここ日本だよね?」という無法状態への違和感
や最後の結論が大衆への批判のみで終わったこと(犬飼
という人物の危険性を1部主人公はあれだけ語って、
彼の失脚を狙っていた筈。2部主人公の結論はそれを
台無しにするようなものだったと思います)、終始
バイオレンスなバトル調漫画でもっと起伏が欲しかったこと、
など短所や納得出来ない点も散見して、どうも入り込み切れなかった
作品でした。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2010-12-09 22:42:02] [修正:2010-12-09 22:42:02] [このレビューのURL]

社会的知名度、影響の方も凄まじい料理漫画です。
初期は驚くほど面白かったですね。20巻台までくらいも
かなり面白かったと思います。
話、キャラ、個性、勢い、名言など全て揃ってましたし。
この辺読み返すと凄い作品だな、これだけ話題になるな
というのも分かるんですよ。

しかし、30巻台くらいから中だるみし出して、
山岡、栗田さんの主人公・ヒロインコンビの結婚で終わって
れば良かったのに・・・とつくづく思います。
もう雄山とも和解したも同然です。

ここからは延々と料理知識だけ垂れ流して、同じパターン
で、物語的目的なども皆無の話が延々と続きます。
大人気作品だからなかなか切れなかったのでしょうが、引き際
も大事ですね。ある程度引き伸ばしは仕方ない
とは思っていますけど、それでも限度が…。

途中までは9、10点あげても良い作品ですが、これが響いて
減点します。ただ途中までの功績、面白さは事実なので、それなりの点数で全体は評価しておきたいです。
今から読む人にもおすすめしたい作品ではありますから。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2010-12-09 06:07:58] [修正:2010-12-09 06:07:58] [このレビューのURL]

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